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共産党の主張は何もおかしくない

憲法第九条の条文は簡単なものだが、自衛隊が合憲か違憲かという問題の解決は簡単ではない。
いや、違憲であることは明白だが、憲法が「国の交戦権は、これを認めない」としていることで日本が米国の戦争などに巻き込まれずに戦後70余年の平和を維持してきたという事実がある。
これを「安保タダ乗りだ」とする意見もあるが、安保条約自体が違憲であるとも言える(軍隊が憲法で認められていないのだから、軍事同盟を締結すること自体がナンセンスである。)わけで、日本はとにかく憲法が「戦争は存在しないのだ」としているために実際に(日本には)戦争が存在しなかったというのが私の考えだ。これが憲法で軍隊の存在をはっきりと承認したら、日本がまたぞろ戦争商売人に利用されて戦争に巻き込まれることは確実だろう。
歴史上、日本が他国を侵略したことは何回もあるが、侵略されたことは元寇以外に無いことを考えれば、日本への侵略戦争はまず起こらないと考えていいと私は思っている。何の資源も無く、国土も狭い日本を侵略して他の国に何の利益があるというのか。世界から非難を浴びるだけである。
また、たとえ侵略されてその国の植民地になったとしても、下級国民の生活に今と格別違いは無いだろう。現在でも米国の植民地同然で、政治的自立は有名無実ではないか。下級国民が奴隷的状況であるのも、現在がすでにそうではないか。
とすれば、庶民にとって一番の不幸は、日本がおおっぴらに戦争ができる国になり、実際にも戦争をすることだろう、と私は思っている。「憲法や法律が認めている」となればどんな悪事でもやるのが上級国民というものだからだ。そして、憲法で認められ、軍事予算の増大で肥大化した軍隊は自己のレゾンデートル(存在意義)証明のために必ず戦争をするだろう。これはアメリカの歴史を見れば明白なことだ。暴力は正当化されたら必ずその力を行使するものだ。自衛隊は、吉田茂が言ったように、日陰の身であることをこそその誇りとすべきである。



条文[編集]

  1. 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
  2. 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
(以下「逝きし世の面影」から転載)


『立憲主義の明らかな逸脱から生まれた「イレギュラー」としての自衛隊の微妙な存在』

『赤信号、みんなで渡れば怖くない』が今の日本の政治の基本姿勢であり、憲法違反とか法律違反など何でもあり。欧米社会では常識中の常識である近代立憲主義とは異質であり、今の日本国と世界の常識は違っている。
国家として一番肝心な部分は日本憲法一章(象徴天皇を説明している1条から8条)ではなくて、実質的な第一条とは国権の発動たる戦争や国家の武装を禁じた憲法9条であることは論を待たないであろう。(日本国憲法は、大日本帝国憲法を改正したのとの建て前になっているので、天皇が唯一の主権者であった旧明治憲法の条文をなぞって、1から8条までは天皇関連が書かれている)

今の憲法の条文にはない『イレギュラー』としての自衛隊の微妙な存在ですが、立憲主義の明らかな逸脱から生まれたことは事実だが、そのおかげで、イギリスやフランス、ドイツなどNATO諸国のように、危ない超大国アメリカが行う数々の侵略や冒険に参加しない(逃げる)口実に使うという奇跡的な、あるいは奇術か詐欺の様な、(大人の対応?超高等戦術?)安全保障が今までなら上手くいっていた。
ところが、唐突に『北風』が吹きだした。逃げれないのである。

『いよいよ緊迫化する朝鮮半島(朝鮮戦争)情勢』もう、残されている時間が無い

最新のニューースによると安倍首相は
『あらゆる圧力を北朝鮮にかけるので、今年末から来年にかけて朝鮮半島情勢が緊迫化するので、解散総選挙などが出来ないだろう』との認識をメディアに語っているのですから怖ろしい。
安倍晋三首相の言葉ですが、これはトランプ大統領の語った『嵐の前の静けさだ。!』に対応しているのだろうが、北朝鮮トップの金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長もトランプに呼応するような剣呑な発言を繰り返す。

(中略)

『3極対立の心算が、唐突に自民党と共産党が正面から衝突する「二極対立」になった危険な政局』

総選挙直前の外国特派員協会主催のネットの8党討論会では、緊迫する朝鮮半島情勢にかんがみて、にわかに安全保障問題や憲法改正(平和憲法のかなめである9条)が主役の場に躍り出て、自民党(安倍晋三)などと共産党(志位和夫)が正面から激突する展開になった。
ところが、なぜかこの事実は共産党機関紙『赤旗』ではあまり取り上げたくないらしいのである。(記事のメインではない)
しかも不思議なのは自民党機関紙的な読売新聞も朝日新聞も毎日新聞も『赤旗』と同じように、この話を詳しく取り上げたくないらしいのである。
(多分、この話は日本国の高度なタブー『立憲主義の明らかな逸脱「イレギュラーな自衛隊」の微妙な存在』に抵触するので、不味いと思って全員が敬遠したのである)

メディアの全員が嫌がる中、唯一の例外が、頭が空っぽで目が節穴の低能ネットウヨや安倍晋三の機関紙的な売国右翼メディアの産経新聞が詳しく報じていた。

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『安倍首相「侵略受けたらどうなる」 志位委員長「政権奪取後しばらく合憲」 共産党の自衛隊違憲論めぐり』
10/8(日) 産経新聞

与野党8党首が7日臨んだインターネット中継動画サイト「ニコニコ動画」の党首討論会では、自衛隊は憲法違反との立場を取る共産党の志位和夫委員長への批判が集中した。
口火を切った日本維新の会の松井一郎代表(大阪府知事)は「違憲を合憲と見直すのか、自衛隊をそもそもなくすのか」とただした。
志位氏が党綱領に基づき「国民の多数の合意が成熟して初めて解消に向けた措置を取ることができる」と説明すると、安倍晋三首相(自民党総裁)は「志位氏が首相になり、『自衛隊は違憲』といった瞬間に自衛隊法は違憲立法となる。この間に侵略を受けたらどうなるのか。災害出動もできない」と畳みかけた。
さらに公明党の山口那津男代表が「立憲民主党も拒否するのに、どうやって政府を作るのか」とただすと、志位氏は党綱領に基づき「(共産党を含む)政権はすぐに自衛隊を解消する措置はとれない。(しばらく)合憲という立場を引き継ぐ」と説明した。
これを聞いた首相は「自衛隊の諸君は命がけで日本人の命を守る。『自分たちは違憲だと思うが、災害があったら皆さん命をかけて国民の命を守ってください』というのは無責任だ。この状況こそが政治の場に携わる者の責任だ」と述べ、憲法9条に自衛隊の存在を明記する改憲案の意義を強調した。
激しいやりとりを聞いていた希望の党の小池百合子代表(東京都知事)も参戦した。「『しばらくの間は合憲』といったが、平成5年の自社さ政権では、社会党が一夜にして自衛隊をめぐる立場を変えた。志位氏も同じことになるのでは」と加勢した。
志位氏は「党として違憲という立場を変えない。憲法判断を変えるのは情勢が熟したとき」と再度言及したが、小池氏は「しばらくの間とか当面の間などは世界情勢の中で許されない。無責任だ」と批判を重ねた。これには安倍首相も「その点については小池氏とまったく同じ意見だ。しばらく合憲と認めるが、自衛隊は命をかけるというのはあまりに無責任だ」と歩調を合わせた。
志位氏は「私たちが参加した政権が、すべての国々と平和的な友好関係を作る。日本を取り巻く平和的な環境が熟する。それをみて国民の圧倒的多数が『もう自衛隊がなくても安心だ』となったら、初めて9条の完全実施(自衛隊の解消)ということだ」と訴えたが、首相らは首をひねったままだった。
共産党との候補一本化を進める立憲民主党の枝野幸男代表は「自衛隊は違憲と皆さんがいう状況ならば、どう変えるか考えないといけないが、国民の圧倒的多数も私も合憲だと思っている。(違憲論の多い)学者は普通の国民と違った反応が出てくる」と述べ、憲法9条に自衛隊の存在を明記する首相の改憲論を批判した。
枝野氏は平成27年の安全保障関連法の国会審議で、憲法学者の違憲論を根拠に反対姿勢を強めていた。首相は「あまりにも自衛隊の気持ちを分かっていない議論だ」と反論した。
10/8 産経新聞

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自由と希望www

「酔生夢人のブログ」に書いた記事の続きのような記事だが、政治色の強いこちらのブログに載せておく。筆者の明月飛鳥氏は選挙運動にも関わっており、政治家ではないが、政治家を身近に見ている、「中間地帯にいる人間」なので、現在の野党各党の状況を知るのにはなかなかいい記事だと思う。





(以下「反戦な家づくり」から引用)

2017-09-29(Fri)

情勢は激変した。第三極をつくるしかない

感情が多重化している。多層化と言った方がいいかもしれない。

2012年に自民党に大敗してから、私の考えてきた基本戦略は、保革連携だった。
たまたま両方に足をツッコみ、そのあまりの温度差の違いにびっくりして、なんとかならないのかと思ったのがキッカケだった。
温度差どころか、同じ現象を見ていても、保守と革新ではぜんぜん違う世界を見ているのである。
パラレルワールドと言ってもいいくらいに。

ここで言う保守とは、今は自由党になっている皆さんのこと。
革新というのはどちらかというと社民党系の色んな活動している人たち。
自民党や共産党に比べたら、保守や革新と言っても柔軟なほうだと思うのだが、それでも政治家に限らず、支援者をふくめて(支援者のほうがより激しく)、世界の見え方が違う。

違うのは現象の見え方だけではなく、運動へのこだわるポイントも違う。
保守は「勝ち」にこだわる。端的に言って、負ける正義は自己満足だ と考える。
革新は「正義」にこだわる。勝つために正義を曲げるのは裏切りだ と考える。

今はまさにこの違いの負の側面が衝突してしまっているけれども、5年前の私は、このプラスの側面を掛け合わせることができれば、すごく大きなチカラになる と思った。
保守の勝利へのこだわりと、革新の結果を気にせずにガンガン進む行動力が、うまくかみ合えばこれまでにない運動ができるのではないか、と思った。

それは、一定の形になっていた。ちょっと前までは。
自由党というのは、じつは今の自民党よりもずっと保守だ。なぜなら、自民党の半分は新自由主義に毒されており、9割以上は積極的な従米だからだ。彼らは本来の意味での保守ではない。保守をひとことで言うと「国民の生活が第一」ということであり、優しいナショナリストなのである。

その保守の塊のような自由党が、共産党と仲良く行動し、社民党や市民運動や労働運動の人たちと交流を深めてきた。
最初はかなり警戒していた革新の人たちも、徐々に認識が更新されていった。(大きくは私もその一人ということ)

しかし、もしここで自由党が、小沢一郎氏が希望の党に合流するということになると、保革連携は崩れ去る。

それは、実態的に希望の党には革新の欠片もはいっていないという意味でもあるし、同時に、本来の保守が活躍できる余地もないだろう という意味でもある。
また、逆からも崩れる。希望の党への合流に、まったく躊躇なく罵詈雑言を浴びせる人たちは、これまで築いてきた保革連携など一瞬で投げ捨ててしまうだろう。数日前までは 小沢さん だったのが 昨日からは 小沢 になっている。



ただ、自由党が本当に希望の党に合流するかというと、その可能性は低くなっただろうと推測はしている。

もともとのシナリオでは、自由党は丸ごと合流だったはずだ。
しかし、今朝の前原・小池会談で、情勢は一変した。
100億で小池ブランドを買って、金庫の鍵は前原が持ち続け、持ち株会社として希望の党をコントロールするというのが小沢シナリオだったはずだが、どうやら小池に別口の資金が投入されて、前原は一気に発言力を失ってしまった。

結果、民進と自由を丸呑みさせて、選挙後に実質支配するという作戦は実行不可能になった。
小沢氏もそれは察知しているだろうから、合流はせずに残ったものを第3極としてまとめる方向に動くのではないかと、期待はしている。しかしまだ予断は許さない。

振り返ってみれば、希望の党に金がないと言う情報は、意図的に流されたデマだった可能性がある。
民進の参議院議員がツイッターで、希望の党に来たければ民進から金をもらってから出てこいと言われている などと書いたりして、希望の党は資金難といううわさがまことしやかに流された。
その上で、いかにも物欲しそうに小池は前原に話しを持ちかけたのだろう。実は、軍需産業や統一教会あたりからごっそり資金はもらっていたのだ。

まったくしてやられたわけだが、ここまでやるとなると、前原やシナリオを書いた(だろう)小沢氏を責めるのは酷な気もする。
この状況を逆転するには

・民進党の金は渡さない。すでに渡してしまった公認料以上は出さない。
・希望に行かない民進 + 社民 + 自由 + 沖縄 で党をまとめて第3極にして、40人前後の当選を目指す
・共産党とは選挙協力する
・共産党を含めて、首班指名を深慮遠謀し、キャスティングボートを握る

これしか道はない。



ただ、民進の合流劇にたいする革新側からの罵詈雑言の嵐を見てしまうと、この第三極も本当にできるのだろうか、と非常に心配になる。

たしかに、結果的には小池にしてやられたのであって、罵詈雑言はある意味正しかった。
しかし、複眼的にものを見るということがなければ、これから先の第三極だって維持してはいけない。
「自分に近寄ってくるものは良いけれども、自分から遠ざかるものは嫌い」ではなく、「自分から近寄ってみる。立ち位置を変えてものを見てみる。」ということが、政治で力を発揮しようとすると、絶対に必要。
「妥協」を「腐敗」と感じる感性は、すべてを破壊する。

とは言え、「妥協」なんて誰も楽しくはない。
私も一昨日くらいから、何一つ面白くない。(仕事上のことは別にして)
自らの信じることを言い、それを実現してくれそうな政治家がいるから、熱が入るのは当然だ。
妥協だけで政治運動に参加しようなんて、だれも思わない。

解散された、公示直前だ と言う時期になったら、四の五の言ってられないから、妥協しか方法がないけれど、平時おいては妥協の前の段階をしっかり踏み固めておくことができるはずだ。
お互いの違いを認識し、どう違うのか、なぜ違うのか、踏み込んで話し合う機会を、頻繁に作るべきだ。
それをせずに、いきなり本番に突入するから、妥協と不完全燃焼と不信感だけが募り、爆発してしまう。

小沢氏がどのような決定をしようとも、私自身はその方向へ向かおうと思う。
もしも万が一、この状況でも自由党が希望に合流すると言うことになったら、私は自由党とは穏便に縁を切らせてもらう。

沖縄3区の玉城デニーさんは、希望に行かないと明言されたそうだ。
山本太郎さんも、苦悩しつつ、行くことはないだろうと発言している。


【文字起こし掲載】「女王様の『踏み絵』――安保法制・改憲」~自由党・山本太郎議員が胸中を語る「『希望の党』に手を挙げた民進党議員で心ある人は有事には『トロイの木馬』となってくれ」 2017.9.28 IWJ

すくなくとも、自由党が丸ごと合流と言うことは、現時点でもなくなった。
ここで、バラけてはいけない。

党をまとめて、比例名簿も作らなくてはいけない。比例復活の道を絶対につくること。
そして、数は少なくとも、固まって第三極を目指さなくてはならない。

同時に、共産党とはもちろん、希望に行った民進ともどこかでは気脈を通じつつ、本当に懐の深い集団を作ってくこと。

この方向しかない。

■お知らせ■

このイベントはどんな状況になってもやります

森ゆうこ 自由党参議院議員 講演会

日と場所: 10月1日(日)国民会館(地下鉄・京阪 天満橋駅)
時間: 14:00(開場予定)~15:30
参加料:無料 定員80人(先着申込順)
申し込みフォーム: https://ssl.form-mailer.jp/fms/0de8908b411455
共催: 自由党大阪府連 ・ 生活フォーラム関西

こんなときだからこそ、自由党これからどうするの? などなど 聞きに来てください。

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社会主義とは何か

或るブログに転載されていた記事を孫引き転載しておく。
いい加減、マルキシズムを社会主義や共産主義の代表とする思想は終わりにできないだろうか。
単純に、「生産手段(土地も含む社会的リソース)を国家の所有とするのが社会主義」であり、その延長線で「私的財産もすべて共有とする」という極端な思想が共産主義だという、当たり前の認識に立ってほしい。もちろん、後者の思想が実現不可能なおとぎ話であるのは歴然としており、共産主義の実現を恐れるというのは、天が落ちてくるのを恐れるような話なのである。
では、社会主義の本質は何かと言うと、私が何度も書いているように、「世界がぜんたい幸福になるまでは個人の幸福はありえない」という宮沢賢治の思想に近い。つまり、個人の欲望に制限をかけ、そのぶん、社会的弱者を守る政策を採る、というものだ。つまり、東洋古来の「仁政」とはまさに社会主義的な政治なのである。
社会主義思想の生まれた英国で、その影響下に社会福祉制度や労働三権の思想が生まれたことが、社会主義とは何かを明白に示しているのである。
こんなのは中学で習うことであるが、いまだに、「社会主義のひとつ」であるにすぎないマルキシズムを批判することで社会主義全体を否定する論調が世の中に溢れている。それこそが、社会主義思想が世の中に広まってほしくない勢力の陰謀によるものだろう。
なお、私は下の記事は一部しか読んでいないが、それだけで全体の論調は分かるので、それで十分だと思っている。



(以下引用)



国際秘密力研究 より

上記文抜粋
・・・・・・・・・
ツイートまとめ テーマ:新自由主義の帰結は巨大私企業群による集産主義体制である

〇昔の社会主義思想では巨大資本による寡占化が進んだ資本主義は社会主義の前段階と捉えられていた。つまり「生産力に見合った生産諸関係の再編=社会主義革命」直前の段階と見られていた訳である。無論その予想は外れたが、生産手段がごく少数の多国籍企業に寡占される状況は実は社会主義的だと言える。

〇巨大資本による寡占化を肯定する新自由主義は社会主義と対立するように見えて「生産手段の独占」を肯定する点で実は昔の社会主義に近い思想なのではないか。社会主義政府は本当は資本家の所有物だったので社会主義政府による生産手段の所有は資本家が所有するのも同然だった。ネオリベと同じ帰結だ。

〇ネオリベはネオリベ批判者を社会主義者扱いする事があるが、実は「少数者による寡頭独占」を肯定する点でネオリベこそ社会主義者に近いと言える。昔の社会主義者は資本の所有と経営が分離し寡占化が進んだ資本主義を社会主義に近い段階だと見ていた。その状況を肯定するのがネオリベ。同根だと思う。

〇唯物史観のおかしい所は歴史の動因とする「生産力」を実体的に捉えている所だろう。「生産力」は科学の発展による。科学の発展は人間の精神活動による。つまり生産力の発展は人間の精神活動に依存する。であるから「上部構造」が「下部構造」の核である生産力を規定する側面があるとも言える訳である。

〇唯物史観もプラトン以来の西洋哲学史の伝統を色濃く受け継いでいると言える。プラトンが「イデア」、ヘーゲルが「絶対精神」としたものを唯物史観では「生産力」とする訳である。「究極の実体」「究極の動員」みたいなものを想定する発想がプラトニズムの公式なのである。唯物史観も西洋の伝統に忠実。

〇森嶋通夫が言うように唯物史観は産業革命期の英国の状況を説明するのには適している面があった。しかし、「18世紀の英国」という時間的空間的限定を離れて世界の歴史全般に当てはめる事は無理である。前にも書いたが歴史(観)とは一つの解釈である。歴史観を絶対のドグマにする事は傲慢なのである。

〇唯物史観の公式を日本史に当てはめてあれこれ論争する「日本資本主義論争」というのがあった。共産党系の講座派と無産政党系の労農派の対立である。唯物史観の公式は産業革命期の英国の説明であり、それとは全く事情が異なる我が国の歴史に適用する事はできない。特定の歴史観をドグマ化するのは愚か。

〇皮肉にもロシア革命の史実が唯物史観の公式を否定。当時のロシアは資本主義は未発達だった。唯物史観では生産力の発達が生産諸関係と矛盾する事で革命に至るとするが、当時のロシアにはその条件が欠けていた。それでも「革命」は起った。人工芝革命は歴史の必然ではなく資本家が人為的に引き起こす。

〇過去の歴史は現代を考える鑑になる。TPPや日欧EPA、TiSA、水道民営化等の「グローバル化」やジョージ・ソロスらが世界中で引き起こしている人工芝革命つまりはNWO征略は「歴史の必然」ではなく特定の集団の意志と計画、組織的動員によって引き起こされている純然たる人為的な現象である。

〇旧ソ連のような社会主義国家では生産手段を「共有」ではなく政府を牛耳る集団(「共産貴族」等の特権階級のみならず背後の国際金融資本家を含む)が「独占」した。新自由主義では「多国籍企業群が(ISD条項等によって)政府を支配し生産手段を独占する事」を狙う。実質的には同じ事だと言ってよい。

〇簡単に言うと新自由主義もかつてのソ連型社会主義も「富と権力の寡頭独占支配」が現実の帰結である。ネオリベが論敵を「社会主義者」呼ばわりするのは、己自身が社会主義者と同じだからこそ誤魔化しているのであろう。裏権力の影響下にあるイデオロギーはどれも「富と権力の独占」という帰結になる。

〇社会主義者は現代のような寡占化が進んだ資本主義を「社会主義化の前段階」としてある意味肯定した。新自由主義者も同じくこのような資本主義を肯定する。寡頭独占資本家は実は「競争」が大嫌い。ロックフェラー1世は「競争は悪だ」と言った。競争に脅かされる事無く富を独占するのが彼らの「理想」。

〇競争を嫌う寡頭独占資本家が「自由競争」を強調するのは市場をこじ開けようとする時である。例えばEUは日欧EPAなどで我が国に対して「非関税障壁の撤廃」を要求している。法律を制定したり、独自の規制を行なったりする事は国家主権の一部である。これを撤廃する事は外国資本への屈服を意味する。

〇寡頭独占資本家が「自由競争」を主張するのは市場をこじ開けたり「競争」すれば(実は競争になってないが)必ず勝てる時だけである。かつての社会主義者は寡頭独占状態の資本主義を社会主義一歩手前としてある意味肯定した。寡頭独占を肯定する点でネオリベも同じである。経済思想における左右両建だ。

〇経済決定論に立つ主流の社会主義者はヒューマニスト=人道主義者ではない。彼らは人間の意志を超越した「歴史の法則」を想定するので寡占状態の資本主義がどんなに非人道的でも社会主義の前段階と考えある意味で「歓迎」する。同じく新自由主義者も「市場原理」という法則を信奉し寡頭独占を肯定する。

〇社会主義者と新自由主義者は実は似ている。個々の人間の意志を超越した社会的な意味での「法則」を信じ、社会的経済的な現象は「法則」が決定する必然だと考える。寡頭独占資本主義について社会主義者は「社会主義の前段階」として「歓迎」し、新自由主義者は「市場原理」の当然の帰結として肯定する。

〇巨大企業を批判すると「社会主義者」みたいなレッテル貼りをされる場合があるが、実は巨大企業による寡頭独占を肯定する方が社会主義者に近い。マックス・ウェーバーが言うように巨大化した近代の企業体は官僚制と同質である。生産手段を独占する巨大な私企業群を「政府」にすれば社会主義体制になる。

〇「生産手段を独占する巨大な私企業群を「政府」にすれば社会主義体制になる」と書いたが、昨今の「自由貿易協定」に盛り込まれているISD条項はこれを実質的に実現する為の毒素条項である。ISD条項によって巨大私企業が実質的に政府を支配下に置き、政策や立法を左右する事ができるからである。

〇「NWOは世界社会主義体制」と言われる事があるが、「生産手段を寡占ないし独占する巨大私企業群が全世界の政府を支配する」事は確かに実質的に社会主義体制と同じである。新自由主義・市場原理主義の行きつく所は実は社会主義体制だという逆説である。これも弁証法戦略から導き出される陰謀だろう。

〇新自由主義・市場原理主義の「役割」とは、巨大私企業の横暴を許し、寡占状態を増々進展させる為の「露払い」と考えると辻褄が合う。そして生産手段を含むあらゆる財を独占する巨大私企業群がISD条項などで政府を支配下におけば、それは実質的に社会主義体制である。社会主義実現の為の新自由主義?

〇仏蘭西では社会主義を「集産主義=コレクティビズム」と呼ぶらしい。生産手段の集中化を唱える主義である。この定義からすると、国際金融資本家が支配する巨大私企業群があらゆる富を独占(集中化)し、なおかつISD条項で政府機関をも支配下に置くなら、それは実質的に集産主義体制の完成である。

〇市場原理主義の行きつく先。実は集産主義体制に向かっている。新自由主義・市場原理主義が導く所は一見それらの主義とは真逆に見える集産主義体制である。規制を撤廃していけば巨大企業の独り勝ちになり、生産手段をはじめとする財の集中化が進むのは必定である。ネオリベ政策→寡占化→集産主義体制。

〇ネオコンの正体はトロツキー主義者だが、ネオリベの正体は寡頭独占を肯定する集産主義者だと分析する。もう一度整理する。①ネオリベ政策で規制を撤廃する②巨大企業の独り勝ちが進む③巨大私企業群に富が集中する(集産化)④ISD条項などで政府を支配下に置く➄集産主義(社会主義)体制の完成。

〇ネオリベが論敵を「社会主義者」呼ばわりするのは、ネット右翼が論敵を「サヨク」呼ばわりするのと同じである。ネオリベが導く所は集産主義であり、ネット右翼が信奉する清和会一味はネオコン=偽装転向トロツキスト=サヨクである。つまり、他者に自己投影しているだけである。左右両建に過ぎない。


https://twitter.com/kikuchi_8/status/897495108299309056




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ネットの保守系記事作成の真相

ずっと前から一部ではよく知られていたことではあるが、これほど明白な事実として書いた記事は珍しいので、拡散する価値はあるだろう。いまだに、ネットではこの手の記事やこの手のサイトが溢れているのだから、無知な若者がネトウヨ化していくことは大いにあることだ。


(以下引用)3ページの記事だが、見出し部分が重複して読みづらいかもしれない。


「共産党に投票する人は反日」の記事を書くと800円。政治系ブログ作成の求人が掲載中止に


9/22(金) 16:47配信


BuzzFeed Japan


クラウドソーシングサービス大手「クラウドワークス」に掲載されていた、「政治系の記事作成。保守系の思想を持っている方限定」とする求人内容が9月21日、運営側に「利用規約やガイドラインに違反する」として掲載中止にされた。【BuzzFeed Japan / 籏智広太】

この募集は、記事内容の例として「共産党の議員に票を入れる人って反日ではないか」「民進党の政策を反対のことを行えば日本は良くなる」(原文ママ)などといった内容を挙げているものだった。いったい、何があったのか。



インターネットを介し、個人対個人や企業対個人の仕事の受発注ができるクラウドソーシング。クラウドワークス(東京)は日本最大級のサービスの一つだ。

問題となったのは、9月20日掲載の「政治系の記事作成」に関する募集だ。

記事単価は1800~4000文字のブログ記事一つあたり800円。「政治にある程度詳しい方」と求めており、「日本にとって何がベストなのか保守系の立場から書いてください」とも記されている。

募集主は「保守系の思想を持っている方限定というのは、私が保守系だからです」と説明。

さらに、「自民党は保守系と言われていますが、左派的な政策もかなり行っているので、自民党の意見に必ずしも賛成である必要はないです。批判をしてもいいです」と記し、記事の例として以下の内容を列挙している。

・憲法9条を改正し、軍隊を保有すること、当然だと思っています。国際法上も当然の権利として認められていることが憲法では否定されているので、これは絶対に改正すべきです。安倍総理の改正案では緩いです。
・韓国とはもう付き合うべきではない。安倍さんの合意は間違えていた。
・外国人に土地を買わせないようにしないようにしべきだ(原文ママ)
・石破さんは首相候補として相応しくない
・共産党の議員に票を入れる人って反日ではないか
・民進党の政策を反対のことを行えば日本は良くなる
・天皇制が絶対に男系であるべき

クライアントは「こんな感じで、あなたの考えを記事にしてください」と促しているほか、「内容としては民進党とか共産党を応援する記事は採用しません」とも釘を刺している。

また、参考サイトとしてあがっている「せいじ.jp」には、「北朝鮮をはじめ外国人に生活保護を与える日本は自滅」「日本には本当のリベラルは存在しない。いるのは反日だけ」など、過激な見出しが並んでいる。



9/22(金) 16:47配信



BuzzFeed Japan

なぜ停止に?

この募集内容は9月21日にTwitterで大きな話題を呼び、拡散。

クラウドワークス側は同日中に「利用規約および仕事依頼ガイドラインに反する案件と判断し、掲載を中断いたしました」と発表し、募集の掲載が中止された。すでに内容を閲覧することはできない。

「皆様からいただいたご意見をもとに解釈を広げ、差別や特定政党に関連する案件の対応を強化致します」と、複数の問い合わせがあったことを明らかにしている。

また、「現在類似の違反案件について確認を行っており、今後も該当した場合は、即座に掲載を中断いたします」と明記している。


過去の募集も…

クラウドワークス上では、合わせて「保守(反民進・嫌韓)系まとめブログサイトの運営管理」という過去の募集が見られなくなる措置が取られている。

WordPress(ブログサービス)の編集者を募集していたこちらの募集は、2017年5月に公開され、6月に募集が終了しているが、応募者はいなかったとみられる。

この案件は、「政治・世界情勢のニュースを選んで、Wordpressに貼り付けニュースに反応するTwitterのつぶやきを埋め込んで記事投稿するお仕事です」という。

クライアントは先述の募集とは違う人物。「仕事の流れ」は以下のとおりだ。

1 / 保守寄りな人に受けそうなニュース・話題を探してくる(嫌韓・嫌中・反民進・反日などのニュース・記事)
2 / キャッチーなタイトルを考える
3 / ニュース記事を引用スタイルでWordpressに貼り付ける。
4 / そのニュースに反応のあるツイッターのつぶやきを埋め込む
5 / 以上を1記事として1日5記事くらい投稿する

報酬は1記事あたり50円。1日の上限は10記事で、「1日5記事×30日 150記事×50円 7500円」として、1ヶ月で7500円の収入になるとアピールしている。

参考サイトには「アノニマスポスト」などが掲げられている。記事によってはFacebookのシェアやTwitterのリツイートなどで計1万~2万シェアを獲得(計測ツールbuzzsumoで調査)している、影響力の大きいサイトだ。

ここに並ぶ見出しもやはり、以下のように過激なものばかりだ。

・【テレ朝】テレビタックルに一般主婦を装ったお馴染みの極左活動家が登場w~ネットの反応「また、お前か!」「ネットではこんな事散々バレてるのにいつまでやってんだかw」(2万1100シェア)

・秋葉原での安倍首相演説で「安倍やめろコール」をしていた集団が、実はもの凄く少なかった件~ネットの反応「マスコミはこうやって印象操作するんだね」(1万5600シェア)

・再春館製薬所がTBS「ひるおび」のスポンサーを降りる~ネットの反応「まじか!ドモホルンリンクル買わなきゃ!」「次はキューピーだな。攻めてみる」「最終的に残った企業が反日企業認定で桶」(1万2900シェア)

「アノニマスポスト」とクライアントの関わりは明らかではないが、こういった記事を掲載するサイトを例示している以上、同様の内容の量産を求めていることがわかる。

(BuzzFeed Newsでは、より詳しい経緯について、クラウドワークスに取材を申し込んでいます。回答があり次第、追記します)



9/22(金) 16:47配信



BuzzFeed Japan

ネット上に溢れる「保守まとめ」

ネット上は真贋が不明だったり、一部の人種や国籍の人たちを差別したりする「ニュースサイト」や「まとめサイト」で溢れている。

BuzzFeed Newsは2017年1月、広告収入目的で嫌韓デマニュースサイト「大韓民国民間報道」を運営していた男性(25)への接触に成功。

男性は取材に対し、「日本人女児が韓国人に強姦された」などとしたすべての記事が「フェイク」の創作であることを認め、こう語った。

「それがフェイクであれ、韓国についてはどんな話題でも信じたいという思いの人、拡散してやろうという人がネット全体にいた。さらに、それを望んでいる人たちも。コンテンツを作りやすいですよね」

「基本的に韓国のことを話題にする人たちが、拡散したいな、と思っている情報は2つあります。一つは、ヘイトを煽る記事。もう一つは、韓国のことを馬鹿にしたり、『やばいのでは』と言ったりできる記事です」

嫌韓や嫌中、誰かを反日とレッテル貼りしたり、自分とは違う考えや価値観の持ち主を敵認定する過激な記事や書き込み。

それらを「望んでいる人たち」がいる以上、虚実を織り交ぜた記事は拡散していく。

__________

BuzzFeed Newsでは、デマや不正確な情報、いわゆる「フェイクニュース」を継続的に取材しています。そう思われる情報や、そうした情報を拡散している公人を見つけた場合は、BuzzFeed Japanのニュースチーム(japan-report@buzzfeed.com)や担当記者までご一報をお願いいたします。









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(大磯町の)給食問題に関する「根本的」解決に導く記事

「everything you've ever dreamed」というブログから転載。記事の所在はカマヤンのツィッターで知った。
こういう記事を書けるというのがネットにおける専門家の存在意義である。無知無見識な有象無象が限られた情報に踊らされて騒ぎ立てるのがネットの常だが、私自身しばしばその有象無象のひとりであることは言うまでもない。
だが、それより罪深いのは、何かを判断するだけの知識も見識も無いのに、子供の給食という、子供の毎日の生活の安全衛生幸福感と重要な結びつきのある問題を安易に決定した当事者たちだ。ここに書かれていることを読めば、配給現場から遠く離れた地域の弁当業者を選定した大磯町の偉い連中に一番の責任があることがよくわかる。
ついでに言っておくが、昼食の内容を複雑にしすぎることが一番の問題だろう、と私自身は思っている。活動期の子供の昼食に最低限必要なのは1日(厳密には残り半日)の活動に必要なカロリーだけであって、栄養がどうとかなどはほとんど意味を持たない。そういうのは家庭の食事で確保すればいいのである。つまり、菓子パンや調理パン2個に牛乳か豆乳でも与えれば十分である。そのほうが、虫や髪の毛の混入した冷たい「料理」を食わされるより子供も喜ぶだろう。


(以下引用)


元給食営業マンが話題の「マズい」学校給食を考察してみた。

町導入の中学校給食「まずい」食べ残す生徒続々 : 社会 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)


 神奈川県大磯町の中学校給食のマズさと異常な残食率と異物混入件数がニュースになっているのを聞いてとても悲しい気分になった。なぜなら僕が長年食品業界に勤めており、一時期数年間ほどだが給食の営業を担当していたことがあるからだ。ましてや神奈川湘南西湘エリアは僕の地元。そのエリアで展開しているほとんどの給食会社は(完璧ではないものの)全体的には良くやっているのを知っている。なので、一部の業者のテキトーな仕事のせいで、学校給食はマズイ、委託最悪、デリバリーは不衛生みたいな風評が蔓延するのはちょっと我慢ならないというかいただけない。そんな義憤と、台風で外出できない状況から、なぜ大磯町の学校給食がマズくなったのか考察してみたい。先ず、契約について。公立の学校給食は通常、公募プロポーザル入札で決定される。大磯町もその例に従っている。中学校給食・調理配送等事業者を募集(募集を締め切りました)/大磯町ホームページ


給食業界の営業マンはここにある募集要項と仕様書を確認して入札に参加するかどうか決定する。この募集要項をザッと見てみるとポイントは2つ。献立作成と食材の発注は委託側(町)となっていること(つまり大磯町の栄養士が担当)。そして契約期間内の業務委託料。当該業務委託料は平成28年1月から平成31年3月末までで134,224千円。金だけの面でいえばこの金額で業務を遂行して利益を出せるか否かで給食の営業マンは入札に参加するかどうか決めるのである。1億3千万超の大金だが「こんなに金をかけてあの給食なのか」と思うことなかれ。1日当たりに換算してみる。要項に拠れば1年度における給食提供日数は180日とされている(平成28年1月から3月までは40日)。つまり契約期間内の給食提供日数は180日×3年度プラス40日なので580日。業務委託料総額134,224千円を580日で割ると1日当たりの業務委託料は231,420円。食材については町が発注調達となっているため(食材からは利益を得られない)、この金額内で1日870人分の調理盛付配送業務を行う労務費と経費をカバーし、その上で利益を確保しなければならないのである。会社によってこの規模の給食にどれだけの人員をかけるかは違うけれども、まあ普通に考えて余裕はないよね。少なくともこの業務を遂行するうえで必要な機材やスペースを新設することは難しいと言わざるを得ない(そのあたりが異物混入の遠因になっていると思う)。つまり、大磯町がこの委託金額をどういう根拠で設定したのかはわからないけれども、安全で美味しい給食を提供するには十分な金額ではない。契約形態に関していえば、食材の発注調達と献立の作成を町が請け負い、その他の調理盛付配送業務を業者に委託する方式(労務委託方式/学校給食では一般的な契約形態)の悪い面が出ている。この方式の場合、食材の発注調達と献立を作成する担当者と実際に調理をする業者と提供がなされる場所(学校)間の連絡が密に出来る環境が必要となる。今回の場合、大磯町の栄養士と委託業者(綾瀬市)と現場の距離がありすぎる。神奈川に住んでいる僕の感覚でいえば大磯町と調理業務を行う業者所在地まで1時間以上かかる。給食のトラブルで大事なのはスピード感のある対応である。なぜ近隣の市町村にある業者に委託しなかったのだろうか。不思議だ。契約形態に続いては提供方法についてだが、当該給食は調理した食事をランチボックスに盛付けて配送するデリバリー方式で行われている。つまり弁当である。クックサーブ方式(現場調理提供)と比べてコストは安く済むけれども、基本的に火を入れなければならない、適温提供が出来ないなどメニューと食材の制限が多いやり方でもある(例/生野菜→温野菜。揚げ物の多用。色どりは全体的に茶色っぽくなる。ニュースで見た当該給食も茶色っぽい)。そのデメリットを選考と導入の段階で周知されていたのだろうか。今回の大磯町のケースはさらに提供場所から車で1時間以上の工場からの配送という要因が加わる。業者サイドとしては食中毒を恐れ、弁当が傷まないようにするのが第一となって味や見た目が二の次になったのは想像に難くない。人の味覚はそれぞれなので何ともいえない部分があるけれども、大磯町の中学校給食がマズくなった理由は金額面と運営面で無理があったからだと僕は考えている。続いて異物混入の多さについて。ニュースから知るかぎり混入物が髪やビニル片や虫なので、意図的なものでないかぎり、弁当の盛付時と配送までの間で混入されたと思われる(フタ付きの弁当容器であるため、フタをしたあとは混入しない)。委託開始1年半で100件超の異物混入は異常としかいえないが、ひとつ原因があるとしたら、工程的な無理だろう。先の募集要項にこの給食業務は厚労省が策定した「大量調理マニュアル」に沿って行うとある。このマニュアルは給食業務に携わる人間にとっては一般的なものなのだが、そこには調理後2時間以内に喫食が望ましいとされていて、保健所からもそのように指導されている。2時間以内提供を守ろうとすれば、今回の場合、業者と提供場所(中学校)の間が車で1時間程度なので、調理後の盛付けはかなりのスピードで行われているはず。先述のとおり金額面で余裕はないので十分な人員を確保できるはずもなく、盛付けと確認作業は雑になっているのではないか(事実、盛付けのムラは報告されている)。また、僕のいた会社ではスタッフが目視でひとつひとつ確認していた。1日870食の弁当の目視を時間内に行うにはそれなりに労務費がかかるのである。もし少ない人員で混入チェックをするなら相応の時間が必要となり、その間、フタをするまでの時間は長くなり異物混入のリスクは高まる(古い工場なら天井からゴミや虫が落ちてきたりする)。一方、募集要項をみると金額面だけでなく時間的にもタイトなのが見て取れる。28年1月業務開始の2ヶ月前27年10月中旬に業者決定。年末年始を挟んだその2ヶ月間に先述の限られた予算内で870人分のキャパをカバーしたうえ、安全面を考慮した設備と人員の確保が出来るだろうか。安全を確保するには金と時間としっかりした導入計画が必要なのだ。最後にもうひとつ、これは大磯町特有のファクターなのだが、なぜデリバリー方式を採用したのだろうか。コスト面を考慮したのはわかるけれども、隣接する平塚市と二宮町は僕の知るかぎりデリバリー方式ではなくそれぞれ自治体でセンターを設置運営するセンター方式を採用して中学校に給食提供をしている(平塚の一部は自校式かもしれない)。平塚市はともかく予算規模的に小さな二宮町でさえ、給食センター方式を採用している、その理由について考察しなかったのだろうか。なぜ二宮町がデリバリー方式を採用しなかったのか。エリア内にデリバリー方式を安全に行える企業がないという前提条件は考慮されなかったのだろうか。この問題の根本には給食運営と安全性の確保に対する大磯町の甘い認識があったとしか思えないのだ。長々と書いてきたけど以上である。元給食営業マンから言わせていただくと、給食ナメるなってこと。ちなみに僕が現役の給食担当だったら募集要項を読んだだけで大磯町の中学校給食の入札に参加しなかったと思う。この事案は、安く済ませようとする委託側、安く受ける受託業者、実際にマズい給食を食べない両者が両者とも罪深いのだ。(所要時間50分)




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米朝戦争を日朝戦争にしない簡単な方法

「北朝鮮は最大60発の核兵器を持っているとみられますが、現時点では、核弾頭は韓国や日本までしか飛ばせそうにない。事態がエスカレートすれば、被害に遭うのは日本や韓国です。非常に危険な状況にあります」


9月9日ではないかと噂されていた北朝鮮への空爆は実行されなかったが、緊張状態は続いている。いつ、「その時」が来るか予断はできない。
では、頭上に吊り下げられたこのダモクレスの剣から日本が免れる方法は無いのか。
実はある。とても簡単に即効的に災厄から免れる方法だ。しかし、安倍政権が決してやるはずのないことである。

それは「日米安保条約の即時解消」である。

日本が米国との軍事同盟国家でなくなれば、米国の恫喝に対して北朝鮮が日本を(正確には日本国内の米軍基地を)攻撃する理由は無くなる。米軍基地については、いついつまでに退去(撤収)する(させる)という宣言を国際的に発表すればいいのである。そうした場合に、北朝鮮があえて日本を攻撃する大義名分は無くなる。この「大義名分」というのは、国際政治では案外大事なのである。嘘だらけの大義名分とバレバレでも、米国が他国を破壊したり侵略したりする際には「大量破壊兵器」がどうこうといったコメントを出したことをよく覚えているだろう。


(以下引用)



米朝衝突「その時」日本はここが狙われる 米軍高官が詳細に語る 三沢、横須賀、そして東京(週刊現代)
http://www.asyura2.com/17/warb21/msg/113.html
投稿者 赤かぶ 日時 2017 年 9 月 10 日 17:56:15: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 
 



米朝衝突「その時」日本はここが狙われる 米軍高官が詳細に語る
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/52795
2017.09.09 週刊現代  :現代ビジネス


トランプと金正恩、どちらが引き金を引くかは不明だ。だが、このチキンレースが終わるときに、日本が「戦場」になることは間違いない。今、日本人が聞いたことのない半鐘が鳴りはじめている。

■三沢、横須賀、そして東京

「日本では、北朝鮮による攻撃のもっともありえる標的は東京だ。3500万もの人口を抱える政治・商業の中心地である」――ニューヨーク・タイムズ紙(8月9日付)

「金正恩が(爆撃に)関心を寄せる場所に、東京近郊の3つの在日米軍基地(横田、横須賀、座間)がある。ここを叩けば東京を壊滅させられる」――ワシントン・ポスト紙(7月25日付)

米主要紙は、北朝鮮によるミサイル攻撃のターゲットとして、「日本」を具体的に名指しし始めている。もはや、空想の世界ではないのだ。

米朝戦争は、明日にも始まる可能性がある。豪政府系の戦略政策研究所上級アナリストのマルコム・デービス氏が言う。

「北朝鮮からグアム沖にミサイルが発射され、12カイリ外に落ちようとも、あるいは途中で撃ち落とされようとも、挑発行為だとしてトランプが報復すれば、北朝鮮は間違いなく反撃します。危機が段階的に高まり、朝鮮半島で戦争になれば、有史以来もっとも強烈で暴力的な衝突になる」

8月21日から米韓合同軍事演習が始まり、緊張が高まる。本誌が前号で報じたとおり9月9日にトランプが北朝鮮を空爆するかどうかは、金正恩の出方次第だ。

米朝が開戦すると、日本はどうなるのか。本誌は、長期にわたって米朝の開戦シミュレーションに関与してきた米軍の高位の退役軍人から、驚きの証言を得た。



「米韓の軍事作戦の鍵は、日本だ。レッドラインを超えて開戦に至った際、北朝鮮を壊滅させるのに必要なのは防空圏を叩くことだ。三沢基地の第35戦闘航空団F-16部隊による北朝鮮爆撃が、作戦の第一条件になる」

――何が起こる?

「北朝鮮もそれをわかっているから、F-16戦闘機の攻撃の先手を打ち、日本の三沢をノドンミサイルで爆撃するだろう」

――三沢以外には?

「空海軍の要衝である岩国や嘉手納といった基地は当然狙ってくる。連中からもっとも近い前線基地だから」

戦後72年、はじめて日本が戦争当事国になる可能性が出てきたのは、この「在日米軍」の存在ゆえだ。東京新聞論説兼編集委員の半田滋氏が言う。

「ジュネーブ条約第一追加議定書では、攻撃する相手国の軍事施設を目標に反撃するのは違反ではないので、北朝鮮が正当防衛を理由に在日米軍基地を攻撃することは可能です」

先の米軍高官も言う。

「ミサイル発射が在日米軍基地に対して始まれば、日本では個別的自衛権だ、集団的自衛権だ、という議論になるだろう。だが日本がアメリカに協調しないことはあり得ない。必ず日米が共同で北朝鮮のミサイルを迎撃することになる」

軍事ジャーナリストの黒井文太郎氏も続ける。

「日本海に常駐しているイージス艦のSM3や国内のPAC3で迎撃することになります。実験結果からすると、ほとんど撃ち落とせるでしょう」

撃ち落とせなかったミサイルは基地に着弾するか、精度が悪く基地周辺の民家やビルに落ちるかもしれない。ただ、攻撃の当初で核弾頭が積まれることは考えにくいため、落ちてしまってもそれほど甚大な被害にはならないと黒井氏は言う。

「日本全土を攻撃する1300kmという射程距離を考えれば、ノドンに載せられる弾頭は700kgが限界です。ビル一棟を壊せるレベルではなく、家屋を6~7軒壊す程度の威力しかありません」

岡崎研究所の村野将氏もこう語る。

「日本に届く北朝鮮のミサイルはノドン約200発+αだが、開戦初期の数時間で発射できるのは最大で50~60発ほど。迎撃効率も考えれば、実際に飛んでくるミサイルはもっと少なく、基地周辺が火の海になるという事態は避けられるでしょう」

そもそも、北朝鮮が在日米軍基地の攻撃を意図するとすれば、「軍事的には、朝鮮半島に向かうための兵站・補給支援を断ち切り、日米の軍事能力をそぎ落とすのが狙いであり、いきなり一般の住宅にミサイルを撃ち込むというのは考えにくい」(村野氏)からだ。

だが、問題はその先だ。先の米軍高官が言う。

「在日米軍基地へのミサイル発射に対しては、自衛隊は在日米軍とともに迎撃し続ける。北朝鮮は自暴自棄になって、日本のインフラの壊滅を狙いにいくだろう」

――具体的には?

「サイバーテロに原発テロ、化学兵器によるテロも考えられる。だが、まずは東京周辺の基地、具体的には横須賀を狙うだろう。基地攻撃だという言い訳が立つ上に、都市部に近いことで威嚇効果を上げられるからだ」

■核兵器を使う可能性

東アジア情勢に精通するカナダ人ジャーナリストのマシュー・フィッシャー氏も語る。

「米軍が北朝鮮本土への大規模攻撃やインフラ破壊の工作を続ける選択をするならば、北朝鮮は政権の生き残りをかけて、日本の人口密集地域に対してもノドンを撃つだろう。米軍はさらなる反撃を続け、最終的には北朝鮮側も、核兵器を使用しても、もはや失うものは何もないと結論づけることになる」

日本の人口密集地域への攻撃――。しかも、核兵器の使用もありうる?

前出の村野氏も言う。

「東京を核攻撃して、脅しの信憑性を高める。こんなことをすれば当然アメリカは核で報復するでしょうが、北朝鮮が米都市部を狙える核ICBMを複数持てば、東京を攻撃しても報復を抑止できると誤認する恐れがあります」

'03年に米韓の研究者によって行われた核戦争シミュレーション(マイケル・ユー/デクスター・イングラム「ウォー・シミュレイション」)は、12級の核爆弾が東京で地面爆発するケースを詳細に扱っている。

12級というのは、'16年に北朝鮮が行った核実験の数値とほぼ同じ。東京・永田町付近に、午前8時、核兵器を搭載したミサイルが着弾するシナリオだ。

〈(着弾地点半径)2.5km以内に存在する人の90%以上は、核爆弾が投下された瞬間、苦痛を感じることもなく、カメラのフラッシュのような閃光を見た瞬間に消える〉

約10万人が爆弾投下直後に死亡し、その後強い放射能や火事と酸素欠乏で、30日以内に約32万人が死亡、合計42万3627人が死亡するという。



前出のマルコム・デービス氏も、もっともひどいシナリオは、核戦争の勃発だと証言する。

「私が所属する豪政府系シンクタンクASPIの見解は『あと6~9ヵ月ほどで半島で紛争が起きる可能性がある。そうなれば第2次大戦以降はじめて核兵器が使われる可能性がある。数万という犠牲者が出た後、北朝鮮の政権は壊滅するが、それに伴い韓国の大部分も破壊され、日本も大きな被害を受ける可能性が高い』というものです。

北朝鮮は最大60発の核兵器を持っているとみられますが、現時点では、核弾頭は韓国や日本までしか飛ばせそうにない。事態がエスカレートすれば、被害に遭うのは日本や韓国です。非常に危険な状況にあります」

米朝開戦へのカウントダウンは、もうすでに始まっている。

「週刊現代」2017年9月2日号より







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「平和主義者」の核軍備論

私は自分を平和主義者であると考え、日本国憲法9条を良しとする者であるが、実は昔から「日本は核装備すべきである」とする核防衛論者でもある。完全に軍備放棄をすることをお花畑脳の理想論とするなら、核軍備をする以上の現実論はありえないと考えるからである。
核武装に比べれば、それ以外の様々な軍備など子供だましに決まっているではないか。戦争が始まれば、相手国の首都に向けて核ミサイルを発射する以上の的確で決定的な軍事行動は無いだろう。また、軍事力を「政治的な力」と考えても、核軍備以上の政治的な力になりうる軍備は無いのは、北朝鮮が現に証明していることである。
ただし、全世界に核ミサイルが溢れるという状態は、一歩間違えば「博士の異常な愛情」のラストシーンを現実化する危険性があるということだ。にも関わらず、私が日本やその他の小国の核軍備を肯定するのは、大国のみが核軍備を保有することで、政治的権力が大国のみに許され、理不尽な行動がまかりとおるという不正義を私は許せないからである。

なお、日本が核装備した場合、いざとなれば日本の核ミサイルがどこに向かって発射されることになるか、安心していられる国は存在しないことはもちろんである。米国が日本の核軍備によって守られると信じている米国人がいるとしたら、それこそお花畑頭脳だろう。

日本が6000発の核ミサイルを作り、その発射能力を得た時こそ、日本が真の独立国になる時である。ただし、その時の国家指導者次第では日本が破滅する時かもしれない。



(以下「ギャラリー酔いどれ」から引用)




◆https://www.chosyu-journal.jp/shakai/4679
長周新聞  2017年9月9日
米国が要求する日本の核武装  既に核大国といえる現実


北朝鮮の核実験やミサイル騒動がくり広げられる一方で、
日本政府は柏崎刈羽原発の再稼働手続きを進めたり、

イギリスへの原発輸出(日立製作所)に2兆円の政府補償をつけたり、
原子力産業のテコ入れに躍起になっている

武力衝突になれば真っ先に狙われる原発を国内において野放しにしている
ことへの違和感も大概なものがあるが、

世界的に福島事故を経て原発撤退のすう勢が強まるなかで、
なぜ日本政府だけが原発から撤退できないのか疑問視する声は強まっている。

原発は「平和利用」を掲げて持ち込んだものだが、
電気を作るためだけなら他の技術によってタービンを回せば事足りる。

そこで製造するのはプルトニウムであり、軍事的には

核兵器に転用することが可能なものだ


欧米では採算のとれない原子力事業からメーカーが逃げ始め

おかげで東芝、日立、三菱といった国内メーカーが
ババ抜きに引っかかって散散な目にあっている。

しかし、それでもなお世界の核大国の下請のような位置で、
原子力産業の維持を委ねられている構造がある。

核と原発は切っても切り離せないもので、それこそ北朝鮮以上に
核大国と化している現実に目を向ける必要がある。


目下、北朝鮮がミサイル発射や水爆実験をくり返して問題になっているが、
対岸の日本はミサイル技術という点では

固体燃料を用いた中型ロケット・イプシロン
(ICBMへの転用が可能)の
打ち上げにも成功し、

液体燃料のH2Aなどのロケット発射技術も備えている。

核弾頭に搭載するプルトニウムなども54基の原発が有り余るほど吐き出しており、

是非は別としていつでも核武装できる環境にある

というのが世界から見た常識だ。

「狙われる」「怖い」といって丸裸なわけではなく、
対米従属構造で飼い慣らされた状態のもとで、

他国からするとそのような脅威を内包した国として見なしていてもおかしくない。


この間、北朝鮮騒動とかかわって見過ごせないのは、

アメリカ政府や議会のなかで

日本の核武装容認についての論議が強まってきた
ことだ。

アメリカからすると、日本を盾にして 中国やロシア、北朝鮮といった国国と
軍事面においても対峙し、本土防衛の鉄砲玉にする という意図が露骨である。

彼らはどのような発言をしてきたか。

北朝鮮にかかわって ティラーソン米国務長官が3月19日、
「日韓の核武装を排除しない」と発言して物議を醸したが、

トランプ大統領は選挙期間中から「在日米軍の撤退」とともに
日本の核保有容認」を主張していた。

政策研究機関「ブルッキングス研究所」上級研究員は

「北朝鮮が核を放棄する見通しがないからこそ、場合によっては

日韓の核武装も容認し、北朝鮮の“封じ込め”をはかるべきだ」と主張している。

軍事専門家のアンダース・コー氏は「日本が自前の核兵器を持てば、

すべての民主国家は安全になる。 強い日本は中国の膨脹を阻止するし、

米軍が各地に駐屯しなくて済むようになる」と積極的な賛成を表明している。

昨年6月には当時のバイデン副大統領が中国と対抗するうえで

日本は事実上、一晩あれば核兵器を製造する能力を持っていると言明し、

核武装した日本を前面に立てることに言及している。


アメリカでは、北朝鮮の核開発に対して「日本の核武装」を容認する論議は
すでに2011年ごろから公然と浮上してきている。

同年7月にワシントンを訪れた拉致関連の合同代表団の前で、
米国下院外交委員会の有力メンバーであるスティーブ・シャボット議員(共和党)が

「日本も核兵器開発を論議すべきだ」と提言した。

半ば公開の場でのこうした提言をしたのは、これが初めてであった。

その後2013年2月に北朝鮮が3回目の核実験をおこなったあと、

「北朝鮮の核武装の野望への抑止策として日本の核武装の可能性」が
あらためて持ち上がった。

共和党ブッシュ前政府で国務次官や国連大使を務め、核兵器拡散防止をも担当した
ジョン・ボルトン氏が米国大手紙『ウォールストリート・ジャーナル』(同年2月20日付)に、

「北朝鮮の脅威にどう応じるか」と題して寄稿し

「日本の核武装」という政策選択を提起した。

さらに同年3月の米国連邦議会の上院外交委員会で「日本の核武装」が主要な議題となった。

「米国の対北朝鮮政策」と題する公聴会での論議は

「米国は北朝鮮の核武装、とくに核弾頭の長距離弾道ミサイルへの装備を

なんとしても防ぐべきだ。だがこれまでの交渉も対話も圧力も制裁も効果がなかった。

いまや北朝鮮の核武装を実際に非軍事的な手段で阻止できる力を持つのは中国だけである。

その中国が今もっとも恐れるのは日本の核武装だ。

だから日本の核武装というシナリオを中国に提示すれば、

中国は北朝鮮の核武装を真剣になって止めるだろう
」というものであった。


こうした動きをさらに遡ってみると、米国での水面下での「日本の核武装容認」論議は
2003年ごろから目立ってきていた。

下院軍事委員のマーク・カーク議員(共和党)は「日本は立派な民主主義国家であり、

その日本が核抑止力を得るのは、アメリカの国益にとって明確なプラスだ。

核を持った日本は本当に頼りになる同盟国として、

アジアの安定化のためアメリカと一緒に仕事をしてくれるだろう。……

日本人は世界中で信頼されている。

日本が核を持ってくれたら、頼もしい同盟国ができたと喜ぶ米国人は多いはずだ」
とのべている。

有力シンクタンクであるケイトー研究所の副所長は

「北朝鮮に対処する選択肢」と題する論文で、

「北朝鮮の核兵器開発は止められないとの前提に立ち、

北東アジア地域の“核の均衡”をつくるために、

日本や韓国が自衛のための核保有をめざすなら、米国はそれを奨励すべきだ」と強調した。

当時のチェイニー副大統領も、北朝鮮の核開発が

「日本に核武装問題を再検討するかどうか考慮を迫るかもしれない」とのべ、

日本の核武装はアメリカの国益にかなうとした。


2006年にはイラン・イラク・北朝鮮を「悪の枢軸」と名指しした
2002年のブッシュ大統領の一般教書演説の草稿を執筆したデビッド・フラム氏が
『ニューヨーク・タイムズ』で、

日本にNPT(核不拡散条約)の破棄と 核抑止力の構築を奨励するように

ブッシュ政府に要求し、

「中国や北朝鮮が最も恐れることだ」とした。

同年には政治評論家のチャールズ・クラウトハマー氏もブッシュ政府に対し、

日本の核兵器保有を奨励するよう『ワシントン・ポスト』で訴えた。

これらの発言に貫かれているアメリカ側の意図は、

日本に核武装させて北朝鮮だけでなく中国にも睨みを効かせ、

アジア人同士を争わせるという戦略である。

アメリカの忠実なる隷属国家として、

核兵器でもって拳を振り上げた外交をやらせることを意味している。

武力衝突の最前線に日本列島を配置し、中東におけるイスラエルのような存在にする


ことを思考しているかのようである。


こうした「核武装」論に呼応する形で、自民党内でも石破などが

非核三原則の見直しに言及したり、親米売国派が嬉嬉として浮き足立っている。

2012年6月、1955年に制定された「原子力基本法」を改定し、

「わが国の安全保障に資する」ため、原子力技術を活用するという項目を追加した。

この改定は、核兵器製造能力を保持することが「わが国の安全保障」につながる

との意味合いも含んでいる。



日米原子力協定 日本のみ軍事転用容認

日本の原子力政策は1953年のアメリカ・アイゼンハワー大統領が

国連総会でおこなった「原子力の平和利用」講演に見る

「平和のための原子力」計画にくみこまれたものだった。

商業用原子力発電所の技術は、アメリカが「マンハッタン計画」と呼ぶ

広島、長崎に投下した原爆製造の副産物として生まれたものであった。

1954年に初の原子力予算を成立させ、日本原子力研究所を設立した。

1955年11月14日、アメリカから日本へ濃縮ウランを貸与するための

日米原子力研究協定を調印し、同年12月に発効した。

研究原子炉用に20%濃縮ウラン235を6㌔㌘を限度に賃貸すること、

使用済み核燃料のアメリカへの返還、貸与燃料を目的どおり使用すること、

使用記録を毎年報告することなどがとりきめられた。

この協定に基づいて、日本最初の原子炉として

日本原子力研究所に二つの研究炉が導入された。

それを皮切りに日本は「核燃料サイクル確立」へと進む。

高速増殖炉もんじゅや 新型転換炉ふげん、

再処理工場(東海再処理施設と青森県六ヶ所村再処理工場)などを次次に建設した。

軽水炉で燃やした使用済み核燃料を再処理してプルトニウムを抽出し、

プルトニウムを燃料とする高速増殖炉で燃やせば、

燃やした以上のプルトニウムをつくることができるというものであった。

だが、これはすでにアメリカで失敗済みのもので、

巨額の予算を必要とする計画をアメリカでは中止し、日本に押しつけた代物だ。


日米原子力協定では、アメリカから原爆の材料となるプルトニウムやウランを

製造する「再処理施設」 「ウラン濃縮施設」を所有することが認められている。

これは非核保有国のなかでは世界で日本だけである。

韓国も使用済み核燃料を再処理してプルトニウムを抽出することは認められていない。

再処理施設」「ウラン濃縮施設の2つの施設が

核兵器製造につながる技術であるのは明白
である。

1970年代に発効した核不拡散(NPT)条約は

米、露、英、仏、中の5カ国を「核兵器国」と定め、

「核兵器国」以外への核兵器の拡散を防止するとした。

このNPTに加盟していない代表的な国として、北朝鮮、インド、パキスタン、イラン

などがある。

このNPT加盟国で非核兵器保有国のうち、核兵器を製造する技術を持つことを容認

されているのは日本だけである。

いいかえれば、アメリカの忠実な属国である日本に対しては、

プルトニウムの軍事転用の道を開いている
ということである。


現在日本が保有するプルトニウムはイギリスとフランスに再処理を委託したものと

国内分を合わせて約48㌧、核弾頭6000発分にあたる。

このほか再処理されていない使用済み核燃料から抽出可能なプルトニウムを合わせると

70㌧が蓄積されているとされる。

現在の推定核弾頭保有数はアメリカが7700発、ロシアが8500発、

フランス300発、中国250発、イギリス225発、北朝鮮が6~8発である。

生産能力だけ見ると日本はアメリカ並みとされている。


プルトニウムは高速増殖炉の燃料とする以外には原爆の材料としての使い道しかない。

プルトニウムはもっとも入手困難な原爆の材料である。

プルトニウム精製やウラン濃縮はきわめて高い技術が必要であり、

ばく大なコストがかかる。

日本では高速増殖炉もんじゅは技術的な破たんにより廃炉が決定している。

それでもなお新たな高速炉建設計画をうち出しているのは、

プルトニウム保有の大義名分をたてるためであり、

技術的にメドのない核燃料サイクルであっても、それを維持する姿勢を貫かなければ

正当化できないからにほかならない。

アメリカではレーガン政府時代に、クリンチ・リバーでの増殖炉計画に

1980年から1987年のあいだに160億㌦を投入し、

最も優秀な頭脳をつぎ込んだが失敗に終わり、議会が計画を凍結した。

ドイツ、フランス、イギリスの増殖炉計画も失敗に終わったが、

日本だけはその後も継続した。

1988年の日米原子力協定でアメリカは、クリンチ・リバーで失敗した高速増殖炉と

再処理技術を日本に大規模に移転し、核物質を量的制限なく輸入し、

無制限に再処理してプルトニウムをとり出し、他国に再輸出する権利を日本に与えた。

それは日本が核武装すればアメリカの軍事負担は軽減される

とするペンタゴンの要求でもあった。

ペンタゴンはまたクリンチ・リバーの技術が

核兵器用に理想的なものであることも承知していた。

核燃料サイクルの確立を目指したのと同時に、1970年代、日本は宇宙計画を推進する。

1969年に宇宙開発事業団(NASDA)を開設した。

「平和のための原子力」計画のもとでアメリカが核技術を日本に移転したのと同じように、

アメリカは日本に「宇宙開発」でも技術援助をおこない、

日本は世界と肩を並べる高性能の運搬ロケットを開発した。

人工衛星を飛ばすためのロケット発射技術とミサイル発射技術はいい方や目的こそ違えど、

使いようによっては同じものだ。


米本土防衛の為の人柱になるな

北朝鮮よりもはるかに先行してそのような軍事技術を備えてきたことには頬被りして、

「狙われる!」 「それなら核武装だ」とこれ幸いにプログラムを動かし、

今度は「核の傘」ではなく、アメリカに成り代わって

日本列島を舞台に核を弄んだパワーゲームに興じるというのは、

「独立」や「自立」ではなく、 身代わりあるいは鉄砲玉のような愚かな行為

というほかない。

アジア各国から見た時に、それはアメリカの番犬が

核兵器でもって睨みを効かせる効果となり、

アメリカのために身体を張って犠牲になる国ということを意味する。

集団的自衛権の行使によって地球の裏側まで自衛隊が出て行って下請をやり、

日本列島そのものもアメリカのために人柱としてさらす道といえる。


東アジアで軍事的な緊張が高まっているもとで、核と原発、日米原子力協定、

対米従属について構造的に捉えた論議を起こすことが求められている。

日本社会はどのような進路をとるべきか、差し迫った課題とどう向き合うべきか、

知識人をはじめとした人人の積極的発言が待たれている。



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身分固定社会は発展するインセンティブが無い

昔、予備校で教えていたころ、「なぜインドは発展しないのか」と生徒から質問されて、「教育制度が不十分であること」と「カースト制度」のためだ、と答えた記憶があるが、カースト制度がある限り、人間が何億人いようが、それぞれのカーストのしきたりを守ることだけで生きるエネルギーの大半が費やされる上に、下位カーストは人間らしい教育を受けられないのだから、社会の発展に寄与することはない。つまり、人口が数千万人程度であるのと変わらないわけである。いや、それ以下だろう。そして上位カーストは、カースト制度の恩恵を受けているのだから、その社会体制を変える意味が無い。つまり、社会変革のインセンティブが無いのだから、社会が発展するわけがない。西洋中世の停滞も、実は身分制度のためだったという仮説も成り立つのではないか。
とすれば、「上級国民」と「下級国民」とに明白に身分が固定された現代の日本社会も、発展する可能性はほとんど無い、ということになるwww


(以下「ギャラリー酔いどれ」から転載)



インドで反カーストの仏教徒が増えておるのは知っておりましたが、

この話は初見ですねぇ、1億5千万人を改宗! とはすごいですなぁ、

◆http://www.jprime.jp/articles/-/10511
週刊女性  2017年9月12日号
インドで1億5千万人の仏教徒を導く、
 81歳の日本人僧
私には黒い血が流れている


幾度、暗殺されかけようとも屈せず。 ブッダを説き続ける。

仏教発祥の地、インドで1億5千万人の信徒を導く、

日本出身の僧・佐々井秀嶺

若いころ、人生に絶望し自殺を図るが僧となる。

数奇な運命からインドに導かれ、仏教復興と“不可触民(※)”という
最下層の人々のために半世紀以上も闘ってきた、
その激動の人生と日本への思いとは──。


  ※不可触民(ふかしょくみん)とは、厳しい身分制度で知られる
  インドのカースト制度にあって、最底辺のシュードラにすら入れない、
  カースト外の最下層に置かれ「触れると穢れる」と差別されてきた人々。


  ◇   ◇   ◇ 


肌の白い僧がひとり、大ステージへと向かう。

足取りはゆっくりだが、その眼光は虎のように鋭く、
全身からは熱情がみなぎっている。

日本の穏やかな高僧とは対照的なその姿に、ここが灼熱のインドであり、
混沌とした国であると思い知らされる。

インドのど真ん中、デカン高原にある街、ナグプール。

この地で年に1度、開催される仏教の式典大改宗式にインド人僧を従え、

式の総責任者である佐々井秀嶺(81)が登場した時、日もすっかり暮れていた。

朝から各地を駆けずり回り、満身創痍(そうい)で最後の大会場に到着したのだ。

主役の登場を今か今かと待っていた改宗広場を埋め尽くす数十万人の信者が、

インド仏教の挨拶である「ジャイ・ビーム!」と歓声を上げ、

佐々井を熱狂的に迎える。

「みなさん、私は小さな坊主である。

インド全仏教の会長に選んでいただいたのは、私が普段からまじめであり、

強固な精神の持ち主だとみなさんが考えてくれたからであろう。

金集めも経営もできないが、これからも小さな坊主として

命がけで差別や貧困と闘っていく所存である」

佐々井の全身から絞り出すような言葉のひとつひとつが、
さざ波のように人の海に広がっていく。


大多数がヒンドゥー教徒であるインドで、カースト(身分制度)のない仏教に

改宗する人が爆発的に増えている。

改宗式には3日間で約100万人もの仏教徒や改宗希望者が参加するが、

その多くは不可触民と呼ばれる人々だ。

半世紀ほど前、数十万人しかいなかった信者が

今では約1億5千万人を超えた


その仏教復興の中心的な役割を果たしたのが、1967年、32歳で

インドにひとりでやってきた佐々井なのである。

インド12億人のうち一番下の奴隷カーストにすら入れない

不可触民と呼ばれるアウトカーストの人々は約2割おる


3千年間も触れれば穢(けが)れると人間扱いされてこなかった人々だ。

学校にも行けず、仕事も選べず、井戸を使うことすら許されない。

そんな悲惨な状況だからこそ、人は何かにすがらないと生きていけない。

だから自分を差別するヒンドゥー教の神様でも けなげに信じてきたんだ。

しかし平等主義の仏教を知ることで

彼らは『自分は人間である』と目覚め始めたのです」
 

色情因縁「私には黒い血が流れてる」

1億5千万人のインド仏教徒を率いる佐々井が生まれたのは、
岡山県新見市別所の小さな山村である。

父は左官業や炭焼きなどを営んでおり、小さいころから家の仕事をよく手伝い、
成績は優秀で反骨心は人一倍、強かった。

9歳で終戦を迎えた時、村の大人が戦場での残虐な行為を
自慢げに話す様子を聞き
「人を苦しませることの何が楽しいのだ」と子ども心に憤りを感じた。

未来の宗教家らしき正義感を持つ一方で、無類の女好きの血に苦しんだ。

男性なら誰もが悩んだ経験はあるだろうが、
佐々井は「そんなかわいいものではないわ!」と苦笑する。

「同級生でも学校の先生でも女を見ただけで好きになる。触りたい、押し倒したい。

けれども、それができないから苦しくてしょうがないわけだ。

祖父も父もよそに女がいた。色情因縁、私には黒い血が流れているのです」

青年時代は、思い詰めて酒を飲んで暴れ、金に困って血を売ったり、

仲間にそそのかされて悪さを働き牢獄に入れられることもあった。

彼女ができれば、勉強も仕事も手につかず、はたから見れば異常なほど執着してしまう。

「もう顔を焼いて誰も振り返らなくなれば、愛欲を卒業できるのか」。

出家して僧になろうといくつかの寺を訪ねたが、「大学くらい出ていないと」と

一蹴され絶望。

死に場所を探して倒れたところを山梨県にある大善寺の井上秀祐住職に拾われ寺男となる。

師と仰げる住職に出会えたことで、水を得たように修行に励み、

25歳にして高尾山薬王院で住職の兄弟子にあたる山本秀順貫主より得度を受けた。

貫主は誰よりも熱心に学ぶ佐々井をかわいがり、

仏教の交換留学生に推薦しタイに送り出した。

期待に応えて帰国すれば、これまでの迷走を吹き飛ばす

順風満帆な僧侶人生が待っていたはずだったのだが……。

「信仰の厚いタイでは坊さんは大事にされる。それが私にはよくなかった。

暑いタイではコーラがうまい。いくらでも寄進をしてくれるから

1日20本も飲み続けてコーラ中毒になった。

おまけに抑えていた女性への感情がむくむくと湧き上がり、気がつけば、

タイの尼さんで一番の美人と恋に落ちてな。

さらには中国娘も加わり三角関係だ。

日本のお師匠様の耳にも入り、もう恥ずかしくて帰国できない。

それで、お釈迦様が生まれたインドにしばらく行ってほとぼりをさまそうと。

女からも日本からも逃げたんだ」


満月の夜のお告げ「汝、龍宮へ行け」

僧になっても色情因縁から逃れられないのか。

しかし、苦しみやつらい経験はすべて試されていたのかもしれない。

渡印から1年たった満月の美しい晩、思いもよらない奇跡が佐々井の身に起きたのだ。

インド東部のラージギルにある日本山妙法寺の八木天摂上人のもとで

お世話になり、帰国を考え始めたころ、

真夜中に肩をものすごい力で押さえられハッと目を覚ました。

「夢じゃないよ。 みんな信用してないんだから! 

声は出ないし身体は震え、もう恐ろしくて。

白ヒゲの老人が現れ、『われは龍樹なり。

汝(なんじ)、速やかに南天龍宮城へ行け、南天鉄塔もまたそこに在り』

と言い残して姿を消した。

あわてふためき、上人をゆすって起こすと“こら、何を寝ぼけているんだ?”と

また寝てしまったんだ」

龍樹菩薩とは大乗仏教の祖となる人物

しかし、龍宮城とは? 朝を待ち上人に改めて相談すると、

「龍はナーガ、宮はプーラ……インドのど真ん中にあるマハラシュトラ州の

ナグプールのことではないか? 

南天鉄塔とは文殊菩薩から授かったといわれる経典を所蔵する伝説の塔だろう」

と教えてくれた。

ナグプールとはアンベードカル博士というインドの偉人が、

亡くなる2か月前の1956年、数十万人の不可触民とともに仏教に改宗した地であった。

博士自身、不可触民の出だが大変な苦労をして学び、奨学金を得て

イギリスやアメリカに留学。

インド独立後、初の法務大臣となり差別を撤廃した新憲法を制定した。

それでも差別はなくならない。 そこで人間平等を説く仏教に望みを託したのだ。

「差別と闘ったのはガンジーだと思い込んでいたんだ。

ところがナグプールに着いてわかったのは、

不可触民の間で絶大な人気を誇るのはアンベードカル博士。

ガンジーは不可触民を『ハリ・ジャン(神の子)』ときれいな名前をつけてごまかし、

むしろカースト社会を残そうとしていた。

博士は国際的にも評価され 今では国内でもカーストにかかわらず

ガンジーよりも偉業が知られている。もっと日本でも研究されてもいいのだが」

博士の死から12年後、アンベードカルのアの名前も知らなかった佐々井が

ナグプールに向かったのは、ただの偶然ではなく

仏様のお導きだったのかもしれない。


生まれ変わったスラム街

「金もないし、知り合いもいない。 仏教徒のいる地区を聞いて訪ねたら、

バラックのような建物が並んでおる。裸足で太鼓を叩きながら、

お題目を唱えて街を歩くと
、犬には吠えられ、人々には怪しまれ、石を投げつけられた。

それでも雨の日も風の日も休まず家々を回っていたら、

次第に聞いてくれるようになったんだ」

いつしか佐々井に食事を提供するお母さんたちが現れ、

冠婚葬祭にも呼ばれるようになったが、不可触民出身の家を訪れるたび、

差別や貧困、衛生状態がどれほどひどいか思い知らされた。

ゴミ集めや屍体(したい)処理、泥にまみれたきつい仕事しか与えられず、

井戸水を飲むことも許されない。

ため池の濁った水を飲み残飯をあさり、住む場所も指定され犬のように扱われる。

もし反抗すれば殴り殺され、焼き討ちに遭うこともあるが、

犯人は、罪に問われず闇に葬られることも多いという。

仏教に改宗しただけでは、生活そのものはよくならないのだ。

そこで佐々井は寄付を集め、学校や病院、養老院などを作り、

上位カーストから嫌がらせを受ける人々が団結して抗議できるよう

組織作りを進めた


自分に自信を持ち、礼儀を身につけてほしいと日本から空手家を呼んで

人々に稽古をつけてもらったこともある。

当時の佐々井を知るモドガレ・アルチャナさんは語る。

「小さい時、日本とはどんな国かと聞いたら、安全でカースト制度もない国だと。

アンベードカル博士は改宗式のすぐ後に亡くなってしまったので、

どうしていいかわからない。佐々井さんが来るまで仏教は停滞してたんです。

豊かな日本の出身なのに、貧しいインドにわざわざ来て、

差別される私たちに寄り添い、闘ってくれました。

国籍は関係ないんだ、困っている人がいれば助けるのだと。

みんなのお父さんです」

街に希望が生まれた。

佐々井は、3千年も支配されてきて、それが当たり前と思い込まされていた人々に

仏教はカーストなんてない。人間らしく生きる権利があると説いて回った。

特に力を入れたのが子どもの未来だ。

大事なのは教育。 自分で考える力だ。

お金がないなら、1食、抜いてでも子どもを学校にやりなさい


親に言い続けた。 学ぶことで今を知り未来を考える。

いい仕事に就けるし、自分で会社を興すこともできるようになる。

治安最悪といわれたバラックの街が半世紀で、

お寺を中心として清潔で安全な街に生まれ変わったのだ。


街の変化を見て育ったミリンダ・グダデさんは、

「大学を出て日本で就職できたのは、佐々井さんの活動や支援があったから。

日本は佐々井さんという偉大な人を生んだ国。

夢を叶えた今、今度は自分が村の子たちを支える番だと、15年前、

仲間とアンベードカル博士国際教育協会の日本支部を立ち上げ、

みんなで給料を村に送り補習授業を始めました。

今までに千人の子を受け入れ12人の先生の給料をサポートしてきたんですよ。

頼るだけではなく、自分たちで祖国を変えたいという思いは、

佐々井さんの背中を見て学びました」と微笑む。

佐々井は差別と闘う一方で、仏教の聖地であるブッダガヤーの大菩提寺

ヒンドゥーの手にあることを知ると、

何万人もの仏教徒を引き連れて座り込みのデモや壮絶なハンストを決行した。

また、地下核実験が行われた時には弟子たちとともに首都に乗り込んだ。

「国会の前で拡声器から言ってやったんだ。

世界で原爆体験をした唯一の国、日本から私は来た。

大バカ者の首相よ、出てこーい! 仏陀は笑っているぞ! 

人を殺すならまず私を殺せ! ってな。

そしたら国会前はシーンと静まり返った。 苦しむのはいつの時代も罪なき市民。

その市民を命がけで守るのが本当の菩薩道だ」


佐々井一家、ここにあり!


インドでは佐々井を知らぬ歴代の首相はいない。

強きをくじき、弱きを助ける。

破天荒な行動力、義理人情、それでいてユーモアのある性格が愛され、

インドラ寺の一角にある佐々井の小さな部屋の前には、毎日、行列ができる。


「もう、いろんなやつが来るよ。弁護士から医者に泥棒、酒飲みまで。

貧しさから悪の道に進んでしまう者もおるが、根が悪いわけではない。

1度、30人も殺したという大悪党の男を改心させて頭を丸めさせたことがある。

泣く子も黙る佐々井親分だって? おう、佐々井一家には違いないな!」

精悍(せいかん)な顔が一瞬でしわくちゃになり、ガッハッハ、と豪快に笑いだした。

普段、佐々井の身の回りの世話をしている青年、ゴータマさんも佐々井一家のひとりだ。

「両親ともに仏教徒で、ゴータマとは

佐々井さんがつけてくれたブッディストネームです。

ブッダガヤーのデモに連れて行ってもらった時、一歩も引かずすごい人だなあ、と。

でも僕は高校生の時に、仏教で禁止されている酒を隠れて飲んで荒れていた。

佐々井さんからもらったお小遣いも嘘をついて酒に使ったんです。

でも前から知っていたんでしょう。ある時、真剣に怒られキッパリやめた。

本気で心配してくれているのが伝わったからです。

道に迷ったとき導いてくれる。誰に対してもそう」


知名度が上がるにつれ、忍び寄ってくるのが敵だ。

人気を妬(ねた)み、悪い噂を吹聴する者や、

急に増えた仏教徒に恐れをなし暗殺をくわだてる者もいる。

食事に毒を入れられ意識を失ったり、壇上から突き落とされ

病院に運ばれたことも1度や2度ではない。

日本でも、「佐々井のやっていることは仏教ではない。ただの社会運動だ」

と批判されたことがあった。

「ただ静かにお経を上げ、お布施をもらうだけが僧侶ではない。

何もせんやつに何を言われようとかまわん」と意に介さない。

ところが、そんな肝の据わった佐々井に一大事が起きた。

1987年、不法滞在で逮捕されてしまったのである。

インドに渡って20年、とっくに滞在ビザは切れている。

帰らなかった、というより困っている民衆を見捨てて帰ることができなかったのだ。

一歩も引けない問題が山積みで、
途中で自分が抜けたらガタガタに崩れてしまうことを知っていた。

「シューレイ・ササイ逮捕!」という新聞各紙の見出しに、民衆は立ち上がった。

「今度は自分たちが守る番だ!」と、仏教徒は署名運動に奔走。

首相のもとに60万人分の署名が持ち込まれ、

ヒンドゥーやキリスト教徒にも応援してくれる人が現れた。

そしてついに国籍を取得。

数十万の市民が街に繰り出しパレードをして佐々井を祝福した。


インドでは全国紙に顔が出る佐々井だが、日本ではほとんど知られてこなかった。

ずっと孤軍奮闘してきたのだが、最近、祖国でも支援の輪が広がり始めた。

映像ジャーナリストの小林三旅さんが佐々井を知ったのは、1冊の古い週刊誌だ。

「この破天荒な坊さんは何者なのか?」とひとりでカメラを抱えて

インドに飛び1か月に及ぶ密着取材を敢行。

2004年、『男一代菩薩道』と題した番組が放送されると、

深夜番組ながら反響を呼び5回も再放送されたという。

「次の仕事が始まれば、前の仕事など次第に忘れてしまうものですが、

佐々井さんの生涯を追い、支援することがライフワークになりました。

うまく言えないけど、とにかくおもしろいんですよ。

四六時中、人の幸せしか考えていない。

今まで坊さんというと葬式くらいにしか会わないし興味もなかったのですが、

ああ、これが本当の宗教家なんだと」

最初の放送から10年後、岡山の住職、佐伯隆快さんとともに、

佐々井の支援団体「南天会」を立ち上げた。

会費を集め活動資金をインドに送ったり、会報『龍族』の発行や会員の交流のほか、

最近では体調管理などをする人を日本から派遣している。

佐々井一家が日本でも着々と増え始めた。







そして祖国へ。44年ぶりの帰還

それでも1度くらい帰国して、家族や友人に会いに帰りたい
とは思わなかったのだろうか。

いくら遠いとはいえ、24時間もあれば着くのだから。

「お坊さんになった瞬間から自分の母も人の母も平等の存在になる。

だからインドの坊さんは離縁するか、一生、結婚しない誓いを立てる。

出家というのは、家を出ること

日本男児たるもの、目の前に弱っている人がいるのに、どうして帰れようか。

礼儀に忠義 …… 私の心にはいつも武士道がある」

そんな義理人情に厚い佐々井が、帰国を決意したのは2009年。実に44年ぶりである。

インドでの活動が一段落したタイミングで、日本の支援者や恩人たちが

生きている間にお礼が言いたかったのだ。

インドよりも豊かで平等な日本へ。

ところが、久しぶりに祖国の地を踏んだ佐々井を待っていたのは、

「人の匂いがしない」現代日本の空虚感であった。

「インドの子と比べ、日本の子は覇気がない。

大人も顔が沈んでいる。自殺が年間3万人と聞いて驚いたが、

いったい祖国はどうなってしまったのか?」

1度きりの帰国のつもりだったが、東日本大震災が起きると、被災地に飛び、

お経をあげ人々を勇気づけた。

以来、定期的に帰国するようになり、各地で講演会が開催されると、

若い人たちもたくさん詰めかけるようになった。

「昔は“駆け込み寺”という言葉どおり、お寺は悩める人の相談所であった。

実際、私も寺に助けられ、僧となったんだ。

どこかに今も親身になって世話をしてくれる寺もあるだろう。

アンベードカル博士のような偉人の伝記をたくさん読んでほしい。

何が正しいか、自分の使命とは何か。苦しい時、本は人生の助けになるだろう」


まだまだ死ぬことができん

御年81歳。

世間では静かに余生を過ごす年だが、佐々井にそんな老後は訪れそうにない。

「休んでいる暇はないのだが、3年前に1度、意識不明の重体となってな。

病院のまわりは何千人もの市民が取り囲んで警察が出る騒ぎだ。

ところが、ナグプールの病院にいるはずが、私はなぜか意識の中では

ヒマラヤの病院にいたんだ。担当の看護師は顔を見せてくれないが、

後ろ姿から美人とわかる。それでこんなことを言うんだ。

『あなたは、今まで頑張ったから極楽に行けます』

『俺は死ぬのか? まだやらねばならないことが3つもあるんだ!』

『生き返ると何倍も苦しいことが起きるから、もう死んだほうが楽でしょう』

『ダメだ、シャバに戻せ!』

すると、スーッと私の身体の中に入ってきた。

看護師の格好をしていたが、観音様だったんだな。

大変なのは取り囲んでいた市民だ。

私の呼吸が止まった時、“ササイが死んだー!”と大泣きしていたら、

“生き返ったー!” “えー!?”と。 わっはっは! 

それから州知事の命で救急ヘリが迎えにきて、ボンベイに移送されたんだが……」

龍樹のお告げといい、看護師の観音様といい、

常人にはすぐには理解しがたい出来事であるが、佐々井はいたって真顔である。

ところで、そのまだ死ねない3つの理由を聞いてみた。

ひとつはアンベードカル博士の平等の精神をもっと世に伝えねばならない。

2つ目は悲願であるヒンドゥーからのブッダガヤーの大菩提寺奪還だ。

早ければ今年、最高裁判で争うことになる。

最後に、龍樹が告げた「南天鉄塔」らしき遺跡が本当に出土したので、
その発掘を進めたいのだという。

「だから、夢ではないと言っただろう。ナグプールから約40キロ離れたマンセル

という地区に龍樹連峰と呼ばれる山々があることがわかり、

その土地の一部を買い許可を取って10年かけて発掘した。

そしたら首のない仏像や寺、そして鉄塔らしき遺跡も発見したんだ。

しかし、まだ塔の内側は発掘できていない。

黄金の像がでるか、経典がでるかまだわからん。

発掘許可を得ようと、日本からも偉い考古学者さんらが来てくれて、

一緒に政府の考古学調査研究所に交渉したんだが、

上位カーストのバラモンのやつらがね、仏教の遺跡であると証明されたくないわけだ。

私の死んだ後になるかもしれないが、いつか掘れる日が来るだろう」


小さな坊主、荒波を越えて

苦しみが続くとわかっても、民衆のため生きることを選んだ。

若い時、3度の自殺未遂をした“死にたがり”の佐々井を

“生きたがり”に変えたのは、インドの貧しいお母さんたちだ。

「日本と違い、インドでは僧侶の命は民衆が握っている。

このお坊さんはいい人だから、食事を与えよう、お布施を出そうと考える。

自分の子どもにすらろくなものを与えられないというのに、

一文なしでやって来たこの汚い坊主に、

お母さんたちが自分のご飯を差し出して半世紀も私を生かしてくれたんだ」

冒頭の大改宗式で語った「小さな坊主」とは、謙遜ではなく本心からなのだろう。

インド仏教の頂点に立った今でも、10畳程度の小さな自室には

ボロボロのイスや扉の取れかかった冷蔵庫が置かれ、

年代もののクーラーはひどい音を立てる。

本や資料が山積みで、相談に来る人が2人も入ればいっぱいだ。

「後継者はおらん。 男一代で終わり。

私はこれからも小さな坊主としてインドに同化し生きていく。

真理に向かい、ただひとり、ボロボロになっても杖をついて

歩き倒れてもまた立ち上がる。 いつかインドの大地に野垂れ死ぬまでな」

佐々井は、そうつぶやくと大好きな日本の歌、

坂本九さんの『上を向いて歩こう』を口ずさみ始めた。

どんな荒波にも負けず、大衆を正しく導く強い人である。

しかし、本当は涙をこらえながら必死で自分を奮い立たせ生きてきたのだろう。

「小さなお坊さん」が自分の生涯をかけ、粉骨砕身して切り開いた一本の道は、

多くの人の未来を照らしている。


◎取材・文/白石あづさ

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ファシズムについての小考察

坂本多加雄という、「新しい歴史教科書を作る会」の理事などをしていた、保守派政治学者の「スクリーンの中の戦争」という新書の中の「ファシスト」についての記述を読んで、ファシストの概念が少し明確になった気がするので、その考察を少し書いてみる。
その記述は、映画「タクシードライバー」についてのもので、こういうものだ。赤字部分が引用。

仕事が決まってアパートに帰ったトラヴィスはさっそく日記をつけます。「雨は人間の屑どもを舗道から洗い流してくれる」「夜の街を歩き回る、売春婦、街娼、ヤクザ、ホモ、オカマ、麻薬売人、すべて悪だ。奴らを根こそぎ洗い流してくれる雨はいつ降るんだ」

ここで私は、この映画の重要な、隠れたテーマが露わになったと考えています。それは「ファシズム」です。


もう少し先の方で、坂本はここで自分が言う「ファシズム」とは政治用語としてのそれではなく、

もっと漠然とした、ある種の人間の潜在意識に潜むメンタリティ

のことだ、と言っている。
これは、ファシズムについての大事な指摘だと思う。しかも、それは「ある種の人間」というより、ほぼすべての人間の潜在意識の中に大なり小なり潜むメンタリティなのではないか、とすら私は思う。
ファシズムがなぜ容易に人々を引き寄せるのか、ということは、そう考えないと解決できないだろう。

そして、ここで私がそのメンタリティの特徴を挙げるなら

1)自分を含む、社会的に恵まれない人間は、他の誰かが「不正な利益を得ている」結果、不幸なのである。

2)そうした「悪(不正な存在)」は問答無用に排除すべきである。


の2点が最大の特徴ではないだろうか。特に、「問答無用に」というところがファシズムの行動原理としての大きな特徴である。なぜならば、ファシズムの本質は「自分の同類はみな、正義であり」「したがって、そこに属さない人間はすべて悪である」という、対立陣営との対話と理解を最初から排除する姿勢にあるからである。相手が悪に決まっているのに、なぜ対話や理解などする必要があるか、というわけだ。そこが単純な右翼や左翼とファシズムの違うところだろう。(言うまでもなく、「右翼ファシズム」も「左翼ファシズム」もあるわけだ。)

ファシズムはfastenと類縁の言葉だと思うのだが、その一番の特徴は「結束」である。自分と異類の存在を自分と同じ束に束ねるならば、その結束性が崩壊するわけで、したがって、ファシズムの最大の特徴は「異質な他者の絶対的排除」にある、とも言えるだろう。


そのように考えることで、なぜファシズムが人々を魅了し、巨大化していくのかが理解できるのではないか。
なぜ人々はファシズムに惹かれるのか。それはその運動が「自分が心底で毛嫌いしている連中を排除する運動だから」「そして、その排除運動は正義であると信じられるから」「その運動の結果、世の中は良くなり、自分やその仲間も幸福になれるだろうから」である。
なぜファシズムは巨大化していくのか。それは、その行動原理が「自分の理解できないものは徹底的に否定し、対話すら峻拒する」からである。対話しないのだから、自分たちの側が、「相手側の論理の正当性」によって弱体化する恐れがまったくない。相手側の言うことは「すべて嘘とねつ造された証拠によるものだ」とすればいいのだから、議論に負けない。「無学者、論に負けず」ということである。

まだまだファシズムについて考えるべきことはあるだろうが、とりあえず、ここまでとしておく。



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福島は未来の日本の試験場か

「ネットゲリラ」(「下痢苛」は安倍の方)から転載。
失業率というか無職率が6割というのは恐るべき数字だが、ある意味、働かないでも食っていけている人間が6割もいる、と考えれば、ベーシックインカムの試験場みたいなものかwww まあ、べつに福島の人間の年収がひとり1000万くらいもあるわけではないだろうから、東京に本社のある大企業の法人税を倍にすれば、それくらい簡単に捻出できるのではないか。あるいは霞が関の住人と虎ノ門の住人を半分くらい殺処分にしたら、それくらいのカネは浮くだろう。税金の無駄遣いなら森友だの加計だの膨大にあるのだし、福島への補助金はマシな方だ。

なお、仕事そのものが無いのだから、わずかな補助金でパチンコをしようが何をしようがそれぞれの勝手である。





(以下引用)


早々に見切りをつけた方が正解

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人間、「欲と二人連れ」という言葉があって、だから百姓は、手間をかけ、気を使い、丹精込めて作物を作る。ソ連がうまく行かなかった理由も、そこだ。いい加減な仕事でも、取り分が変わらないとなったら、人間、努力しない。で、フクシマだ。双葉町だ。無職ばかりで、生活再建が進まない、というんだが、考えてみりゃ、いくら頑張って双葉町で良い野菜を作った所で、売れない。双葉町というだけで売れない。買い叩かれる。双葉町に工場作る馬鹿もいないし、原発の後片付け以外に仕事もない。ヤル気のある若者は、とっくに出て行った。

原発事故からまもなく6年半になるのを前に、福島大学などの研究グループは、福島第一原発が立地する双葉郡の住民を対象にアンケート調査を行い、その結果をまとめました。
無職の人がおよそ6割に上るなど、生活再建が進んでいない実態が浮き彫りになり、専門家は「住民ごとの"復興格差"が拡大しており、ニーズに応じた対策が重要だ」と話しています。
調査は、原発事故が起きた平成23年以来2回目で、長期の避難生活から暮らしの再建が進んでいるかどうかなどを尋ねました。
それによりますと、職業については正規の従業員、職員が20.6%、派遣社員や契約社員、アルバイトが7.8%となっている一方無職が事故前の倍近い55.5%で、前回より1.2ポイント増加しました。
15歳から64歳までの生産年齢では、「無職」は事故前の10.3%の3倍以上の31.9%に増えています。

国破れて山河ありとは言うが、自民党アベシンゾーはその山河すら、破壊してしまった。原発の建っているところはやがて、全て、こうなります。


福島住民調査「約6割が無職」 住民ら「補助金止められたら生きてかれない」 、というわけで、例によって2ちゃんねるでは無責任なネットすずめたちがピーチク騒いでおります。ニュース速報板からです。
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補助金で働かずに食えるから無職なんじゃねえの
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双葉ならこんなもんじゃねえのと思うが
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戻っても仕事無いからこれは仕方ないんじゃね?
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補助金でパチンコやってんだろ?
そりゃ働きたくねーよな
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息が白い。気温は零下1度。時計の針は午前6時50分を指している。
昨年12月の日曜、宮城県石巻市の国道沿いにあるパチスロ店ジョイパーク石巻店には10人以上が列をつくっていた。
「本日7時オープン」。のぼりが寒風に揺れる。石巻市のパチンコ店の開店は日本一早い。業界ではそう言われている。
シャッターがゆっくりと上がった。キュインキュイーン。ピッポパッポピピピピピ。
色鮮やかな光を放つパチンコとスロットは約500台。
北斗の拳やルパン三世のキャラクターが画面の中で目まぐるしく動く。
客のほとんどは「1スロ」と呼ばれる台をめざす。
千円で900枚のメダルが出る。ほぼ1円1枚なので「1スロ」。10円1枚が一般的な店内で、もっともレートが低い。
開店から1時間で32台ある1スロの大半が埋まった。東松島市の男性(46)もここが定位置。
6時過ぎに起き、自転車をこいで通う。「少ないお金で長く楽しめる。暇つぶしみたいなもの」。
2千円使い切ったらやめるのが自分のルール。この日は当たりがなかなか来なかったが、正午前までの5時間近くを店内で過ごした。
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パチンコを始めたのは20代のころ。パチンコ店で働き始めたのがきっかけだった。その後、職を転々としたが、パチンコはやめられなかった。
いまは生活保護を受けて暮らす。「本当はダメなんだろうけど」。そう言って口元だけで笑みをつくった。
8時開店が主流だった石巻エリアで、土日祝日の7時開店が始まったのは震災後の2011年冬。
漁港近くのパチスロ店が皮切りだった。この店の担当者は「朝が早い漁師からの要望があって始めた」と言う。
他店も追随し、今では市内のおよそ15店のうち、半分ほどが7時開店を採り入れている。
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双葉町って例のシャブ中自治体じゃないの?
もう死んだら?
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農業が死んだからじゃね?
原発推進して事故った責任はあると思うよ。国に。
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↑むしろ未だに福島の風評被害をばら蒔いてる糞連中どものせいだろ。
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↑風評被害って言うけどさ、目の前に福島県産と岡山県産の桃が同じ値段で売られてたらさ、消費者はどっち選ぶと思う?
福島県以外でも似たような農産物がある以上、土壌汚染リスクがある商品をリスクのない商品と同じ値段で売れるはずないんだよね。
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↑今年の春先から福島産野菜の増え方が顕著だった
山盛りに売れ残ったピカ野菜が庶民の心の中そのものだわ
2015年あたりからは数値が出てないのは知ってるが死ぬまであそこ産を買う事は無い
カネはくれてやってもいいがなにも受け取りたくないし見たくも無い
ヨダレ垂らして待ってればいいさ
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じゃあ働けって話だろw
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まあ誰が雇うんだ誰がという話ではある
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放射能汚染で漁業も農業も再起不能の状態で何を生業にして稼げってんだ?
これから福島で出来そうな仕事なんて、除染作業と小人プロレス位だろ。
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天から降ってくる金が逆に人間を駄目にしてるよな・・・
ただ、それは一生は続かないって普通の人間なら気づくもんだが・・・
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元からダメな県民性だから原発のカネにタカって生きてきた
事故ってウマーくらいに思ってるんだからもう接触して欲しくない
カネはなんとかしたるから向こう千年閉じ込めとけ
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避難してきた奴が賠償金とかのおかげで金はたっぷりあるけどやること無いって朝からパチンコ屋に列を作ってたし
そんなの経験したらいまさら働けないだろ
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私らも悪かった、申し訳ない、と言った福島人は皆無
国が悪い東電が悪い東京が悪い日立東芝が悪い
事故直後から何度聞いたか
反原発運動のシンボル的存在に祭り上げられてた事故自治体双葉町長の井戸川も当初は原発恩恵の事実を隠してたクズ
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埼玉県の加須市(旧騎西町)に避難した人の一部はそのまま移住して立派な新築住宅をお建てになって悠々と暮らしてらっしゃる
元々過疎だった町に戻ったところで何もできやしない
早々に見切りをつけた人達の方が正解だったね
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働けよと言っても仕事がなければ仕方ないだろ
つーか地元政治家が仕事作れよ
被災ネタを全力で使えば補助金としてじゃなく仕事を作るために国からいくらでも金引っ張ってこれるだろ
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いやだから東電が全部払えよ
当たり前だろ
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二階建ての家与えられて毎日パチンコ行って酒飲めるのに
自立するわけがない
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福島県民を虐めるな!
来た事も無いヤツに何が分かるよ!ふざけんな!
たのしく生活してる訳じゃねーよ!バカどもが!分かる奴には分かる筈だが悲惨な生活してんだぞ!
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気力なくなってその状態になってる人多いやろ
女性はそうでもないけど、とくに年配の男性
補助金もあるし
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今双葉郡に引っ越したら、補助金くれるの?
震災1月前に住民票移した奴ってガチ勝ち組なんじゃ?
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↑震災後に移しても無理
あと補助金なんてもう出てない
農家や漁師は知らん
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東電で雇ってあげなよ
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仕事がない。農業やっても買い叩かれるだけ。売れなきゃ東電が買い取って廃棄してくれるw そんなんじゃ、人間、ヤル気は出ないです。ヤル気なくても補助金は出るし、双葉町なら生活保護も出るだろう。人間をクズにするシステムです。

コメント(3)



本当の日本人の愛国者だったら、反原発になるのに決まっている。
大事な日本の国土を汚し、日本人のDNAを破壊し、未来永劫に立ち直りが不可能になるかもしれないのに。
どうしても国防上、核兵器を持ちたいなら、原発1~2基だって事足りる。
ましてや、アメリカは原発1か所に対して、250人の軍隊を置くのに、日本は、丸裸。バカか?
目先の利益だけで、国家百年、千年の大計ができない。ほんとバカ。




平成29年度福島市の線量マップです。




https://www.city.fukushima.fukushima.jp/kankyo-houshasen/bosai/bosaikiki/shinsai/hoshano/sokute/shinaisokute/documents/map17040385000a2a4.pdf




0.23μS/H以下の地域がやっと60%を超えました。
60k離れた福島市でこの数値です。
人間が住んではいけない地域を国も県も市も避難区域とはせず、生活を
続けさせました。
自主避難で家、仕事も無い状態では生活はできません。死ねということです。
住んではいけない場所で聞こえてくるのは「復興」の声です。
福島を汚染物質の最終処分場&姥捨て山にするしかないのに。


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