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徽宗皇帝のブログ

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検察による取り調べと「検察作文」の実態
「阿修羅」記事より、長いので、その一部を転載。
日本の司法における検察独裁の恐るべき実態が、もと検事の三井環氏と、国策捜査で検察に陥れられた鈴木宗男氏によって克明に語られている。全国民必読の文章だろう。元記事は週刊ポストのようだ。
我々は日本政治における検察ファッシズム(それはもちろん、アメリカの意思によるものだが)の実態を国民全体に知らせ、日本の司法制度と政治の在り方を糾明していく必要がある。


(以下引用)


──どうして被疑者や証人は検察の作文調書にサインしてしまうのか。

三井 それは……中に入ったことがない人には説明が難しいのですが、毎日、検事と10時間ぐらい向き合っていると、その検事を信用してしまうのが一つ。また、たとえ嘘でも検事から「他の容疑者はこういっているぞ」といわれれば、記憶があやふやになって、「そうだったかもしれない」と思ってサインすることも多い。

鈴木 新聞が読めないから情報が何も無い。話し相手が検事だけだから、だんだん優しく見えてくる(笑い)。
それに、立場の弱い容疑者や証人は、家族や会社のことを取り調べの際に持ち出されれば、早く解放されたいという思いでサインしてしまう。ただ、私は自分が話していない調書はすべて蹴っ飛ばした。そのために437日も勾留された。


──サインしなかった調書には何が書かれていたのか。

鈴木 簡単にいえば、「私は悪いことをしました。行政に圧力をかけました」という話です。検事たちは司法試験に合格したエリート集団。そうしたシナリオを書くノウハウを訓練されているんですね。

三井 検事の採用に作文試験はありませんが(苦笑)、調書の作成は徹底的に叩き込まれます。私が高松地検の次席検事だった頃は、部下の作った調書は被疑者がサインする前に持ってこさせて、有罪に持ち込むストーリーに合うように私が添削しました。3分の1くらいをゴツソリと削除したこともあります。現場検事たちはそうやって〝調書作り〟の腕を磨いていく。

 特捜案件の場合、ストーリーを作る統括役が特捜部長。それに従って検事たちが脅したりすかしたりして虚偽の調書を作っていくわけです。被疑者や参考人を調べる検事は応援を含めて10人、20人以上になる。バラバラに調べていたら(勾留期間の)20日間のうちに事件はまとめられない。


──「部長、筋が違います」という検事も出てくるのではないか。

三井 いないでしょうね。稀にいたとしても、その検事は捜査から外される。つまり、ストーリーを作る者と、それに合致した調書を作る者が出世していく構造なのです。


──村木裁判での証拠改題は、内部告発によって発覚したものと思われる。不当な捜査が多いなら、良心ある検事の内部告発はもっとありそうなものだ。

三井 検察には裏切りを絶対に許さない土壌がある。私は検察の裏金問題を告発したとたん、毎年、同僚から届いていた400~500通の年賀状が3通しか来なくなった(苦笑)。しかも検察は逮捕権を持っている。
 私のように組織の裏切り者は逮捕までされる。

鈴木 政治の世界にも裏切りはあるが、政治家の場合は言い逃れや、ごまかしがきく。逮捕権を握っている検察組織での裏切り行為に対する報復の恐怖は別格でしょう。しかも、検察は自分たちが正義だと信じ切っているから、たまったものではない。


 法廷を自ら否定する裁判官

三井 なぜそこまで調書づくりに拘るかといえば、特捜は「調書さえ作れれば勝ち」と考えているからです。

鈴木 先に話した女性秘書は、公判では「仕方なく調書にサインした」と主張しましたし、やまりんの社長も(全く話していない内容や意に沿わない部分が多々ありましたが、結局、嘘の調書に署名をしてしまいました)とする陳述書を提出しました。これに対して検察は「供述調書と違う。偽証だ」と反論する。
 そうなると裁判所は、「取り調べでの供述調書は信用性が高く、公判での証言は信用性が低い」というんです。陳述書を証拠として採用しておきながら、自分たちの法廷より検事の取り調べを信用する。自ら法廷を否定しているんです。

三井 判検交流(裁判官と検事の人事交流制度)がありますからね。それとは別に、昔から裁判官と検事には法廷外での会合が開かれますし、検事と裁判官は同じ官舎であることが多い。一方、弁護士と裁判官の交流はほとんどない。裁判官からしてみれば、〝検事は身内〟という感覚がある。

鈴木「一審は2年間で終わらせろ」という最高裁の通達も大いに影響していると思う。2年を超えればその裁判官は出世コースから外れる。だから、真相を追求せず、事務的に調書を優先させて裁判を進める。私の一審もちょうど2年でした。
 自衛隊の憲法9条違反判決を下した後に左遷された裁判官の半生を追った『法服の枷』というドキュメンタリー番組(制作・中京テレビ)が昨年、話題になりましたが、国の政策や時の政権の意思に反する判決を出せば、人事で報復を受ける。村木さんや私のようないわゆる「国策捜査」となれば、なおさら検事の主張しか見なくなるのでしょう。

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