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徽宗皇帝のブログ

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愛国心があるなら、自分が原発事故現場で働け
「スロウ忍ブログ」から転載。
ネット規制法の成立といい、橋下の右翼政策といい、原発事故や地震津波騒動にまぎれて、「火事場泥棒」的にいかがわしい法律や政策がどんどん進められている感がある。
ヒトラーの台頭の事例からも分かるように、国民が疲弊している時には強権的手法の政治家が台頭し、彼らは「国民の敵」を作ることで国民を味方にし、権力を握るのである。
ヒトラーの場合は「ユダヤ人と共産主義者」を国民の敵とした。
橋下は「下っ端公務員と左翼教員」を国民の敵にしようとしている。河村や石原も似たようなものだ。左翼=共産主義でもないが、人々の認識はそうだろうから、ヒトラーも橋下も左翼を敵としている点では同じである。
これにマスコミが乗れば、橋下ヒトラー総理誕生はあっという間だろう。
しかし、なぜ右翼は「愛国」を旗印にしたがるのか。「愛国心とは悪党の最後のよりどころである」とは、悪党が愛国を売り物にして自らの欲望を実現しようとすることだろう。しかし、その戦略はいつの時代でも馬鹿な国民をうまく騙すのである。



(以下引用)


2011年06月22日
橋下徹大阪府知事の「大阪維新の会」が今度は愛国心教育を盛り込んだ改正教育基本法を決議提案。急速に右傾化する大阪府。
大阪府の橋下徹知事が代表を務める地域政党「大阪維新の会」の大阪市議団は昨日(2011年6月21日)、今度は愛国心や公共心育成が盛り込まれた改正教育基本法と新学習指導要領に沿って中学校教科書を採択するよう求める要望書を今月中にも市教育委員会に提出するとのことである。

 橋下維新「自虐史観でない教科書を」 大阪市会で決議提案へ
 産経新聞 6月22日(水)15時47分配信
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110622-00000562-san-soci

 大阪府の橋下徹知事が代表を務める地域政党「大阪維新の会」の大阪市議団は21日、愛国心や公共心育成が盛り込まれた改正教育基本法と新学習指導要領に沿って中学校教科書を採択するよう求める要望書を今月中にも市教委に提出する方針を固めた。同じ趣旨の決議案を9月定例市議会にも提出する方針。

 市議団幹部は「新学習指導要領に基づく検定に合格した教科書にも、依然として一部自虐的な内容がみられる」と指摘。「新しい歴史教科書をつくる会」のメンバーらが執筆した自由社の教科書や、同会から分かれた「日本教育再生機構」のメンバーらが執筆した育鵬社の教科書を、「最も改正教育基本法の趣旨に沿った内容」としている。


「大阪維新の会」は以前にも国歌斉唱時の教員起立を義務付ける条例案を提出し、府議会はそれを可決している。

 http://surouninja.seesaa.net/article/200985813.html

自虐史観でない教科書作りには賛成するが、かと言って愛国心を国民に押し付けるのは如何なものかと思うよ。

抑々(そもそも)愛国心というものは、誰かに押し付けられるものではなく、国民の心に自然と芽生えるものだ。それを押し付けなければならないということは、日本が国民にとって魅力の無い国家だと言うことの表れである。

橋下徹と大阪府が急激にネトウヨ化している事には十分注意が必要である。橋下は脱原発を掲げているが、アレはポピュリズム政治家お得意の空気を読んだパフォーマンスだと俺は見ている。小泉純一郎の掲げた「公務員改革」みたいなもんだな。

市場原理の中で生かさぬように殺さぬように飼育されている都市住民の心には、右派勢力が付け入る隙が多く存在している。都市部の住民は生活が苦しくなると右傾化する傾向にあり、右傾化した住民が為政者に都合よく利用されて捨てられるのは歴史の必然である。

大阪府の橋下徹知事の他にも東京都の石原都知事や名古屋市の河村たかし市長なども皆要注意人物と看做している。

特に河村たかしの主張する政策は、一歩間違えればかなり危険だと思うよ。彼の唱える「減税」は、結局は貧困層を追い込んで富裕層を利するだけだし、「公務員改革」にしても、皺寄せを下っ端公務員や契約職員に押し付け、公務員の異常な昇給制度を温存している様では何も意味が無い処か、公務員の既得権益を増幅させるという皮肉な結果さえ招きかねない。

東京・大阪・名古屋などの大都市部において、小泉フィーバー再来の悪寒がしているのは俺だけだろうか。

世の中が右傾化する事で搾取されるのは、結局のところ底辺の一般国民だよ。


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