忍者ブログ

徽宗皇帝のブログ

徽宗皇帝のブログ

競争原理という詭弁
競争原理は生き物すべての原理、みたいな言い方があるが、それは「生存競争」という言葉で示されてる思想だ。だが、そこで誤魔化されているのは、それは「種と種の競争」であり、しかも実際にやっているのは個々の生物の生死の闘争であって、同じ種の間の競争ではない、ということだ。種と種の競争も、結果だけからそういう見方をしただけのことである。
同じ種の間の競争は人間だけがやる(雌の獲得競争や、精子の卵子への到達競争までも競争原理の例とするのは詭弁である。)ものであって、それを生物すべての生存原理とするのは誤魔化しである。
しかも、そこで隠されている(世間から見落とされている)のは、競争は、「競争をさせるものの利益」という面である。教師は生徒を競争させることで自分の指導実績とし、会社は社員を競争させることで会社の利益を上げる。上役は下役を競争させることで自分の業績とする。IOCは膨大なアスリートたちを競争させることで自分たちは座ったままで膨大なカネを手に入れる。

競争をやらされるほうは、トップに昇りつめた(最後まで勝ち残った)少数者(場合によってはたったひとり)を除いては、すべて疲弊し、死に絶えるのが競争というものである。


(以下引用)



@tako_ashi
22時間
22時間前


その他
小田嶋隆さんが小田嶋隆をリツイートしました
3年前のツイートだけど、当時の悪い予感が当たってるのが悲しい。
小田嶋隆さんが追加

小田嶋隆


@tako_ashi
競争の効果と正当性を訴える言説は、実は、勝ち組を賛美しているだけだったりする。彼らは、「強い者が競争に勝つ」という前提を「勝っている者が正しい」という支配原理にすり替えている。だから、「努力した人が報われる社会」は「報われなかった人が努力しなかったと見なされる社会」に…
1

拍手

PR

コメント

コメントを書く