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徽宗皇帝のブログ

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正直さと誠実さこそ政治家の最大資質である
すでにいくつもの政治ブログで紹介されているとは思うが、鳩山回顧談の一部をここに掲載する。その理由は、日本の政治における「官僚独裁」の現実を総理経験者自身がはっきりと認めた歴史的発言だからである。「官僚=米政府」であるから、日本国総理より強いのは当たり前と言えば当たり前かもしれないが、日本国民はこの屈辱に対し、何とも思わないのだろうか。
『三四郎』の中で、「偉大なる暗闇」先生が「日本はどうなりますか」と聞かれ、「滅びるね」と言った言葉はすでに実現した。三島の自衛隊乱入と自決の動機も、「日本が精神的に滅びる」ことへの危機感だったのだが、日本は太平洋戦争での敗戦で一度滅びただけでなく、アメリカ国家の奴隷国家となり、一時的に物質的には栄えたが、精神的には滅びたのである。そして今、物質的にもアメリカに「投下資本回収」されつつある。
我々にできることは、その現実を見据えて、その中から立ち上がる手段を模索していくことである。現実を見て、考えること。そこからすべては始まる。
ともあれ、鳩山前総理という人は、世間にはまれな純粋で正直な人間であるという私の認識は再確認された。そういう資質は政治家にはふさわしくないと斜めに見る人もいるだろうが、逆に、そういう正直な人間こそ政治家にふさわしいと私は思う。「公約なんて守る必要あるんですか」と言った小泉、国民との公約をすべて破棄して恥じない菅直人のような人間が政治家であり、総理であることによって日本人が、日本国がどれほどダメージを受けてきたことか。鳩山の愚直さを嘲笑うマスコミや評論家はまさしく腐れ外道であり、正直さが正しく評価されない社会に未来は無いだろう。


(以下「阿修羅」に転載された琉球新報記事の一部を引用)


 ―外務、防衛両省に新しい発想を受け入れない土壌があったのでは。
 「本当に強くあった。私のようなアイデアは一笑に付されていたところはあるのではないか。本当は私と一緒に移設問題を考えるべき防衛省、外務省が、実は米国との間のベース(県内移設)を大事にしたかった。官邸に両省の幹部2人ずつを呼んで、このメンバーで戦っていくから情報の機密性を大事にしようと言った翌日に、そのことが新聞記事になった。極めて切ない思いになった。誰を信じて議論を進めればいいんだと」
 「自民党(政権)時代に相当苦労して(県内移設という)一つの答えを出して、これ以上はないという思いがあり、徐々にそういう方向に持っていこうという意思が働いていたのではないか。彼らが米国と交渉すると、信頼するしかない。これ以外ない、これ以上は無理だとなった時に、その先を進めることはなかなかできなかった。自分自身の力量が問われた」
 「防衛省も外務省も沖縄の米軍基地に対する存在の当然視があり、数十年の彼らの発想の中で、かなり凝り固まっている。動かそうとしたが、元に舞い戻ってしまう」

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