忍者ブログ

徽宗皇帝のブログ

徽宗皇帝のブログ

欧州は再分裂するか
ただのメモとしての転載だが、現在の欧州の政治情勢が少し分かる記事だ。
メルケルが党首の座を降りたことは初めて知った。
フランスのRNのことを相変わらず「極右」政党という枕詞付きで記事を書いているが、他の政党にはそのような枕詞を付けない。そもそも、極右とはどういうことか。別に、暴力に訴えるような政治活動はしていないはずである。
ここに書いたか「酔生夢人」ブログに書いたかは忘れたが、要するに、極右呼ばわりは、「反グローバリズム(それは反新自由主義でもある)政党」に対して悪印象を持たせるためのレッテル貼りにすぎないのである。なお、マスコミはずべてユダ金の支配下にあるから、グローバリズム(あるいは新自由主義)推進を正義としているわけだ。

(以下引用)





欧州人民党(EPP)代表のウェーバー欧州議員=8日、ハンブルク(AFP時事) © 時事通信社 欧州人民党(EPP)代表のウェーバー欧州議員=8日、ハンブルク(AFP時事)


 【ブリュッセル時事】欧州では2019年、英国の欧州連合(EU)離脱後初となる春の欧州議会選や秋のEU主要ポスト交代など重要イベントが相次ぐ。難民問題をはじめ亀裂が生じ、各地で反EU勢力が台頭する中、欧州が進めてきた統合深化の将来を左右する岐路の1年となりそうだ。


 ◇50年ぶり独出身か


 来年の焦点は、EUの政策立案を担う欧州委員会のユンケル委員長の後任選びだ。5月の欧州議会選の結果を踏まえ、EU各国首脳が人事案を決め、欧州議会が選出する。


 最右翼は、議会最大会派の中道右派「欧州人民党(EPP)」の代表でドイツ出身のウェーバー欧州議員。今年11月にEPPの欧州委員長候補に選ばれ「東西間、南北間に橋を架け直したい」とEUの結束を説く。


 委員長になれば独出身では前身の欧州経済共同体(EEC)のハルシュタイン初代委員長(在任1958~67年)以来、52年ぶりとなる。ただ、知名度は低く閣僚経験もなく手腕を不安視する声もある。


 対抗馬は、第2会派の中道左派「欧州社会・進歩連盟(S&D)」が擁立するオランダ出身のティメルマンス欧州委第1副委員長。司法の独立制限などEUの理念に背を向けるポーランドやハンガリーへの制裁検討を担ってきた立場でもあり、まずは議会選に向けて「欧州の魂をめぐる戦いになる」と訴える。


 ◇揺れる秩序


 ただ、欧州では既存政党離れが鮮明になっている。次の欧州議会選で2大会派の苦戦は必至だ。


 イタリアでは6月、極右政党「同盟」と新興政党「五つ星運動」によるEU懐疑派の連立政権が誕生。地中海から流入する難民の受け入れを拒否したほか、EUの財政規律を軽視した予算案を編成しようとするなど欧州の秩序を揺さぶっている。


 特に同盟は「イタリア人第一」を掲げ、書記長のサルビーニ副首相は、仏極右政党「国民連合(RN)」のルペン党首と欧州の反EU勢力結集を画策。両党は、今の欧州議会最小会派から躍進しそうだ。


 一方、10月にはEPPに所属する独連立与党が地方選で大敗。EUを長年けん引してきたメルケル首相が党首退任に追い込まれた。欧州議会選でEPPの議席が大幅に減れば、ウェーバー氏選出には黄信号がともる。


 ◇マクロン氏失速


 各国首脳は新委員長選びに際し、必ずしも各会派の委員長候補には縛られない方針。このため「ダークホース」としては英離脱交渉をまとめた仏出身のバルニエ首席交渉官の名も挙がる。


 カギを握りそうなのは、右でも左でもない勢力としてEUの統合推進を掲げるマクロン仏大統領だ。自らの政党「共和国前進(REM)」と他のリベラル勢力の連合で打倒反EU勢力を目指す。委員長候補は1人に絞り込まない戦略だ。


 しかし、マクロン氏は反政府デモ激化で自国の経済改革修正を強いられ、求心力は急速に低下中。仏政権の失速が欧州全体を巻き込んで、EUの政治情勢も混迷しつつある。 



イタリアのサルビーニ副首相(左)と仏極右政党「国民連合(RN)」のルペン党首=10月8日、ローマ(EPA時事) © 時事通信社 イタリアのサルビーニ副首相(左)と仏極右政党「国民連合(RN)」のルペン党首=10月8日、ローマ(EPA時事)






拍手

PR

コメント

コメントを書く