「東海アマ」ブログの過去記事の一部で、ここに書かれた「資本主義のメカニズム」がなかなか面白いので載せておく。まあ、常識論なのだが、案外このことを言う経済学者はいないのではないか。つまり、資本主義とは無数の企業の一時的成功と衰退(崩壊)の屍の上に成り立っているということだ。別の言い方をすれば「欲望のシステム」であり、それは社会主義や共産主義(もちろん、名前だけの社会主義や共産主義とは別の話だ。)と真っ向から対立する。
つまり、社会主義や共産主義は「欲望の制限」「利己主義の否定」が基本的な大原則だから、資本主義の支配層から目の仇にされるのである。だから、資本主義の本丸であるDSが共産主義社会を目指しているなどという言説は、私には馬鹿馬鹿しくてならない。ただし、支配層以外はみな「奴隷として平等」なのをも共産主義や社会主義の一種とするなら話は別だ。それは別の名前を用いるべきだろう。
(以下引用)
私は、過去のブログのなかで、さんざん、「資本主義は、競争と拡大再生産にしか生きられない」と指摘してきた。
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-162.html
その理由は、資本主義社会の本質から来ている。日本のような資本主義社会における企業は、多額の納税を避けるために、利益の大半を設備投資と配当金に回し、借金経営のなかで利益を最小に計上しなければ株主が納得しない。
企業は、必ず多額の借金に押しつぶされ、あえぎながら設備投資、拡大再生産に邁進することしか考えられないのだ。
それによって、人間より狐狸兎相手に商売するのかと言いたくなる弩田舎に巨大な店舗を建設するのである。それが自滅の合図だ……。
企業は、借金と拡大再生産なくして延命することができない。そして、最期は消費ニーズを見誤って、拡大再生産のなかで、「赤信号みんなで滅べば怖くない」と、究極の不況、断崖絶壁のなかにレミングの群れのように集団自殺してゆくのである。
資本主義の辞書には、「繁栄があれば衰退がある」という諸行無常の真理を示す言葉が存在していないのだ。
まあ、ダイエーやユニー、イオンが崩壊してゆくくらいなら、いくらでも代わりがあるから問題ないのだが、今は、東芝・日立・三菱といった戦前からの日本資本主義大黒柱が朽ちて倒壊しようとしている。原発に未練を持ち、拘泥したせいだ。
内部留保を450兆円ため込んでいたって、底辺のニーズが失われてしまえば、シロアリに土台を食い荒らされた豪邸のごとく、倒壊する運命しか残されていない。
ケインズは、ニューデール恐慌のなかで、景気の本質は、底辺の消費者の消費ニーズにあると喝破した。だから、ケインズは底辺の大衆に消費資金を供給するための公共投資に力を入れるようルーズベルトに促した。
ドイツのシャハトも同じだ。第一次大戦で疲弊の極地にいたドイツ労働者階級に、直接カネを渡して元気づけ、消費を活性化することだけがドイツ復活の道と確信し、アウトバーン建設を使って、ドイツ労働者階級に新鮮な血液を流し込んだのだ。
景気の本質は、「人々の未来に向けた希望のマインド」だ。未来が鮮明に見えるからこそ、人々は手元にあるカネを使って、未来に向かって走り出そうとする。
未来が見えなければ、誰も動こうとさえしない。消費は流行であるとともに「雰囲気」なのだ。
ところが、日本の究極の痴呆政権=安倍晋三・竹中平蔵の自民党は何をやったか? 消費に10%という罰金を科し、今回のコロナ対策資金として、消費税を15%に増税するとまで言っている。
新型コロナ禍は、資本の流動性を止めている。いわば血液が滞り、日本経済全体が回転力を失ってしまっている。
これに、さらに消費税増税をかければ、日本経済の死を通り越して、日本という国の機構そのものがドロドロに腐り落ちてしまうだろう。
今の、政治家・官僚たちの無能・無知蒙昧・人間性崩壊は、もう絶望の一語であり、これも学歴社会の増長傲慢がもたらしたものなのだが、それ以上に、世襲議員利権を前提とした腐敗した身分制度が確立してしまっている。
どんなに有能であっても、世襲議員の利権の前に、自由に正しい仕事をこなすことができない。
安倍晋三という稀代の嘘つき、無能宰相に対して、正論を言って諫める者は絶無だ。
ただ安倍の背後に控える官邸の警察官僚たちを恐れ、愚かな忖度を繰り返すばかりである。
こんな絶望的無策ばかり繰り返されれば、やがて、大都市の路上に病死者の遺体が放置され、腐敗して白骨化しても、誰も始末しないという究極の行政崩壊の事態がやってくることは避けられないだろう。
本当に能力のある者が、行政に口を出すことさえ許されない。私がブログで、どれほど正論を述べても、読んでくれる者さえいない。
ただ世襲議員利権を死守する者たちが、徴税から莫大な報酬を抜くことだけが国家機能になってしまう。
新型コロナ禍は、もう二度と取り返しのつかないほど、日本の国家経済の基礎である消費ニーズを破壊し尽くすだろう。馬鹿しかいない行政・政治家は、何一つ手を打てず、国家崩壊に任せるしかないのだ。
新型コロナ禍は、もう資本主義の基底メカニズムを完全破壊し、日本経済を二度と立ち直れなくさせる。
そりゃ、一時的に弱毒化して、コロナ禍が収束したように見える時期もあるだろう。しかし、RNAはDNA遺伝子の千倍、突然変異を起こすのであり、弱毒化に次にやってくるのは、核戦争の惨禍のような猛毒ウイルスの蔓延だろう。
このとき、安倍晋三(おそらく背後霊は竹中平蔵に違いない)が消費税15%増税を打ち出して成功させたなら、日本の産業の半分が倒産し、日本国民の8割が路頭に迷い、猛毒化したコロナ禍で死亡した人々の遺体も放置されたまま回収できなくなる。
もう、これは待ったなしのスケジュールであり、安倍と竹中をのさばらせておくことは、日本の未来に対する犯罪であると断言するしかない。
彼らが消えれば、日本経済が救われるわけではないが、少なくとも消費税廃止によって延命することは可能だ。
しかし、資本主義のメカニズムの破綻、拡大再生産の本質が再生することは二度とないだろう。
日本人の半数以上は、大混乱のなかで生きてゆく道を失うと、私は予想している。
つまり、社会主義や共産主義は「欲望の制限」「利己主義の否定」が基本的な大原則だから、資本主義の支配層から目の仇にされるのである。だから、資本主義の本丸であるDSが共産主義社会を目指しているなどという言説は、私には馬鹿馬鹿しくてならない。ただし、支配層以外はみな「奴隷として平等」なのをも共産主義や社会主義の一種とするなら話は別だ。それは別の名前を用いるべきだろう。
(以下引用)
私は、過去のブログのなかで、さんざん、「資本主義は、競争と拡大再生産にしか生きられない」と指摘してきた。
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-162.html
その理由は、資本主義社会の本質から来ている。日本のような資本主義社会における企業は、多額の納税を避けるために、利益の大半を設備投資と配当金に回し、借金経営のなかで利益を最小に計上しなければ株主が納得しない。
企業は、必ず多額の借金に押しつぶされ、あえぎながら設備投資、拡大再生産に邁進することしか考えられないのだ。
それによって、人間より狐狸兎相手に商売するのかと言いたくなる弩田舎に巨大な店舗を建設するのである。それが自滅の合図だ……。
企業は、借金と拡大再生産なくして延命することができない。そして、最期は消費ニーズを見誤って、拡大再生産のなかで、「赤信号みんなで滅べば怖くない」と、究極の不況、断崖絶壁のなかにレミングの群れのように集団自殺してゆくのである。
資本主義の辞書には、「繁栄があれば衰退がある」という諸行無常の真理を示す言葉が存在していないのだ。
まあ、ダイエーやユニー、イオンが崩壊してゆくくらいなら、いくらでも代わりがあるから問題ないのだが、今は、東芝・日立・三菱といった戦前からの日本資本主義大黒柱が朽ちて倒壊しようとしている。原発に未練を持ち、拘泥したせいだ。
内部留保を450兆円ため込んでいたって、底辺のニーズが失われてしまえば、シロアリに土台を食い荒らされた豪邸のごとく、倒壊する運命しか残されていない。
ケインズは、ニューデール恐慌のなかで、景気の本質は、底辺の消費者の消費ニーズにあると喝破した。だから、ケインズは底辺の大衆に消費資金を供給するための公共投資に力を入れるようルーズベルトに促した。
ドイツのシャハトも同じだ。第一次大戦で疲弊の極地にいたドイツ労働者階級に、直接カネを渡して元気づけ、消費を活性化することだけがドイツ復活の道と確信し、アウトバーン建設を使って、ドイツ労働者階級に新鮮な血液を流し込んだのだ。
景気の本質は、「人々の未来に向けた希望のマインド」だ。未来が鮮明に見えるからこそ、人々は手元にあるカネを使って、未来に向かって走り出そうとする。
未来が見えなければ、誰も動こうとさえしない。消費は流行であるとともに「雰囲気」なのだ。
ところが、日本の究極の痴呆政権=安倍晋三・竹中平蔵の自民党は何をやったか? 消費に10%という罰金を科し、今回のコロナ対策資金として、消費税を15%に増税するとまで言っている。
新型コロナ禍は、資本の流動性を止めている。いわば血液が滞り、日本経済全体が回転力を失ってしまっている。
これに、さらに消費税増税をかければ、日本経済の死を通り越して、日本という国の機構そのものがドロドロに腐り落ちてしまうだろう。
今の、政治家・官僚たちの無能・無知蒙昧・人間性崩壊は、もう絶望の一語であり、これも学歴社会の増長傲慢がもたらしたものなのだが、それ以上に、世襲議員利権を前提とした腐敗した身分制度が確立してしまっている。
どんなに有能であっても、世襲議員の利権の前に、自由に正しい仕事をこなすことができない。
安倍晋三という稀代の嘘つき、無能宰相に対して、正論を言って諫める者は絶無だ。
ただ安倍の背後に控える官邸の警察官僚たちを恐れ、愚かな忖度を繰り返すばかりである。
こんな絶望的無策ばかり繰り返されれば、やがて、大都市の路上に病死者の遺体が放置され、腐敗して白骨化しても、誰も始末しないという究極の行政崩壊の事態がやってくることは避けられないだろう。
本当に能力のある者が、行政に口を出すことさえ許されない。私がブログで、どれほど正論を述べても、読んでくれる者さえいない。
ただ世襲議員利権を死守する者たちが、徴税から莫大な報酬を抜くことだけが国家機能になってしまう。
新型コロナ禍は、もう二度と取り返しのつかないほど、日本の国家経済の基礎である消費ニーズを破壊し尽くすだろう。馬鹿しかいない行政・政治家は、何一つ手を打てず、国家崩壊に任せるしかないのだ。
新型コロナ禍は、もう資本主義の基底メカニズムを完全破壊し、日本経済を二度と立ち直れなくさせる。
そりゃ、一時的に弱毒化して、コロナ禍が収束したように見える時期もあるだろう。しかし、RNAはDNA遺伝子の千倍、突然変異を起こすのであり、弱毒化に次にやってくるのは、核戦争の惨禍のような猛毒ウイルスの蔓延だろう。
このとき、安倍晋三(おそらく背後霊は竹中平蔵に違いない)が消費税15%増税を打ち出して成功させたなら、日本の産業の半分が倒産し、日本国民の8割が路頭に迷い、猛毒化したコロナ禍で死亡した人々の遺体も放置されたまま回収できなくなる。
もう、これは待ったなしのスケジュールであり、安倍と竹中をのさばらせておくことは、日本の未来に対する犯罪であると断言するしかない。
彼らが消えれば、日本経済が救われるわけではないが、少なくとも消費税廃止によって延命することは可能だ。
しかし、資本主義のメカニズムの破綻、拡大再生産の本質が再生することは二度とないだろう。
日本人の半数以上は、大混乱のなかで生きてゆく道を失うと、私は予想している。
PR
コメント