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徽宗皇帝のブログ

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犯罪者になるか革命家になるか
「逝きし世の面影」から転載。

若者の1人目は親の後を継いで家に残れるが、余った2人目は外国に働きに出て、3人目は犯罪者か革命家になる

というのが何とも面白い。坂本竜馬も長男だったら革命家になることはなかったわけだ。実際、家を受け継ぐという重圧はたいへんなものだろう。次男は長男を見ているから、それに反発するか協力する。三男以下は家とは無関係の「どうでもいい存在」だから、だからこそ世界そのものをありのままに見て、判断できる。まあ、その結果、犯罪者になる、という選択も「あり」なわけだ。なにしろ、この世界では犯罪者的人間ほど社会の上位に行けるのだから。(笑)もちろん、モラルを持った人間は、この反モラル的世界においては革命家(か、革命を鼓吹する人間)になるのが当然ということになるのではないか。
この非道な社会(フクシマを見るだけでも十分だろう)において、その事実を知りながら社会改革を望まない人間の方が精神異常者だと私は思う。
利を選ぶなら犯罪者、義を選ぶなら革命家、というわけだ。(心の中だけの革命家でも十分だ、と私は思う。そうすれば、選挙での愚行だけはしないだろう。)
もちろん、どちらでもない、何も考えない「善男善女」も無数にいる。その善男善女が、この社会の悪を維持する基盤としての大きな「数」になる。

話が飛躍したが、「その人の置かれた立場はその人の精神をも規定する」というのは大事なポイントだ。社会的な「立場主義」については多くの人が触れているが、実は家の中からその「立場」は始まっており、生まれた時点から始まっている、ということはもっと重視してよいのではないだろうか。これは精神分析における「超自我」であり、当人に意識されないからこそ強大な支配力を持っている。それを意識することが、この「超自我」から自由になるスタートラインである。
(なお、私は「立場主義」という言い方には賛同しない。これは「主義」のような意識的なものではない、と思うからだ。では何と呼ぶか。それは頭のいい人に思案をお任せする。)


(以下引用)



医学の進歩で人間が死ななくなったのに後進国では以前のままの『沢山生む』のままだから爆発的に増えているのです。
アメリカ人の進化生物学者ジャレド・ダイアモンドの『銃・病原菌・鉄』に依れば、病原菌と言うのは最強の兵器なのですね。エボラにも細菌兵器の悪いうわさがつきまといます。
この本では人口増で若者の1人目は親の後を継いで家に残れるが、余った2人目は外国に働きに出て、3人目は犯罪者か革命家になるとの説も唱えています。




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