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徽宗皇帝のブログ

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東電と政府のあの手この手の策謀
「東海アマ」ツィッターで知った記事である。(サイトの名前はもう忘れた。私の記憶力はニワトリ並みなので。確か「原発の隣から」とかいう名前だったような。)
この記事を転載したのは「輸入額増」と「輸入量増」は話が別だ、という当たり前の事実に注意を促すためである。
安倍政権が「円安」路線を進めているのは政権誕生の最初からのことで、私はそれを散々に批判した。それは、円安によって輸入品(特に原油など)の価格が上昇し、それは物価高となって国民生活を痛めつけるからだ。そして、今、実際にそうなっている。
そして何よりの問題は、下記記事にあるように、火力燃料費が増えていること(輸入量は微増でしかないのだから、これは実際には安倍「円安」政策の責任である。)を理由にして原発再稼動へと持っていこうとする政府とマスコミの姿勢が明瞭になっていることである。

話は変るが、政府が今、あの手この手で税収増(年金削減、配偶者控除廃止などの「政府支出(国民への税金還元)削減」も含む)を企んでいるのは、私の考えでは「フクシマ」に関して必要となる金がこれから膨大な金額に上ることを政府官僚たちが予測しているからだろう。たとえば外国からの賠償請求などである。東電救済のための費用、と言ってもいい。東電とは政府(自民政権と官僚)そのものなのである。日本人(福島県民)救済などは考えてもいないはずだ。


(以下引用)

やっぱダメ、アベノミクス・・・火力燃料費の問題じゃありません、2013年度経常収支の惨憺

2014-05-12
 2013年度の経常収支が財務省から発表されました→「平成25年度中 国際収支状況(速報)の概要」(財務省HP 5月12日)。
 メディアはこぞって「火力燃料費が増加」と書きます。

 「原発代替の燃料輸入増と輸出の伸び悩みで、貿易赤字が拡大した。」(msn産経ニュースHP 5月12日)
 「火力発電の燃料輸入増と輸出の伸び悩みで、貿易赤字が10兆8642億円と過去最大になった」(47NEWS=共同通信HP 5月12日)
 「原発の稼働停止に伴い、火力発電用の液化天然ガス(LNG)など燃料の輸入が急増した上、円安で輸入品の価格が軒並み上昇し、貿易赤字が膨らんだ。」(時事通信HP 5月12日)
 「火力発電に使う燃料やスマートフォンなどの輸入拡大に円安も加わり、輸入額は前年度比19・6%増・・・」(朝日新聞HP 5月12日)
 「原子力発電所の稼働停止で液化天然ガス(LNG)などエネルギーの輸入が急増。13年度の平均為替相場は1ドル=100円程度で前年度より約17円の円安が進み輸入価格を押し上げた。」(日経新聞HP 5月12日)

 こいつらアホ丸出し。だって、あらかたの原発が止まったのは2013年度の話でも、2012年度の話でさえなく、2011年度終わりころ(2011年12月~2012年3月)。大飯原発2基はその後もしばらく動いていましたが、54基あった原発のうちのわずか2基、大勢に影響はありません。つまり、今回の財務省発表が比較対象としている2012年度には事実上既に原発は止まっており、そこから発電状況、2013年度には何の変化もありません。新たに急激に電力需要が高まるような好景気があったわけではなし、数量ベースで見れば、発電用燃料の急増なんて、どこを見てもありません
 実際、財務省の貿易統計から輸入量の数字を拾ってみれば、↓こんなことになります。

原油輸入量推移

LNG輸入量推移

 液化天然ガス(LNG)については、原発停止の前後で輸入量が増えたことがわかります。しかし数値が「急増」したのは2011年度で、今回の財務省発表が対象としている「2012年度→2013年度」ではありません。
 さらに、原油・粗油ついては、原発停止前後で、どこがどう増えたのか、全然わかりません。
 なぜ分からないのかと言えば、話は簡単で、

石油製品用途2012
(グラフの説明は→ こちら

 発電用に使っているのは原油全体の15%で(これは以前より増えたことは増えているのですが)、他の原油使用の変動に飲み込まれてしまったからです・・・というか、原発代替燃料ぶんというのは、その程度の僅かな量にすぎないのです。

 ということで、いずれにせよ、今さら急に増えようもない原発代替燃料について、どうして「急増」とか書けるのでしょうか!? 上に挙げたメディア、アホすぎ。

 でも何で、「燃料輸入が増えた」と書くかというと、財務省発表に書いてあるからでしょう。「1.貿易・サービス収支 」の(1)の②の更に②です↓

 「②「商品別」では、原粗油(同+2兆2,994億円[+18.4%];数量は+1.5%)、液化天然ガス(同+1兆1,287億円[+18.2%];数量は+1.0%)、半導体等電子部品(同+8,213億円[+44.0%])等が増加。」(財務省HP 5月12日)

 原粗油も液化天然ガスも18%以上の輸入増となっています。
 もちろん、これは輸入額の変化で、数量ベースでは「+1.5%」とか「+1.0%」と、ちゃんと微増にすぎないことが記されてもいるのですが。
 で、なんでこんなに輸入額が増えてしまったのか、しっかり次の行に理由が書いてあります

 「[参考2]原油価格(石油連盟)
     ドルベース:110.00米ドル/バレル(前年度比▲3.4%)
     円ベース:69,217円/キロリットル(前年度比+16.6%)」

 要するに(アベノミクスの)円安で輸入額が上昇した、というだけのことです。
 日本の輸入物品のうち、最大の項目は燃料になりますから、円安になれば最も大きく赤字に見えるのが燃料となるのは、当たり前です。
 で、ここからメディアが特にアホなのは、財務省の発表では何も言っていない、その赤字の主因を原発代替燃料のせいにしている点です。エネルギー使用の一部分(電力)の一部分(多くは既存火力発電用で原発代替燃料ぶんは一部)にすぎない原発代替燃料が、日本の貿易収支を一気に赤字にするほどの比重占めてるわけないじゃないですか。原因は別にあります。

 ま、上の引用記事の一番下、日経新聞の書き方は、多少とも言い逃れできるように円安を書き足していますが、「エネルギーの輸入が急増」とか書いてたらダメでしょ。
 そのあたり巧妙なのが読売新聞と毎日新聞、

 「円安が進み、原子力発電所の停止で火力発電の燃料となる原油や液化天然ガス(LNG)などの円換算した輸入額が増えたためだ。」(読売新聞HP 5月12日)
 「原発停止で、火力発電燃料の液化天然ガス(LNG)などの輸入が高止まりする中、円安で輸入価格が上昇。」(毎日新聞HP 5月12日)

 原発代替燃料のことを針小棒大に印象づけていることはそうなのですが、基本は円安が原因であることをきちんと書いています。

 で、結局、実は読売・毎日まで合わせて、以上で触れた記事は全部、大アホです。なぜなら、燃料輸入の話は「貿易収支」の話で、それは既に発表済み、先月4月21日の話で、今回発表の要点は「経常収支」なのですから

 と、いうことで、私もアホで、前フリ長く書きすぎましたので、以下、簡単に行きます。
 やはり本日、財務省から発表された「平成26年3月中 国際収支状況(速報)の概要」から、季節調整済みの経常収支です↓

経常収支2014-3

 当ブログで以前作成した図↓と見比べていただくと一目瞭然です。

経常収支2

 経常収支、真っ逆さまに転落中のアベノミクス、2月には多少は持ち直すかに見えましたが、また落ち込み、既定転落路線に復帰しました。
 経常収支が経済においてどういう意味を持つのか、ま、ある程度はどうでもいい問題ですが、輸出振興、“産業競争力の回復”を一つの目的とするアベノミクスとしては、これは失敗でしょ。
 こっちが今回の主題なのに、何やってるのかメディアは・・・



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