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徽宗皇帝のブログ

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日本人は流浪の民となるのか
飯山一郎老人(この「老人」は敬称である。東洋では古来、老人は尊敬の対象であったのだ。)のホームページから、記事の一部を省略して転載。
まさしく、小松左京の『日本沈没』第二部として構想されていた日本人ディアスポラ(バビロン捕囚後のユダヤ人離散)が現実の話になるかもしれないということだ。これからはグローバリストの言う「世界の中の日本人」が最悪の形で実現されるわけである。

ユダヤ人や中国人(華僑のことだが)とは異なり、日本人は海外では同じ日本人同士で助け合う習慣が無い。日本政府も海外の日本人への援助などほとんどやっていない。海外で日本人が生きていくのは容易なことではないだろう。
年を取った人間なら、今更海外に出て苦労するよりは放射能を浴び、放射能汚染された食物を食いながら死ぬまでの残された日々を生きていく方を選ぶという人も多いはずだ。
そして、自分で自分の人生の選択ができる程度には成長している若い人たちは日本を脱出することもできる。
しかし、子供や幼児はどうなるのか。
親に依存しないと生きていけない子供や幼児には選択権は無いのである。そして、その親たちも、やはり家族を抱えてこれから外国で生きていくというほどの決断はなかなかできないだろう。
これから発生する放射能障害を覚悟して、この日本で生きていく、そういう選択をするしかないという人間が大半のはずである。
これは東電や政府の人間を全員死刑にしても解決する問題ではない。しかし、戦後70年に渡って、「権力者の反社会的犯罪行為に責任を取らせなかった」ことの結果が日本滅亡というこの事態となったのである。原発事故はその一端にすぎない。もちろん、日本滅亡はこれから来るのである。即死ではなく、慢性病の緩慢な死を迎えるのだ。
何度も言うが、「国民全体の幸福を目的とする新しい社会システム」を作らないかぎり、問題は何も解決しないのである。


(以下引用)


放射能は,爆発した4基の原子炉から,いまも毎日,空中に立ちのぼっている.
その量は,1日に154兆ベクレル!
連日連夜,大気中に膨大な量の放射能毒を放出する破壊された4基の原子炉!
この現場は放射能が強くて,もう人間は近づけない.
だから,もう打つ手がないのだ.
手詰まり,八方塞がりなのだ.
作業員も減るばかりだし,事態は悪化する一方だ.
しかも,再度の水蒸気爆発の危険もある.
水蒸気爆発があってもなくても,この先何十年も大量の放射能は出続ける….

最近も菅直人は,田中真紀子氏と激論になった際,
田中が,「米国人は日本から逃げているんですよ!」に対して,
菅は,「米国人なんか日本に1人もいなくなるでしょうな.場合によっては列島から
日本人が出て行かなきゃならなくなる.そうならないように努力しているんだ!」
と激高しつつ,恐ろしい情報を漏らしてしまったという. by 「週刊文春」(4/28)

「場合によっては列島から日本人が出て行かなきゃならなくなる!」
こう考えねばならないほどの情報が,官邸にはあがってきているのであろう.

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