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徽宗皇帝のブログ

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日本の左翼運動の誤り
yahoo知恵袋から転載。質問ではなくただの感想にすぎないコメントを「知恵袋」に投稿したものに、それに賛同するコメントが「ベスト回答」となったセットだが、私自身も同意する部分があるので転載しておく。丸山真男のような穏健で理知的な民主主義者が左翼運動の中で否定されて、感情的(今なら反知性主義そのものとされるだろう)で暴力革命を信奉する全学連が左翼運動の中心になったことが日本社会の民主主義的成熟を後退させ、あるいは窒息させたと私は思っている。「世に倦む日々」氏の最近のツィートを見て、氏も同じような気持ちを持っているように思ったので丸山真男について調べたが、あまり興味を惹く記事が無かったのでこんな引用でお茶を濁しておく。



(以下引用)


丸山真男っていいですね! 著書をちょっと読んだだけでも、私はこの人好きだな、...


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huj********さん


2014/8/2213:33:01



丸山真男っていいですね!
著書をちょっと読んだだけでも、私はこの人好きだな、と思いました。 丸山に今日的な価値はない…という意見も聞きましたが、丸山が指摘した日本人、日本社会の問題点、

合理的にモノを考えられない―合理的に考えるよりも空気を読むことが優先される―、

四の五の言ってないで上に従ってりゃいいんだよ!的な縦社会の硬直性とそこに疑問を感じない、主体的にモノを考えない習性、

責任の所在がハッキリしない、決断するときの決断の根拠・ポイントがハッキリしない、あるいは論理的でない、

等々…

これは今の日本社会にもかなり通用する問題意識ではないでしょうか?

それにチマチマしたテーマを掘り下げるのではなく、日本社会の核心に迫るようなことをズバズバ言ってるところがまたいいと思います。

中島義道さんが、彼は哲学的思考ができる人じゃない…とケチをつけていますが、彼は形而上学を追求する哲学者と言うより、政治学者、社会学者だったのだろうと思いますから、批判もズレているように思います。

しかし、これだけ日本人、日本社会を批判し続けた人、多数の日本人に嫌われそうな人が、よく言論界のトップに立ち続けられましたね!逆にそういう言論活動を堂々と続けたからこそ、光ることができたんでしょうか?

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ベストアンサーに選ばれた回答

2014/8/2321:32:19



今はまた丸山眞男を再評価するべき時期でしょう。

いまや、丸山眞男を批判した左翼知識人の方が過去の存在であり、時代遅れの骨董品です。

しょせん丸山眞男を批判した全学連全共闘のような新左翼も、安保条約の更新を阻止できなかったのです。まさに天に唾を吐くという奴です。

日本赤軍連合赤軍中核派革マル派、解放派などの武装闘争も失敗に終わり、日本共産党が選挙によって与党になったこともありません。社民党すら消滅寸前です。朝日新聞は従軍慰安婦の記事の捏造を認めました。

ソ連は崩壊し、中国・ベトナムは市場経済を導入し、北朝鮮は核ミサイルを開発しています。

もはや丸山眞男を中途半端と批判した新左翼、左翼知識人も同様に、異やむしろそれ以上に中途半端だったことは完全に明らかになったのです。よど号をハイジャックして北朝鮮に亡命した赤軍派は日本のために一体何をしたといえるでしょうか?

一人の教授を大勢の学生で取り囲んで相手の話を聞くこともなく、ただ罵声を浴びせ続ける連中に、正々堂々を語る資格があるとは言えません。

その先にあるのは、民主主義では決してなく、終わることのない暴力や謀略宣伝による権力闘争、内ゲバの連鎖でしかないことは、山岳ベース事件や、あさま山荘事件が立証しています。確かに「長いナイフの夜」でヒムラーのSS親衛隊を使って、エルンスト・レームのSA突撃隊を粛清したナチスに非常に酷似しているといえます。

また朝日新聞による従軍慰安婦記事の捏造も、もはやゲッペルスの反ユダヤ宣伝、世論操作と同じといえます。

丸山眞男を古き時代の最後の知識人にしては決していけません。戦後民主主義の知識人も戦争という長い断絶を経て、明治の自由民権や大正デモクラシーの思想をよみがえらせたのです。

好き嫌いといっても、自己保身のために付和雷同的に好き嫌いを決めている人も大勢いるのです。そういう人を丸山眞男は戦中戦後にたくさん見ているのです。むしろそれこそが思想の原点といえます。

丸山眞男の日本批判は、常に一般庶民の良識に対する賞賛、信頼を伴っています。単なる一方的な日本人の思想や文化の全否定では決してありません。




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