「スプートニク」から私が興味深いと思う記事をいくつか転載する。どれもごく短い記事なので読む人の負担は小さいと思う。で、たとえばマクロンに検察の捜査が入ったというニュースは、マクロンがこの前、米国のウクライナ紛争に対する姿勢(欧州の受ける不利益)に言及したことと関係があるのではないかと思う。私はマクロンという人間を根本的には信じていないが、あの発言はなかなか勇気ある発言だったと思っている。(下の記事の「関連記事」で読める)
ウクライナ戦争でのウクライナ側の使っている傭兵の国籍もなかなか興味深い。外国兵士の中には単なるテロリストも多い(増大している)という情報もある。まあ、ロシア側も服役中の囚人を兵士にしているという話もあるので、どっちもどっちかwww
経済的観点からは、最初に載せた記事も重要で、西側諸国はこの事実を無視しているのか、気づかないのだろう。つまり、馬鹿の集団。
これらのニュースは、日本(西側)のマスコミがほとんど取り上げないものだろう。
なお、「虫瞰」は辞書には無い言葉だと思うが、もちろん、虫の目で眺めることである。世界を複眼で見ることができればなお結構だ。
(以下引用)
欧州はロシア産天然ガスの代替を求めているが、核燃料の供給国については「忘れている」
ロシアがウクライナで特別作戦を展開する中、欧州諸国はロシアの天然ガスを「排除」することに必死になっており、原子力発電に望みを賭けている。英紙「デイリー・エクスプレス」が、このように報じている。同紙によると、ロシアとカザフスタンは世界で供給される核燃料の約42パーセントを占めている。
英サセックス大学科学政策研究ユニット(SPRU)のポール・ドーフマン教授によると、原発は国内のエネルギー不足の解消に役立つと主張する欧州の政治家は、欧州連合(EU)のウラン輸入量の20%がロシアからであることに「言及することを忘れている」という。ドーフマン氏は、もしウランの供給が削減される可能性があれば、それはエネルギー価格が再び高騰することの引き金になり得ると
指摘している。
米紙「ザ・ヒル」は13日、欧州では、ロシアからの核燃料の供給をめぐって
論争が起きていると報じた。この件について同紙は、「最近、ポーランド、アイルランド、エストニア、ラトビア、リトアニア、ドイツが、ロシアへの資金提供を避けるために、ロシアの核燃料の輸入を禁止するようEU に勧告したとき、ハンガリーとフランスは吠え、ブリュッセルは目を閉じた」という表現で伝えている。
スプートニクは先日、
米国で開発中の小型原子力発電所は、ロシア産ウランに完全に依存する可能性があると報じた。その開発中の原子炉は、高純度低濃縮ウラン(HALEU)を必要としている。HALEUは、ウラン235の濃縮度が最大20%のウラン燃料のことであり、HALEUを製造しているのは、ロシア国営原子力企業「ロシアトム」傘下の「テクスナベクスポルト(TENEX)」のみである。
仏検察、マクロン氏政党事務所を家宅捜索 大統領選の費用、米コンサル会社との癒着疑い
フランス・パリの検察当局は、エマニュエル・マクロン大統領の政党「ルネッサンス」の事務所を家宅捜索した。大統領選挙戦での不正支出や米コンサルティング会社との癒着が疑われているという。14日、現地テレビ局BFMTVなどが伝えている。
BVFTVなどによると、
家宅捜索は13日に行われた。政党側は「捜査に有用などんな情報でも提示する」としている。また、捜索はマクロン氏との癒着が疑われている米コンサル会社「マッキンゼー」のパリ支店でも行われた。
これに先立つ11月、検察当局はマクロン氏に対する捜査を始めたと明かした。検察はマッキンゼー社がマクロン氏側に不法な資金提供を行ったと疑っている。検察はマクロン氏とマッキンゼー社の関係を調べる方針。
マクロン氏本人は捜索について報道で知ったという。マクロン氏は2017年の選挙戦に際して、「誰からもメールや電話を受けていないことは何度も確かめている」と関与を否定している。
ウクライナではどの国の傭兵がもっとも多いか=ロシア国防省
ロシア国防省が発表したウクライナの外国人傭兵数のデータによると、戦闘地域にいる外国人傭兵の多くはポーランドからだった。
ロシア国防省は、各傭兵のウクライナでの滞在を記録および監視している。
公表されたデータによると、ウクライナではポーランドから来た戦闘員の数が最も多くなっている。特別作戦開始以来、ポーランドからウクライナに到着した傭兵は1835人で、そのうち544人が死亡、347人は帰国、944人が現在も活動を続けている。以下、カナダ(605人が参加、239人が現在も活動)、米国(それぞれ544人、89人)、英国(429人、198人)、グルジア(368人、91人)と続く。
この他、公表されている情報では、ウクライナには日本から1人、中国から1人、韓国から13人の傭兵が存在している。
7月上旬、ウクライナで活動した日本人の傭兵が帰国したというニュースが
日本のマスコミを賑わせた。彼は、福島の30代男性ということだが、この人物が日本の傭兵なのかどうか、正確な情報はない。
ロシア国防省は、ロシア軍は「すでにウクライナへの入国準備の段階」で、外国の傭兵を特定していると強調した。
コメント