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徽宗皇帝のブログ

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想像を絶する汚染が広がっている?
雁屋哲のブログから、彼が福島取材に行った時の経験談を転載する。行った時期は今年の11月頃のようだが、福島の漁業は完全に崩壊し、再起の道は立っていないことがわかる。それも当然で、今でも福島原発の汚染水は海に垂れ流されているはずだ。「報道されない」ことは「存在しない」ということではないのだ。
そして原発から発生する放射能は空中にもどんどん放出されていることが、下記記事からも分かる。福島原発の方向から風が吹くと一気に放射線量計測計の数字が跳ね上がるのはそれを明らかに示している。
福島という一つの県を壊滅状態にしておきながら東電や原子力関係省庁はそれに対してまったく責任を取っていない。これがこの日本という国の在り方だ。
雁屋氏のブログだけでは「素人の言葉など信じられるか」と考える人もいるかもしれないので、京大小出准教授のコメントも補足引用として掲載しておく。
春になると風は東風が多くなる。そうすると福島原発の放射性物質が関東から中部地方まで運ばれることになるだろう。子供を持っている家庭は、今からでも関東地方からの脱出を考えたほうがいいのではないだろうか。

(追記)今朝のグーグルニュースでも福島原発の使用済み燃料プールの水位が低下しているというニュースがある。放射能汚染水が地下水に流れ込み、海に流れ込んでいるのは確実だろう。もはや関東近辺、いや日本近海で獲れた魚を食べるのは自殺行為であると言える。まあ、私は食べるけどね。魚、好きだし、この世にそれほど未練は無いし。しかし、放射能汚染水排水による海洋汚染は「人類への犯罪」であるとは声を大にして言っておく。

(以下引用)

この写真の一番右の海に少し見えているがここの磯が宝の山だったのである。
こんな近くの海に潜るだけで、豊かな漁獲量を得られたのである。
それが、今は海に出ることも禁止されている。
常に海上保安庁が目を光らせていて、ちょっとでも海に入ると、捕まるのだそうだ。
ここで、何十年もウニとアワビ漁で生計を立てていた、漁師の方二人とお話を伺ったが、一体どうしたらよいのか、分からないと、力を失っていた。
しかし、ここで体験した放射線量が、今回最悪の物だった。
浜辺で、ウニ、アワビ漁師の方にお話を伺っている間中、6.5μSv/h
を下回ることがなかった。
全く、気が気ではないのだが、その方たちはもうなれてしまっているのだろう。
高線量を気にすることがないのだ。これは恐ろしい。
上の写真、前方に煙突が見える。
東電の火力発電所で、この背後に、福島第一原発がある。
驚くべきことに、この方面から風が吹いてくると、空間線量が突然上がる。
6.65μSv/hから、いきなり7.65μSv/hに上がる。
これには仰天した。
お話を伺っているときに、その方々は、もうなれきった樣子で「風向で線量が変わるんですよ」と言った。
風向きで線量が上がるとは、今も、福島第一原発から、日常的に大量の放射性物質が放出されていることの証拠である。
ついでに、灯台下の砂の吹きだまりでは、1.5μSv/hを計測した。
なんと言ったらよいのか、言葉もない。
さて、今回の報告は、ここまでにしておこう。
これが、震災後8ヶ月の福島の浜通りの実状である。
つまるところ、原発である。
事故後九ヶ月経った今も、福島第一原発は、毎日大量の放射性物質を放出し続けている。
結局、福島、なかんずく、浜通の復旧、復興は、福島第一原発の今後にかかっている。
既に汚染された海域をどうすればよいのか。
原発事故直後心配されたことが、8ヶ月経って、予想されたより深刻になっている。
今のところ、誰も回答を持っていない。
次回、来年の、5月、6月に取材に行くときには、少しは復興の方向に向けたことを報告できるようしたいと思う。


(補足引用「東海アマ」ツイッターより転載)


cmk2wl cmk2wl
小出裕章12月 猛烈な汚染をじつは福島県を中心として東北地方関東地方に広げているのです。その事の大変さというのを政府や東電が正しく言わないが為に、みなさんはもう事故が終息した、たいした事ないじゃないかと思ってしまっているのですが、私から見ると想像を絶するような汚染が広がっています
12月31日

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