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日本の経済成長は可能か(補遺2)

日本の経済成長は不可能だが、経済充実は可能だ、という結論は既に書いたが、経済充実とは「内需の内容を改革する」ということだ。と言うより、内需に対するサプライの形態をイノベーション(技術とシステムの革新)していく、ということだ。特に農業と公務にイノベーションが必要で、日本は農業大国になる道がベストだ、というのは前回書いた。
残る「成長可能産業」について、検討してみたい。


Ⅰ(内需型成長可能産業)

1 10点:農業・林業、公務
2 9点:卸売・小売業、生活関連サービス業、娯楽業
3 8点:建設業、運輸・通信業、不動産業、物品賃貸業、宿泊業、飲食サービス業
4 7点:電気・ガス・熱供給・水道業、学術研究・専門技術サービス、医療・福祉


Ⅱ(外需型成長可能産業)

1 11点:建設業、宿泊業・飲食サービス業、生活関連サービス業・娯楽業
2 10点:なし



Ⅰ-2:「卸売・小売業、生活関連サービス業、娯楽業」について

卸売・小売業に関しては、絶対的に内需があり、イノベーションも可能に思える(直感的にそう思うだけだが)ので、高得点になった。ただし、卸売と小売りの両方が発展するのかどうかは分からない。卸売を無くすことで「合理化」する、という流れが現在進行しているのではないかと思うがそれが果たして社会全体として正解かどうか。「合理化」と思われているものは、一部の人間にとっての利益であり、「合理化され、リストラされる」存在にとっては不利益であるわけだ。社会全体としては、むしろ「経済縮小」と「景気悪化」につながる傾向が大きい。つまり、単独事象においては正解だが、総合的に見たら不正解という「合成の誤謬」が「合理化」にはしばしば見られるわけだ。
「生活関連サービス業」とは何か、よく知らないが、たとえば「クリーニング店」のようなものを考えればいいだろうか。「物を売るのではなくサービスを売る」仕事の中で、日常生活に関するサービスかと思う。だが、この種のサービスは、たとえば「アイロンかけ不要の衣類」などの出現で、淘汰されてきたわけである。むしろ、「成長が見込めない」産業ではないか、と私自身、今考えたのだが、ここにも「イノベーション」可能性はあるような気がする。つまり、「新しいサービス」を考えればいいのである。
たとえば、これは新しいサービスではないが、「廃品回収業」は現代において非常にニーズがある仕事だと思う。「身の回りに、必要なものを置く」ことがこれまでの文化であり生活習慣だったわけだが、現代のように壊れたものは「直して使う」より新しく買ったほうが安価だ、という文化の中では、家の中に「壊れた不用品」がいつも存在し、不快である、ということになる。その「不用品」に老人や退職した亭主を入れるかどうかは別の話だwww となると、廃品を回収してくれる人がいれば、非常に助かるわけだ。都会だと、ペットが死んでも、その死体の処理にカネがかかるのではないか。人が死んだらなおさらだ。これらを広義の「廃品」と見做せば、現代はまさに「廃品処理」が切実に求められている、という結論になるわけであるwww
「廃品回収業」は一例であり、そのような、多くの人が心の底では求めていながら、意識していない、あるいはわざと意識しないようにしている「サービス」はいろいろあるような気がする。
私が以前に考えたのに高校生向けのラブホテル、というものがあるが、これは「需要」は大きいだろうが、社会道徳的にどうか、という難点があるwww 案外、5年後くらいには流行っているかもしれないが。
サービスではなく、物(まあ、小売業の例として、先に論じていなかったからここで挙げておく。)を売る、という点では、煙草や酒に代わる、新しい「中毒的嗜好品」を売り出すのも、大儲けする道だろう。大麻が解禁されたら、早い者勝ちだwww
「娯楽業」に関しても、少し工夫をすれば盛んにできるものは多い。つまり、かつての娯楽産業や娯楽がなぜ衰退したかという「理由」を考えればいいのである。
野球が衰退しつつあるのは、子供が野球をする環境が無くなったからである。今の時代、子供が9人ずつ、18人も集まって、広場で野球をするなど、贅沢の極みなのだ。サッカーなら、ボールひとつあれば、一人で壁に向かってボールを蹴ってでも遊べる。つまり、子供をめぐる、ある種の環境的貧困化の結果が野球の衰退、サッカーの隆盛の原因なのである。
大人の遊びにしても、麻雀ほど面白いゲームは無いが、働き盛りの大人が4人集まって徹夜する、というのは「贅沢な条件」なのである。だから、麻雀は非社会的存在のためだけの娯楽になった。ゴルフも、3人から4人の仲間が集まって、丸一日を使って遊ぶという「贅沢な条件」を満たせない人間だけの社会では衰退するしかない。
ということで、誰もがスマホでネットばかり眺めて、それを娯楽としているのは、それが心から楽しいからではなく、「ほかに、できる娯楽が無い」からなのである。つまり、言いかえれば、この社会状況に適合する「新しい娯楽」を考案すれば、その娯楽業は大発展するだろう、ということだ。



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