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徽宗皇帝のブログ

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現代社会がキチガイ社会になる原因
「混沌堂主人雑記」所載の蚊居肢記事(やたらに長い)の一部で、ポール・バーハウと言う人の文章らしい。ここに書かれたことが現代社会の最大の病根だろう。もちろん、社会全体が病気なのである。私は「精神病」と言わず、あえて「キチガイ」という言葉を使う。無数の有能有益な資質を持った人々が(主に教育とマスコミによって)社会に狂わされキチガイになるのである。そしてキチガイが社会の歯車となり、キチガイを再生産していくのである。高貴な精神性は捨てられ、カネと欲望だけが彼らの神(黄金で飾られたケモノがその表象だ。)になる。

(以下引用)


現代の自己解放は幻想です。私たちは自由であると言われていますが、今日ほど無力なことはありません。私たちはほとんどどこでもいつでも非常に長く働きすぎています(労働時間と余暇、職場と家庭の境界は消えています)。私たちは成功しなければならず、経済的利益を唯一の基準として他のすべての人と競争しなければなりません。いわゆる「自己」の規律は、幼いころから存在する極めて疎外的な言説に基づいており、その中で私たちは、懸命に働き、あらゆる機会をつかめば勝ち組の側に、そうでなければ恥じるべき負け組の側に、と教え込まれます。ヴァルター・ベンヤミンは、1921年にすでに『宗教としての資本主義(Kapitalismus als religion)』というテキストの中で、資本主義が罪悪感を伴う新たな宗教となり、そこから逃れられないというこの進化を予見していました。






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