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徽宗皇帝のブログ

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日本の経済的衰退にどう備えるか
「阿修羅」投稿者の中でも比較的私に考えが近いかと思われるグッキー氏の投稿の一部を転載。(どうでもいいが、投資家の一部で有名なグッチー氏と名前が紛らわしいのが少々困る)
この投稿の前段は「財政破綻による国家破滅」論は迷信だ、という趣旨であった。
私の考えもそれに近くて、国家の借金など、最後には踏み倒せばいい、と思っている。アルゼンチンはそれで生き返ったようなものだ。国際貿易からしばらく村八分にされたかもしれないが、それで国民がべつに窮乏したわけでもない。ギリシャなどもそれを見習うべきであり、まずはEUから離脱するのが一番だろう。今のような「EU内生活保護国家」でいるよりは、多少貧しくなっても、独立国家であるほうがいろいろと財政再建、国民生活再建の方法がある。
まして、国債の引受先が自国民、自国銀行である日本の場合、もっとも財政破綻から遠い国だろう。
アメリカのように、「財政の崖」などと自分で勝手に期日を決めて自分たちで騒いでいるのも愚の骨頂である。まあ、アメリカはとっくの昔に「財政破綻」をしている国ではあるが、べつに国家がそれで破滅してはいない。アメリカの破滅は、国家財政のためではなく、民主主義の破壊と、そして新自由主義という「究極の資本主義」によって起こりつつあるのだ。

下記記事の中で注意したいのは、アメリカのように資源があり、労働力もある国がなぜ貧困化したのか、ということだ。
企業のグローバリズムと自由貿易の結果であるという以外に、どんな原因があるというのか。
安い労働力を求めて企業が海外移転する結果、先進国は次々に衰退するしかないのである。これは化学で言う「不可逆反応」に近い、経済的原則だ。
日本がまさに直面しているのがその問題だ。
先進国では失業率が増大し、国民は貧困化することになる。
それにどう対処するか。
金が無ければ印刷すればいい、というのは下記記事の言う通りである。
しかし、その金がどこに渡るか、と言えば、金のある人間の所にしか行かない、というのが現実だ。そして社会全体の貧困化には歯止めがかからない。
次に来るのは、貧困化した民衆をいかにして管理するか、という、政治における権力と暴力の問題、つまり「動物農場」の問題である。



(以下引用)



自由貿易は諸国民の利益=というのも迷信です。
何でも自由貿易にすれば効率化され富が増えると云うものではない。

賃金、物価が違う国を自由貿易をさせても富が減るだけです。
アメリカは大量の失業を抱え生産力は十分に有る。
しかしその生産力は眠ったままです。
海外の安い物価、賃金の国と貿易が自由になり、いくら内需を
増やしても需要が海外に流れてしまい、自国の生産力を活用できないからです。

日本は自由貿易だと言い、ひたすら輸出を増やすことを考え、溜め込もうとする。
その結果が円高で賃金が下がり内需が減るの悪循環です。
これでは経済成長しようが有りませんね。

物価、賃金が違う以上、経常収支が均衡するような管理貿易にしなければ
成らないのです。

そしてお金が無い=という迷信
お金が無ければ印刷すれば良いのです。
生産力が許す限りお金を印刷しても何の問題も有りません。
世界の各国が生産力に応じてお金を増やしていけば、途上国でも
十分経済成長出きると思います。生産力が無い国だけが、
資本移入を必要とするだけです。
でも途上国も失業が多い=生産力はそれなりに有るということです。
それを上手く生産に繋げる政治が無いだけでしょう

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