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徽宗皇帝のブログ

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悪に対する寛容さという悪

「人生は冥土までの暇つぶし」というブログから転載。
竹中と一緒に日本の経済構造(雇用構造)を破壊し、労働者(特に若者)の生活や人生を泥沼化させた小泉の「犯罪」はいくら糾弾してもし尽くせないが、その犯罪者小泉が絞首刑にも遭わず、人民によるリンチで逆さ吊りにもされていないところに、私は日本という社会に対する絶望的な気分を感じるのだが、そういう人間はあまり多くないのだろうか。
その小泉が「脱原発(原発即時停止)」を言い出したというだけで、ネット上ではヒーロー扱いである。その小泉とタッグを組んだ細川もどうせ小泉の同類だろう、と私は思う。
日本人は何事によらず「水に流す」のが好きだが、こうした「悪に対する寛容さ」は、それ自体が大きな悪である、と私は思う。自分で悪事を為す方は、それでも自分の悪事を悪だと認識し、いざという場合の処罰に対する覚悟はあるから、ある意味、男らしいが、「悪を許容する」という悪を為す方は、それで自分を「優しい人間だ」とか、「心の広い人間だ」と考えて自己満足に耽るのだから、やりきれない。

最近は、「正義は相対的なものだから、正義を声高く言うのは好ましくない」という風潮がはびこっているが、そういう風潮も悪を助長し、悪を為す人間たちに都合のいい社会を作っていっているのではないだろうか。

「いや、悪に対して寛容なのではなく、権力を恐れているだけなのだ」という意見もあるだろうし、それも大きな原因だろうが、日本社会が「(上位者の)悪に対して庶民が寛容である」ことは事実だと思う。こうした社会風土を問題視し、変えていく努力が、これからの人間には必要なのではないだろうか。


(以下引用)



暗黒時代を生きる若者 2



半年ほど前、「暗黒時代を生きる若者」と題する記事を書いたが、今日はそのパートⅡである。

昨日、NHKのクローズアップ現代「あしたが見えない ~深刻化する“若年女性”の貧困~」を見た。一緒に同番組を観ていた下の息子に、「父の若い頃は、正社員で入社するのは当たり前の時代だった。そして、しっかりと人生設計を立てることもできた時代だった」と、明るい未来を誰もが描くことができた1970~80年代の話をしたところ、「どうして正社員になるのが困難な世の中になってしまったのか」と問うてきたので、現在都知事選で細川候補を応援している小泉純一郎が、日本に対して行った悪業の数々を簡単に説明した。現在、彼は島地勝彦関連の本や、、『ヴラジーミル・プーチン』(石郷岡建)といった本に目を通している最中だが、読み終えたら堤未果の著した『貧困大国アメリカ』(岩波書店)を手渡すことにしたい。

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それにしても、同番組に登場した19歳の女の子の悲痛な叫び、「未来に希望が持てない」に胸が痛む。残念ながら、今の日本は「将来に希望のもてる若者を育てている」とは到底言い難く、亡国に向けて驀地に突き進んでいるのが現実だ。


(付録)*私がよく見る「迷スカウトツィッター」という、主に野球関連の話が多いツィッターから転載。生活保護家庭で月に30万円近くの支給を受け、子供二人には習い事をさせている、という女性の話を聞いて、生活保護批判者には批判的な立場の私もいささか複雑な気持ちになったことがある。蔵建て男氏の言うとおり、一般労働者が生活保護の受給額より稼げる社会にならないとおかしいだろう。(その女性にはおそらく病気で働けないとかの事情はあるのだろうから、これだけで生活保護批判をするべきでないのはもちろんだ。ただ、子供の習い事について、「子供に劣等感を持たせないため」とその女性は言っていたが、これには私は首を傾げたものである。他の子供と同じように習い事をしないと子供は劣等感を持つものなのだろうか。また、こうした「劣等感」ははたしてマイナスにしかならないのだろうか。昔なら、それはハングリー精神というものに育つものだと考えたと思う。)


  蔵建て男 @kuratateo 1月27日

  1. やはり一般労働者が、生活保護の受給額より稼げる社会にはならないと(受給額を下げろと言っているわけではない)。

   1月27日


  1. 農薬混入した人は、時給900円・月に手取り12万ぐらいですか・・・  介護の世界の話に似ていますね(汗)









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