後半の記事内容も「知っていた」と思う人は多いかと思うが、改めて「世界経済フォーラム」の挫折ぶりを見ると、そこにウクライナ戦争(「いくらいな戦争」と書いてしまった。お前は「ヒナまつり」の「ひな」かww)の影響があるというか、完全にその影響だ、と思うのは私がプーチンびいきであるための偏った判断だろうか。しかし、ウクライナ戦争と同時に「新コロ問題」が日本以外の世界中でピタッと止まったのは事実だろう。つまり、「新コロどころじゃない」となってワクチンパスポートという恐るべき「世界的1984計画」が停止されたのだと思う。これは世界にとってまさに「神の恵み」に等しい好運だったと私は思うのだが、これはプーチンの計画の中に入っていたのか、それとも偶然の産物か。いずれにしてもプーチン様様である。ウクライナでネオナチが何千人死のうが、どうでもいいこと(むしろウクライナ国民の利益)だ。或る意味、ワクチンパスポートは「全人類奴隷化」であり、第三次世界大戦以上に危険なものだったからだ。
(以下引用)
しかし。
世界経済フォーラムは事実上すでに敗北していると私は思っています。
EU やアメリカと共に、世界経済フォーラムも衰退していくと見られます。
そのことについて少し書かせていただきます。
すべての歯車は止まりつつある
世界経済フォーラムは、昨年以来、「実行しようとしていたこと」が、ことごとく失敗しています。
まずは、
「 2021年に実施するはずだったグローバルワクチンパスポートが失敗」
ということがありました。
以下の記事に記しています。
[記事] 何が起きているのか : 欧州委員会の2018年の勧告通りに進んでいたワクチンパスポート計画が「実施予定当年」である今年に次々と撤廃されている背後にある「不気味」
In Deep 2022年2月23日
グローバルワクチンパスポートどころか、欧米では、国内ワクチンパスポートも、すでにほとんどの国で使われていないのではないでしょうか。
そもそも、「ワクチン義務化自体が失敗」しています。ヨーロッパで最も厳しいワクチン接種義務を実施していたオーストリアでさえ、最近ワクチン義務を廃止したと報じられています。 (報道)
ファイザー社ワクチンの機密資料は、FDA (アメリカ食品医薬品局)が、55年後だか 75年後だかに開示する、としていたものが、
「アメリカの裁判所が、ただちに開示することを命じた」
ということもありました。
現在、次々とこの 5万ページにおよぶファイザー社ファイルの開示が続いており、その内容を世界中の 3000人に及ぶ医療専門家たちが「分析」しています。
このことは、以前メルマガに書いたのですが、以下はそこからの抜粋です。
2022年6月3日のメルマガより
現在までに、「5万5000ページのファイザー社資料が開示された」そうです。
このウルフさんの文章で知りましたが、
「現在、3000人の医師や専門家たちがこの資料を日々、分析している」
のだそうです。
このボランティア・グループについて、ナオミ・ウルフさんは以下のように書いています。
> WarRoom / DailyClout Pfizer Documents Research Volunteers は、資格の高い3000人の医師、生物統計学者、医療詐欺調査員、研究室の臨床医、研究科学者たちのグループであり、ご存知かもしれませんが、FDAが裁判所に75年間覆い隠すように求めた55,000の内部ファイザー文書から世界に伝えるべき何かを次々と報告しています。
というように、現在、3000人もの専門知識を持つボランティアたちが、日々このファイザー文書を調査しているわけで、普通に考えれば、そのうち、
「犯罪として訴えることができる」
ほどの証拠にはなると思います。
ここまでです。
下手すると関係者全体が告発される事態に至らないともいえないわけで、買収等が不完全だったのかもしれないですが、ここでも「下手を打った」ようです。
そして先日は、「ロー対ウェイド判決」と呼ばれる半世紀前の判決が「覆される」ということが起きています。今、アメリカではこれが最大の話題です。
米連邦最高裁、人工中絶権の合憲性認めず 重要判決を半世紀ぶりに覆す
米連邦最高裁は24日、アメリカで長年、女性の人工妊娠中絶権は合憲だとしてきた1973年の「ロー対ウェイド」判決を覆す判断を示した。この判決を受けて、アメリカでは女性の中絶権が合衆国憲法で保障されなくなる。 (BBC 2022/06/25)
中絶の世界的拡大と、避妊不妊の世界的な拡大は「世界経済フォーラムの最大の悲願」ともいえるものでしたが、それがアメリカで裁判所によって「覆された」のです。
個人的には、中絶そのものに関しては個人個人にもいろいろとありますでしょうし、特に見解はないですが、社会的な意味として、世界経済フォーラムは「大きな敗北を受けた」といえるはずです。
そして、ロシア。
このロシアは、今は絶好調となっていて、経済、国際政治にいたるまで、おそらく建国以来の最速最大の発展が始まっています。
西側によるロシアへの制裁が始まった際、以下のような記事などで、「こんなことをしてたら、ブーメランで EU が死ぬぞ」と思いましたが、そちらのほうも現実化しています。 EU は、来年までに大きく衰退する兆しが鮮明となってきています。
[記事]誰を崩壊させるための対ロシア制裁なのか。目指すのは西の自死? それともこれもいわゆるグレートリセットへの道?
In Deep 2022年4月2日
この EU の衰退については長くなりますので、今回は割愛しますが、先日も、フォルクスワーゲンの CEO が、「ヨーロッパの経済は非常に危険だ」と語っていたことなどが報じられていました。
これは中途半端な不況ではなく、「ヨーロッパは、メルトダウンに近づいている」というほどのもののようです。
ちなみに、最近のブルームバーグによるデータ解析だと、ロシアは、
「ヨーロッパからの天然ガスの収益だけで、 1日 135億円の収益を得ている」
ことがわかっています。(報道)
ヨーロッパからの収入が毎日 135億円です。
ロシアは他の国にも大量のエネルギーを輸出しています。
そして最近、「新しい世界通貨と国際決済のメカニズムの開発が進んでいる」とロシアが発表したことが報じられていました。
その記事の冒頭です。
新しいグローバル準備通貨と国際決済の代替メカニズムに取り組むBRICS
ウラジミール・プーチン大統領は 6月22日、BRICS 諸国(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ)が現在、新しい世界の準備通貨の設定に取り組んでいると述べた。
「私たちの国の通貨バスケットに基づいて国際準備通貨を作成する問題は解決されています」とプーチン氏は BRICS ビジネスフォーラムで述べた。
ロシア大統領によると、加盟国は国際決済のための信頼できる代替メカニズムも開発している。 (indiatimes.com 2022/06/23)
なお、この新しい代替通貨は、
> ブロックチェーンによって駆動され、金(ゴールド)によって支えられる
ものだそうです。
ところで、関係ない話かもしれないですが、以前、こちらの記事などで取りあげたことのある、世界の軍事システムの分析事業を行っている組織ディーガル (Deagal)が公表していた、
「 2025年の世界の人口動態と GDP の予測」
にふれることがありました。
この BRICS という観点から見ますと、ディーガルによる 2025年の GDP 予測では、
「 BRICS 5カ国のうち 4カ国が GDP 上位 5位の国家となっている」
ことに気づきました。
ディーガルの予測より2025年の GDP 上位国
GDP 世界第1位 中国 GDP 17,000,000 (百万米ドル)
GDP 世界第2位 インド GDP 5,100,000 (百万米ドル)
GDP 世界第3位 ロシア GDP 4,300,000 (百万米ドル)
GDP 世界第5位 ブラジル GDP 2,800,000 (百万米ドル)Deagal List of Countries Forecast 2025
ちなみに、第4位は日本となっています。
最近知ったのですが、BRICS はさらに規模を拡大させていまして、2021年5月には、
> アルゼンチン、エジプト、インドネシア、カザフスタン、ナイジェリア、アラブ首長国連邦、サウジアラビア、セネガル、タイが BRICS メンバーに加わった。
ことが、こちらの記事に書かれてあります。
対ロシア制裁は今年 3月からでしたかね。
そして今は、もう「あっという間」に、世界の中心が移動してしまう渦中にあるようなのです。
これが止まることはもうなさそうで、そして EU とアメリカの衰退も止められないと思われます。
あくまで西側の国民である私たちは今後どうすればいいのかと。
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