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徽宗皇帝のブログ

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福島は本当に打つ手無しなのか?
福島原発事故のことは、あまりにも情報やら意見やら批判やら正論やら愚論やらが溢れすぎていて、もう聞くのも読むのもうんざりという状態に日本国民はなりかかっていると思う。しかし、どんなにうんざりしていても、この問題を解決することが、今の、最大の課題なのである。
で、解決案をいくら素人がワイワイ言っても、それが政府で取り上げられることは無いわけで、結局は災害処理ビジネスの欧米大企業を呼んでくるのがオチであるのだが、あきらめずに声を上げ続けよう。
少なくとも、全国民が事実情報を共有し、まともな意見が大勢を占めるようになれば、新たな展開が出てくる可能性はある。

で、福島原発は「もはや打つ手無し」という感じなのだが、これまで無闇に注入してきた冷却水が、放射能汚染水となって、かえって福島近辺の土壌と海洋を放射能汚染しつつある。
つまり「水棺」方式は逆効果だったのではないか?
いや、原子力に無知な素人考えなのだが、チェルノブイリの「石棺」方式は、ある程度の効果を上げたと思うのに、なぜその方式を採らなかったのか、あるいは今からでも石棺方式に変えるべきではないのか、と言いたいのである。
たとえ核分裂した燃料棒が崩壊熱でどんどん地中深く落ちていったところで、地球内部でどうにかなるだけのことである。問題は、放射能を地上に出さないことなのである。それには福島原発全体を鉛入りのコンクリートで埋めてしまうのがベストだろう。それが石棺方式である。
だが、そうなると、アレバ社は汚染水処理のビジネスで儲けることができなくなるから、やらせないだろうな。アレバ社の背後関係は知らないが、どうせロス茶あたりだろう。
日本国民を奇形児だらけにしても、自分たちが金儲けができればいいという連中が、世界経済と世界政治を支配しているのである。
その根本を変えないかぎり、これからも同様のことが起こり続けるだろう。


(以下「阿修羅」より引用)



もうダメだ…福島の海も川も水道も…汚染水決壊カウントダウン(日刊ゲンダイ) 
http://www.asyura2.com/11/genpatu12/msg/870.html
投稿者 赤かぶ 日時 2011 年 6 月 17 日 16:02:57: igsppGRN/E9PQ


もうダメだ…福島の海も川も水道も…汚染水決壊カウントダウン
http://gendai.net/articles/view/syakai/130992
2011年6月14日 掲載 日刊ゲンダイ


刻一刻と迫る最悪事態

 東電は福島原発1、2号機周辺の地下水から、国の基準の約200倍に当たる放射性物質「ストロンチウム90」を検出したことを明らかにした。「事故で大気中に放出された放射性物質が雨に混ざって地下水に流れ込んだ」という見方を示していたが、スットボケもいい加減にした方がいい。日刊ゲンダイ本紙が指摘してきた通り、溶けた燃料棒が原子炉を貫通し、格納容器を突き破って地下水を汚染したと考えるのが自然だろう。これは最悪事態だ。汚染地下水が広がるのはもはや防ぎようがないのである。

「ストロンチウム90」は「半減期」が29年と長く、体内に入ると骨のがんや白血病を引き起こすとされる。東電によると、原子炉建屋周辺の地下水をためる施設「サブドレンピット」から5月18日に採取した水を調べた結果、1リットル当たり、2号機周辺で6300ベクレル、1号機周辺で22ベクレルを検出したという。京大原子炉実験所助教の小出裕章氏はこう言う。
「この濃度からみて、私の推論が裏付けられたとみています。つまり、核燃料棒が溶けて、圧力容器だけでなく、格納容器も突き抜け、地下水にまで達したということです。こうなると、もう水をかけ続けて、冷やすことは無理です。どんどん漏れた汚染水が地下水に広まってしまう。事故処理の大転換が必要なのに政府は何をやっているのでしょうか」
 汚染地下水は海へ川へ広がる。魚はもちろん、水道水にも影響が出る。その量はすでに1万トンとの見方もある。東電の工程表は完全破綻したのである。それでなくても、福島原発では行き場のない高濃度汚染水が明日にも決壊する勢いだ。
「原子力災害対策本部がIAEA(国際原子力機関)に提出した報告書で認めている通り、1~3号機は事故直後から『メルトスルー(溶融貫通)』になった可能性が高い。この3カ月間、放水、注水し続けた水が溶けた核燃料と混ざって超高濃度汚染水となってたまり続けているのです。東電はこれまで、汚染水を集中廃棄物処理施設に運んできたが、1~4号機と集中廃棄物処理施設の地下には現在、計10万トン超の汚染水がたまっているとみられている。6月下旬にも汚染水の水位は海抜4メートルに達し、一気にあふれ出す可能性が指摘されています」(科学ジャーナリスト)

●直ちにタンカーを呼ぶしかない

 東電はこれを防ごうと、1日1200トンの処理能力を持つ汚染水浄化システムの稼働を計画。「切り札」として期待されたが、水漏れなどの不具合が相次ぎ発覚。当初は5日ごろに予定されていた本格運用も大幅に遅れ、決壊が現実となりつつある。もはや「時間との戦い」なのである。
 東電は「(運用は)最速で(今から)4日程度」(松本純一原子力・立地本部長代理)といっているから、いつまでかかるか分からない。そうこうする間にも汚染水はどんどんたまっていく。
 東電は、システム稼働前に集中廃棄物処理施設が満杯になれば、別の建屋や1号機の復水器などを活用する考えだが、後がないバケツリレーになる。
「東電は会見で、汚染水のリミットは『6月末ごろ』との見方を示しました。これには先日の台風などによる雨水流入を考えていません。豪雨が来ればたちまち移送先も満杯になり、敷地や海水、地下水に漏れ出してしまう。そうなったら目も当てられない。大量の汚染水が地下に浸透し、拡散していく。原発から数十、数百キロと離れた場所にも将来、放射能汚染の影響が出てくるのです」(前出のジャーナリスト)
 残された時間は2週間。前出の小出氏は「一刻も早くタンカーを持ってくるしかない」と言っている。
 

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コメント
01. 2011年6月17日 16:09:04: iQinVlOl1c
バカ東電何やってんだ。早くタンカーに移せや。
汚染水浄化システムは諦めろ。地下ダムで逝け!

02. 2011年6月17日 17:08:18: OGQkQettRU
東電さえ隠蔽せずに事実を公表していたら、データーを曝け出していたら、メディアが過小報告(安全報道、あの先生方はどうした?)さえ垂れ流さなければ、手立ては講じられた。
これが人的事故でなければ、この世にそれは存在しない。
未来の日本人にどう謝罪するのであろうか?
このままでは、小出先生の主張される方法さえ間に合わなくなるのではなかろうか?

03. 2011年6月17日 17:20:38: G3gj6mvDCw
セシウム除去しているけど、ウラン、プルトニウム、キュリウム、アメリシウムなどが含まれるもっと高レベルな汚染水なんでしょ?

04. 2011年6月17日 17:22:42: CC8ETEUB8Q
巨大タンカーに積んで刈羽の高度処理施設で処理を、という小出さんの至極まっとうな
提言がなされてからどれだけ経つんだ。まともな科学者の提案は無視し続けて、人員
と時間を浪費してただけじゃないのか。

05. 2011年6月17日 17:27:38: 6t3Z2XpZpc
すでに東電に当事者能力はない。国の判断で発電所の周囲に止水機能を持った地中連続壁を作るしか手はないだろう。地中で深さ100m余りまでなら施工できないことはない。その深さまでに不透水性の粘土層、岩盤層があればかなりの効果があろう。
・水圧バランスで掘削する工法による地中連続壁
・鋼管矢板で囲み接合部分を止水する の工法が考えられる。

今報じられている建屋の回りを囲っても地中から放出される放射性物質には全く対処できない。もはや原子力の専門家にできることなどない。


06. 2011年6月17日 17:31:16: ROT9rVE6DA
< 未来の日本人にどう謝罪するのであろうか?
 日本人は、もう子供をつくるこを放棄して、将来世代に迷惑をかけないようにするしかない。つまり、民族として自発的滅亡の道を選択することだ。

 自分は、35歳。もともと貧乏なので、子供は産めないと思っていた。しかし、原発事故で「産んではならない」という決断にかわった。

 しかし、すると我々が生み出してきた、死の灰を誰が管理するのか、という問題に誰が対処すればよいのか。堂々めぐりだ。

 本当に、原発は罪深い。原発は、社会の持続可能性を破壊し、徹底的に将来世代を苦しめる。怪物のようなテクノロジーだ。



07. 2011年6月17日 17:40:42: DTK68v7wks
小出氏は、いつも誠実で、見解は的確だった。
しかし、間に合わない。
事故対応のシステムに問題がある。
現場が独断で動くことは出来ない。
何をやるにも、上層部の承認を取らなければならない。
これにあきれるくらい時間がかかる。実務に携わる者なら分かるだろう。
上層部に、現場の状況を洞察し、危機感を持って対応出来るような人材はいない。

岩盤までは、絶対掘らなければならない、建築物を建てるくらいだから、地下100m以内に岩盤はあるはずだ。
20km圏全部使っていい。
大きく外側から封じ込めなければならない。



08. BRIAN ENO 2011年6月17日 17:57:21: tZW9Ar4r/Y2EU : GkP4o9Xp4U
>巨大タンカーに積んで刈羽の高度処理施設で処理を、という小出さんの至極まっとうな提言がなされてからどれだけ経つんだ。
私も04様と同じことを、考えておりましたが・・

私が思うに、たぶん・・・
事故が起きてからの一連の彼らの動きを見ていると
仕事をするフリをしているだけ・・・
時間と膨大なお金とかけがえのない人材を被曝させて・・

ようするに、たとえば・・
我々素人が聞いても・・
そんなんで、うまくいくの?
と思うようなことを・・
ばか正直にやってきたし、やろうとしている・・

①汚染水の処理をやります
②建屋にカバーをかけます
③メルトスルーしていても冷却します
④水棺にします・・
⑤その他、いろいろ・・

それは結局・・
役所仕事・・
役所って、自分の仕事をつくって・・
仕事をしているフリをする場所でもある・・
そういうところのようだが・・・
東電も似たようなことをしているだけ・・
希望を含ませた新しい仕事を国民に報告していれば、
国民はなんだか根拠がなくても
「なんだか、あたらしいことやるみたいだよ・・」
「じゃあ、少しはいい感じになるんだろうね・・」
「そうだと、思うよ・・」
まあ、誰だって、悲観的にはなりたくないだろうから・・
東電も・・国民のそんな気持ちに応えるような
演出(効果のない仕事)をしているだけ・・
そんな感じを狙っているだけだと思います・・

実際、今までの彼らの仕事で、
何か改善したことがあったか?
を考えると、まったくなし・・
すべてが、失敗・・
冷却→失敗→メルトダウン→メルトスルー
水棺→失敗
水棺なんて、最初からメルトダウンして
メルトスルーしてるんだから、最初から不可能
これって八百長ですよ!
大相撲やプロレスどころの比じゃない、
八百長ですよ・・相撲協会も怒っていいと思うよ!
なんで俺達だけ「八百長」「八百長」って責められるんだ!


たぶん、夢も希望もなにもない状態・・
そんな状態を国民に悟られるとマズイ・・
だけど、たた指をくわえて建屋を眺めているわけには
いかないので、まったく、効果のない
(でも、一見すると、何か国民に希望を与えるような・・仕事・・)
(うちら一生懸命仕事してまっせ!的なアピールの為に・・)
仕事をしているフリだな・・

私は、そう思う・・。

そうこうしているうちに

海、川、地下水の汚染はどんどん進行してる・・
全然、国は調べようとしない・・
福島の子どもたちに異変が出始めているようだが・・
国は、まったくの無関心、傍観を決め込んでる・・







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