改悪であり、ある種の陰謀すら感じる。

「鎖国」は無かった、とすることで、日本はもともとグローバルな国だったという印象を強めるつもりだ、というのは邪推か。「完全鎖国」ではないにしても、日本が「海外からの侵略」に対して警戒的だったことは明白な事実であり、それを表現する「鎖国」という言葉が無くなれば、それに対する言及も、次の世代（新教科書で育った世代）には無くなっていくだろう。

「聖徳太子」を「厩戸王」に変えるのは、悪意や陰謀ではないにしても愚かな変更である。「聖徳太子」なら小学生でも書ける漢字だが、「厩」という、人生で使う機会のほとんど無い漢字を誰が苦労して覚えるものか。大人でも、この漢字が書ける人間は競馬界（「厩舎」という言葉がある。）の人間だけだろう。なぜ子供にそんな負担をかけ、歴史嫌いにさせるのか。仮に、そのように変えるなら、「後世では聖徳太子と呼ばれた」と補足し、テストでは「厩戸王」でも「聖徳太子」でも正解にすべきである。誰もが歴史学者になるわけではない。

さらに言うならば、「聖徳太子」という言葉を見ることで、それに初めて接する子供は「聖」「徳」とはどういう意味だろう、という疑問を心の中に起こす。それが大事なのである。「聖」にも「徳」にも無関心で「性」と「得」にしか関心の無い子供を膨大に作り出す気かwww



（以下引用）

小中社会科、「鎖国」消える…次期学習指導要領

（徽宗追記）ネット民の反応を表すスレッドを追記しておく。概してまともな反応、つまり文部科学省の改悪を批判するものが多いが、文部科学省と日教組が関係があるかのようなリプライ、つまり日教組を貶めるだけが目的のものもある。阿呆か。日教組と文部科学省は敵対関係ではないか。

【悲報】歴史修正で「鎖国」が教科書から消える

2017-02-15 01:14:00

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