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日本の「問題」の解答(少子化対策)

いつもいつも政治批判や社会批判ばかりだと飽きるので、たまには「問題の解答」を考えてみたいと思うのだが、ここでは「少子高齢化」の解決策を考えてみる。まあ、高校生に小論文を書かせるようなものだし、実際、この問題は二十年以上も前、いや、おそらく三十年以上前から大学入試小論文の定番問題だったのだ。にも関わらず、日本は見事に少子高齢化社会になった。ということは、難関大に受かったエリートたち、特に官僚になった連中は、この問題をまったく無視して現在の状況を作り出したわけである。
だが、私自身、偉そうなことは言えない。何しろ、私は、「少子高齢化は何も心配する必要はない。居住可能面積や資源から考えて日本の適正人口は今の半分くらいだろうから、人口が減ってちょうどいいくらいだ」と思っていたからである。ただ、そこで抜け落ちていたのは、少子化よりもむしろ高齢化が大問題だということだった。つまり、少子化で「労働人口」は減るが、高齢化で「消費人口」がむしろ増えるということだったのである。老人というのは、基本的に肉体労働はできないものだ。デスクワークするにも、長時間はできない。頭はボケているからデスクワークも実は無理なのである。要するに、老人は労働人口として計算に入れてはならないということだ。
しかし、人間は生きているだけで消費はする。生きるカネが必要なのである。
さて、それではこの少子高齢化社会をどうすればいいのか。

少子化問題と高齢化問題をまず区別しよう。
そうすれば、少子化問題など簡単に解決できるとすぐに分かる。要するに、若い人たちに十分な給料を与え、老後までの人生設計ができるような保証を与えればいいのである。要するに、労働三法を会社すべてに厳守させればいいだけだ。小泉政権以降の「非正規労働者拡大」の原因となった法律も改定して、社員は原則としてすべて正社員とし、給与は定期昇給を原則とする。そういう「社会常識(社会風潮)」を作るのである。そうすれば、若い人たちは安心して恋愛し、結婚し、子供を作るだろう。
では、就職超氷河期に遭遇し、まともな仕事に就く機会も無いままに中年老年を迎える年代層の人々はどうするか。そういう人々の中で何かの職業スキルを持っている人は問題は無いが、それが無いのが普通だろう。とすれば、「まだ肉体労働はできる」人々は、第一次産業に就かせるのが最善だろう。そのための機会を政府が作るのである。日本全国には後継者がいないために耕作放棄された田畑が厖大にあるはずだ。そうした土地を強制収容して国有地にし、それを農業新規参入者に無料、あるいは格安で与え、住居も農業用具も国がタダで貸与する。そして、初年度の生活費用も無利子で貸すのである。これが、「見捨てられた世代」への国の罪滅ぼしである。
まあ、農業振興以外にも解決策はほかにもいろいろあるだろうが、とりあえず、少子化問題についてはここまでとする。
高齢者問題にはまた稿を改めて考える。




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