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徽宗皇帝のブログ

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米政府破綻に続くのは大恐慌と2種の「ニューディール」
「大摩邇」所載の「in deep」記事で、引用部分後半の「大奪取」については、私はこのブログで最初のころから何回も書いている。つまり、大恐慌は「作られた」もので、大恐慌の後にはDSが財産を数倍に増やしているということだ。そして銀行がその手駒であるわけだ。「あなたが銀行に預けたカネは、いつでも銀行が横取りできる」のである。これは引用記事中でも明言されている。

肝心なのは、マスクを首領とする「既成政府解体」がその大奪取の尖兵であり、米政府の財政的行動不能状態を作っているということだ。つまり、1930年代の大恐慌時の救済策である「ニューディール政策」、つまり公共事業による経済救済もたぶんできないだろうということだ。となると、戦争による「政治的誤魔化し(スクラップ&ビルド)」(まさに、別の意味の「ニューディール」)が起こる可能性も高い。(戦争自体が目的でその名目はどうでもいいので「政治的誤魔化し」と私は言っている。)
まあ、私の予測では、今回の大恐慌は西側世界が中心で、ロシアと中国は自分(自国)を防御できると思っている。日本は? 政治家(特に総理)次第だろう。石破は経済音痴にも見えるが、基本的に真面目で日本防衛意識は高いと思う。だが、作られた(「盧溝橋事変」のようなフェイク事件の)「日本攻撃」が起こると、これも作られた「国民運動」で戦争に進むしかなくなる可能性も大きい。



(以下引用)全体の記事前半は省略。


しかし、市場はともかくとして、たとえば、


「国家が破綻した」


となると、無事でいられる国民はあまりいないかもしれません。


今回ご紹介するのは、たまに取り上げさせていただく米国保守系のメディアである USA ウォッチドッグのインタビューで、金融ライターで貴金属ブローカーのビル・ホルターさんという方のものです。


まあ、この USA ウォッチドッグに出てくる方々は「極端なことを言う人が多い」のですけれど、そういう意味でも、一種の「娯楽」として読まれていただくのがいいかと思います。


かなり極端なことを言うので、言うことはあまり当たらないですから。


ビル・ホルターさんは、トランプ氏とイーロン・マスク氏の DOGE (政府効率化省)のことを挙げていまして、 DOGE は次から次へと、さまざまな不正や詐欺を暴き続けていまして、賞賛されている部分が大きいですが、


「結果として、それがアメリカの破産を導く」


としています。


これは、トランプ氏とマスク氏のしていることが良いとか悪いとかという話ではなく、行われていることは正しいとしても、真実が暴かれれば暴かれるほど、海外との関係に問題が生じてくることなどを述べています。


そして、システムが破綻した後、「大奪取 (The Great Taking)」が起こるだろうと述べていました。


「大奪取」については、書いたことがあるような気がしていたのですが、ブログではふれていなかったようです。


これは、元ヘッジファンドマネージャーのデビッド・ウェッブ氏が提唱した言葉で、「一般大衆からすべてを奪う」というものであり、以下は、以前のメルマガで書いたものです。


デビッド・ウェッブ氏の著作「大搾取」より


大奪取は、現在世界中で同時進行している債務蓄積のスーパーサイクルの最終局面だ。


この計画は、長い時間をかけて計画された知的な設計によって実行されており、その大胆さと範囲は人間の頭で理解するのことは難しい。


含まれるのは、すべての金融資産と銀行預金、すべての株式と債券、したがって、すべての在庫、設備、土地、鉱床、発明、知的財産を含む、すべての公開企業のすべての基礎資産だ。


いかなる金額の負債によって資金調達された私有の動産および不動産も同様に差し押さえられ、負債によって資金調達された私有企業の資産も差し押さえられる。


たとえ部分的にでも成功すれば、これは世界史上最大の搾取と征服となるだろう。


…彼らの計画は数十年にわたって実行されている。


このような「勢力」は、過去 50年間にわたり、そのような法制度を確立し、あるいは、株式、債券などの投資が口座保有者から離れて集中化された歴史、などを述べていました。


そのメルマガで、投資家のニック・ジャンブルーノ氏という方の寄稿文もご紹介しました。


投資家ニック・ジャンブルーノ氏の記事より


必要なのは、破産の波を引き起こす大きな危機だけであり、世界の中央銀行の背後にある隠れた勢力は、すべての人の株式、債券、および借金で賄われたあらゆる財産を奪うことができるようになるだろう。


証券口座、銀行口座、年金、その他の金融口座に保有していると考えている資産はすべて一夜にして消えてしまう可能性がある


…重要なのは、これには銀行口座の法定通貨も含まれるということだ。


覚えておいてほしいのは、不換紙幣は破産した政府の裏付けのない負債だということだ。


さらに、銀行に通貨を預けたら、それはもはやあなたのものではなくなる。技術的にも法的にも、それは銀行の財産であり、あなたが所有するものは銀行の無担保負債となる。


私は、大奪取はほとんどの人が考えるよりも早く起こる可能性があると考えている。


Nick Giambruno


ある「勢力」の人たちにとっては、大きな危機は「起こらないより起こったほうがいい」ということになるようです。


そんなわけで、次の何らかの、それは金融でも市場でも国家破綻でも何でもいいのですが、何らかの危機が起きた場合、その規模が大きければ大きいほど「嬉しい」人がこの世にはいるようです。


というわけで、アメリカの国歌破産についてのビル・ホルターさんのインタビューからの抜粋です。

DOGE が米国の破産リセットを強制する – ビル・ホルター氏

DOGE Forces US Bankruptcy Reset – Bill Holter
usawatchdog.com 2025/02/22




金融ライターで貴金属ブローカーのビル・ホルター氏が、トランプ氏の DOGE (政府効率化省)チームの影響に関する新たな警告を携えて戻ってきた。


連邦政府の監査で明らかになった膨大な詐欺と無駄遣いは、今や誰もが知るところとなった。


国家が生き残るためには、そう(詐欺と無駄遣いを暴くこと)しなければならないのだが、多くの人たちが見逃しているのは、こうした監査の避けられない結果だ。


ホルター氏と元ビジネスパートナーのジム・シンクレア氏は、約 5年前に米国の破産シナリオを提示した。その投稿のタイトルは「トランプ氏の勝利は、米国破産後の前進への道を開く - ホルター&シンクレア」だった。


もちろん、ドナルド・トランプ氏は 2020年に大統領選に「敗北」し、破産ボタンは押されなかった。


当時、ホルター氏とシンクレア氏は、米国は破産するだろうと明確に述べていた。


唯一の疑問は、アメリカは「法の支配の下で、あるいは混沌の支配の下で」財政的に再編されるのかどうか、ということだ。有権者は 2024年にトランプ圧勝で法の支配を選んだ。


ホルター氏は以下のように説明する。


「数学的には、これはどちらかには下がるだろう。支払いが滞ることで下がるか、ドルの価値が急上昇することで下がるかのどちらかだ」


「彼らは現在の条件では利子と負債を返済できない…彼らはより多くのドルを作り、ドルを返済するために各ドルの価値を希薄化しなければならないだろう。問題は、これが法の支配の下で下がるのか、それとも完全な詐欺と腐敗の支配の下で下がるのかだ」
「…バイデン政権の最後の日々を見てほしい。何千億ドルものお金が裏口から出て行った。私が言えるのは、これが終わったら、その人々は刑務所に行くほうがいいということだけだ。そうでなければ、真の法の支配を見ているわけではない」


ホルター氏はさらにこう述べている。


「 DOGE はあらゆる種類の詐欺を暴いている。これは帝国や企業の終焉に見られるものだ。帝国が破綻するまさにその最後に詐欺が見られる。現時点で DOGE が明らかにしている範囲は衝撃的なものだ」


「... DOGE が掘り起こせば掘り起こすほど、真実が明らかになり、信頼は崩れるだろう。外国との信頼が崩れると、それは大きな問題となる。今年だけでも、米国債の繰り越しは約 10兆ドル(約 1500兆円)ある。今後 4年間で 28兆ドル(約 4200兆円)になる」


「米国債に対する需要はなければならないが、DOGE が真実を明らかにすることはその逆効果となる。彼らは真実を明らかにしているが、真実は信頼を傷つけるからだ... DOGE は 50年前に行われるべきだったことを現在行っている。もし私たちが本当の会計を持っていたら、問題はなかっただろう。現在、このシステムは USAID やさまざまなプログラムから流れ出る現金の流れに完全に依存しているが、それが停止されようとしている。ギアボックスに砂を投げ込むようなものだ。システムは停止し、それが『大奪取』につながるだろう」


 


ホルター氏は、以下のように予測している。


「システムが停止すると、デリバティブが崩壊し、金融機関が破綻する。その後、どうなるか想像できるだろうか。彼らはあなたの資産をすべて奪う。今日の法律では、彼らはそれを合法的に行うのだ」


 


5年前、ホルター氏とシンクレア氏は金(ゴールド)がもっと高騰すると予測した。


現在、金が 1オンスあたり 2,900ドル (約 43万円)以上で推移していることは彼らの予測が正しかったことを示しているが、ホルター氏は、「まだ何も起きていない」として以下のように語った。


「金は通貨や体制の健全性を示す温度計だ。2,950ドルで金は今、警鐘を鳴らしている。一般の人はそれを警鐘とみなしていないが、警鐘であることには変わりない。人々は金を使ってシステムから抜け出そうとしている」


「結局、あらゆるところに詐欺があったことがわかるだろう。また、これらすべての暗号通貨がデジタルエアの完璧な会計システムであることもわかるだろう」


 


最後にホルター氏は、返済不能な債務が何兆ドルにも上ることを考えれば、金融システムのリセットによって金は 1オンスあたり 10万ドル (約 1500万円)以上に簡単に再評価される可能性があると述べている。


ホルター氏は「これにより、世界中の中央銀行が再び流動化される。世界中の中央銀行がそれについて不満を言うとは思わない」と述べている。ホルター氏は、金融システムのリセットによって銀も 1オンスあたり数千ドルまで再評価される可能性があると述べている。

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