徽宗皇帝のブログ

宋文洲のツィートだが、「右翼」というのはひとつの政治的立場であり、政治信念だ。「左翼」も同様である。その言葉自体が侮蔑であるというのは、ツンボをツンボと言い、メクラをメクラというのが差別語扱いされるのに似ている。お互いに敬意をもって「右翼」「左翼」という言葉を使いたいものだが、そうもいかないので「保守主義者」「改革主義者」とでも言うしかない。それでも、その種の言葉に侮辱的意味を籠めて使う者もいるだろう。まあ、宗教論争のようなものだ。宗敵は存在自体が敵になる。

ちなみに、自民党は私から見れば「悪しき改革主義」であり「新自由主義」である。まったく保守的ではない。だが、自民党を「パヨク」という人はほとんどいない。そうすると、パヨク、すなわち左翼とは何を意味することになるのか。
ついでに言えば、共産党は完全に憲法擁護の立場なので「保守政党」であるwww　つまり、どの時点の政体を保守するかという話であり、我々戦後生まれの人間には当然憲法擁護が保守主義になる。自分が知りもしない戦前戦中の政体を「保守」しようと主張する人間は、まあ、良く言ってロマン主義者だろう。悪く言えば夢想的、あるいは妄想的な、超現実主義者（シュールレアリスト）だ。あるいは「商売保守（商売右翼）」である。
これもついでに言えば、共産党はLGBT擁護に熱心であり、「日本社会の文化的破壊」に加担しているという点に関してはまさに革新主義政党であり、その面では「パヨク」そのものだ。経済的革命を主旨とした「共産主義」はもはや共産党の中に影も形もない。

（以下引用）