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馬鹿な差別に対する「無反応」という戦略

非常に面白い着眼点なので、考察ネタとして保存しておく。
「町山さん」とは、私がよく引用する映画評論家の町山智弘のこと。映画以外にも、(主に映画に関わる)知識が厖大なようなので、内田氏も一目置いているのだろう。ただし、トランプ政権に対してはハリウッドセレブと足並みを揃えて批判している。まあ、トランプは批判されて当然の部分も多いのだが、あの当時のヒラリー対トランプで、アメリカ人の多くがトランプを選んだという事実を軽視しすぎだと思う。
なお、ネットフリックスに「FはファミリーのF」という米国製アニメ(谷岡ヤスジの絵で物凄い米社会風刺をしたようなアニメで、絵柄だけで見る気も起きない人は多いと思うが、内容は非常に素晴らしい。ベトナム戦争以降のアメリカの現実がこれほどよく分かるアニメは無いと思う。)があるが、その中でもちゃんと(笑)米国内でのドイツ人差別が描かれている。まあ、子供が、近所に住む在米ドイツ人(おそらくユダヤ人)を「ナチス」扱いする、というだけのことだが。

下で提起された問題について少しだけ思うところを言えば、「ドイツ人を殺しまくる戦争映画」に対する在米ドイツ人の無反応は、彼らが賢いからだろう。
つまり、放っておけば、ドイツ人は「ナチスとそれ以外のドイツ人」に分類され、生き残ったナチスは少ないのだから、結局はドイツ人全体が免罪される、ということではないか。実際そうなったわけである。そういう意味では「ナチス」という「悪の記号(象徴)」を持っていたことがドイツ人には有利に働いたのである。日本はそうでない(日本軍という総体が朦朧として、どこに責任があるのかもよく分からない)上に、馬鹿右翼が何かにつけて「あの戦争は日本は悪くなかった」と波風を立てるものだから、永遠に免罪されないのである。



(以下引用)


内田樹認証済みアカウント @levinassien12月4日

寺子屋ゼミだん。今日は「ドイツ系アメリカ人」。4600万人という巨大なエスニックグループなのに気配を消しているのは何故かという興味深いトピックでした。「なぜ起きてもよいはずのことが起きないのか?」例えば「ドイツ人を殺しまくる戦争映画」に対する無反応。町山さんに聴いてみたいです。


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