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徽宗皇帝のブログ

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現金とその代替物の間で巨大な詐欺が発生する

「阿修羅」記事の或るコメントが、現代の経済の根本的問題を鋭く、分かりやすく説明しているので、転載しておく。
この「価値希釈(信用創造)」による金融機関の「社会からの金の強奪」を最低限に抑えるか、無くす手段を考えることが、これからの「新しい経済学」の課題になるだろう。
ギリシャ問題は、金融支配システムと実体経済の鬩ぎ合いだ、と見ることも可能だろう。借入があった時に銀行側が信用創造によって作り出した「架空の金」は、そのまま借入者に対する銀行の債権、すなわち銀行の資産となる。つまり、銀行はいつでも、金を貸し出すたびに「無から自分の資産を作り出している」のである。それが貸し倒れになったところで、実はもともと存在していなかった金であり、銀行はほとんど損などしないのだ。
もっとも、銀行が貸し出した金がすべて現金化されたら、銀行は即座に倒産するだろう。(「流動性」という奇妙な名前で呼ばれている「現金および債券証券等、その代替物」は、現金自体の何十倍もの金額だろう。株の信用取引も、基本的に現金が介在しないという点で、一種の信用創造と考えてもいい。それを含めれば、現代世界の現金の「希釈率」は膨大なものであるはずだ。)それが信用創造というシステムの馬鹿げたところであり、いわば「空中楼閣」が社会を支配しているわけである。



(以下引用)赤字部分は徽宗による強調。


1. 2015年7月07日 06:53:30 : uqeHFKdlhI


今の経済システムが発しているメッセージ

市民よみなひたすらエリートの為に働け、農作物も、商品も、サービスも


みんなエリートのためのものだ。


市民には効率的な楽しみ(テレビ)を与えるから満足してエリートの為に働け。


ドイツは優等生→産業構造がエリート向になっている(エリート向け商品が主)


ギリシャは怠け者→産業構造が市民向けになっている(市民向け商品が主)


今の経済システムは、エリート向けで無ければやっていけないシステムになって


いる。その方法は、市民に気づかれない様に、お金の中に仕組まれ政治で実現し


ている。


お金は、価値とその価値を運ぶ媒体で成り立っていると捉えることが出来る。


価値=働きでつくられた生きる為の糧、楽しみを支える他人の働き。資源は只。


媒体=価値を運ぶ媒体(キャリア)=お札、銀行預金などコンピュータ登録値。


銀行システムで媒体の量を増やし気づかれない様に価値を希釈するシステム。


お金の量=中央銀行が発行お札量+銀行による信用創造(=偽札相当の悪貨)。


そして、


大部分のお金を株式市場に留め置く政策で、市民が支える、実態態経済には必


要最小限しか流さない。つまり「価値を希釈して留め置く」、これが市民の働


きを搾取(泥棒)する仕組みになっている。


ギリシャはエリーとの為に働かず、経済システムに逆らったから負債を抱える


ことになった。


ギリシャの主張 「常に市民のために働いてきたが、エリートの為に働かないと


やっていけない仕組みにしているお前等が狂っている。」と言っている様だ。

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