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徽宗皇帝のブログ

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超資本主義の社会
連続投稿だが、「シャンティ・フーラの時事ブログ」に引用されていた「らばQ」の記事がいい記事なので、孫引き引用しておく。
TPP参加とは、日本がこうなることだ、ということである。
我々はいろいろな会社から来る請求書に対し、文句を言う権利も無く、疑問を持って調べることもできないまま、ただ支払いを義務付けられる。国は企業の肩を持ち、国民はどんどん窮乏化していく。TPPに参加していない今でも、もうすでにそうなりつつあるのだが、TPP締結後はそれが極限状態になるだろう。



(以下引用)



[らばQ]TPP参加で日本もやばい?「アメリカの保険システムがどれだけ最低なのか」恐怖の現状

2012年11月17日 6:19 PM
( 世界の現実, 竹下雅敏氏, TPP問題 )





竹下雅敏氏からの情報です。






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TPP参加で日本もやばい?「アメリカの保険システムがどれだけ最低なのか」恐怖の現状


転載元より抜粋)

らばQ 11/11/11




アメリカで深刻化している格差問題ですが、中でも大きく取り上げられているのが医療問題です。

アメリカ人の多くは、ケガや病気をしてしまうと保険料を支払っていても高額の医療費を強いられるため、ろくに治療を受けられないという怖い状況にあります。

TPP参加によって、日本の医療もアメリカ化するのではと危惧されているだけに、アメリカが今どうなっているのかを、もう少し知っておく必要があるかと思います。

海外サイトの大きなトピックとなっていた、現状の保険制度を嘆くアメリカ人の投稿をご紹介します。


現在、我が国の健康保険システムが、単なる巨大な金儲けのための陰謀にしか見えなくなっています。

僕は2週間に一度、89ドル(約7000円)の保険料を支払っています。勤め先の会社が50%支払ってくれるので、会社からも89ドルが保険料に支払われてい ることになります。これを計算すると僕個人の保険料は年間2314ドル(約18万円)支払われていることになり、すでに勤めている6年でだいたい13000ド ル(約100万円)ほど支払ったことになります。

自分は32歳で割りと若く健康で、医者の世話になることもそうありません。過去6年間に医者に行ったのは3回くらいだと思います。ところが昨日発疹があって、医者に行きました。40ドル(約3000円)の支払いをしたあと、4分ほどの診察で医師は僕に酒皶(しゆさ)性痤瘡"rosacea"という診断を下し、メトロジェルという抗菌薬を処方しました。

薬をもらいに薬局に行くと、その100mgのクリームは270ドル(約2万円)で、僕の保険会社は250ドルの控除額を設定していて、何の理由かよくわからないが最終的に支払う額は$199.84(約1.6万円)だと言いました。その親切な女性に、そのチューブ薬に払える200ドルを持っていないと説明して、手を震わせながらその場を去りました。

 その後、話を短くすると…、家に帰り、きちんとした合法のネットの薬局をカナダで見つけました。そこで買ったのは2倍のサイズで送料を入れても70ドルでした。

 保険のシステムクソ食らえだ。さらに我々の尊い国会の人々は、外国から薬剤を購入することを違法とする法律を制定しようとしているところです。そして驚くことでもないが、保険会社と薬会社がそれを推進しています。


保険料を支払っている人でさえも高額医療費に悩まされているアメリカの現状が垣間見えます。(アメリカの6人に1人は保険料が払えず無保険)

こういった状況が日本にも入り込んでくる可能性を思うと、かなり怖いものがあります。

アメリカを含む世界中からコメントが寄せられていました。


・どうやって保険会社が、24時間どのチャンネルでも流れているCM料を捻出していると思っているんだい?




・君、それで文句言っちゃいけない。うちは家族3人で年間15000ドル(約120万円)の保険料だぞ。ゼロをわざと付け足したわけじゃない。

・アメリカ以外の国では製薬会社が広告を出すのは違法なんだぞ。

・だからアメリカのほうがいいんだろ、自由なんだ。民主主義なんだ。

・それが本当なら、まるで詐欺のようだな。

・市民からこういうぼったくりをする法案を通そうとする、ロビー活動家に感謝するんだな。一度健康保険のスレッドを読んだことがあるんだけど、大怪我した人や病気の人が、あまりにお金が吹っ飛ぶために、治療を拒否しているというのを見てショックで恐ろしくなったよ。

・オレも同じ気持ちだ。ちなみにそのメトロジェル100mgがここインドでいくらか調べてみたよ。これがアメリカのシステムが腐っている証拠だ。いいかい?アメリカで270ドル(約2万円)の100mgチューブがインドでは0.26ドル(約20円)だ。

・ちょっと違う視点を僕が与えてみよう。
 自分の家族はラアス・アル=ハイマに住んでいたことがある。アラブ諸国にあるとても小さい首長国で、僕の弟が夏に事故を起こした。
車はひっくり返り、砂漠の岩にぶつかった。砂丘に体当たりとかしていたので自業自得なんだが、弟は大丈夫だったが彼の友達は指を3本切断し、病院に3日いて手術を3つ受けた。
 そのときの請求はゼロだった。事故なので誰のせいでもないと受け止められ、個人が責任を負うことはなかった。今のアメリカでの健康保険システムではどんな事故を起こしても、インドとか昔ひどいと思われていた国よりひどいな。

・麻薬密売人たちは、こっちの薬に変えてくれんかな。たぶん罰は軽い。

・喘息でもう10年ほど吸入器を使ってる。だいたい1ヶ月しか保たないんだが、インドでは2ドル(約155円)くらい。もちろん健康保険なんてものはない。韓国では保険がついて3ドルくらい。それがここでは保険つきで60ドル(約4600円)だ。冗談だろ。なんでそんな額を払うんだと医者に言うたびに逆切れされる。

・国民全員に健康保険のない国は、もう発展途上国だと私は考えている。まあアメリカよ、がんばって。きっとそのうち誰かが侵略して自由や常識を与えてくれるわ。

・自分は医者だけど、このスレに100%賛成する。



TPPによって、日本の国民皆保険制度は崩壊するのではと不安視されていますが、少なくともアメリカの健康保険システムだけは輸入したくないですね。

The US healthcare system sucks fucking balls.


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