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メモ日記「政治・社会」13

#127 良き隣人としての軍隊

同じ本からあまり度々引用するのもなんだが、『本当の戦争』という本は引用したくなるような記事が多くて困る。
第二次世界大戦では、60日間の戦闘で生き残った兵士の98パーセントが精神的負傷者になり、残る2パーセントに共通した性格は「好戦的な性格」だったと言う。つまり、長く続く戦闘はまともな人格の人間をガイキチにし、残る2パーセントは最初からガイキチ、あるいはヤクザ的性格の異常者であったということだ。こうした好戦的な性格の人間は、人を殺すことが楽しくてたまらないという「生まれつきの殺し屋」であり、全人口の2パーセント(男性の3パーセント、女性の1パーセント)がそうだという。この2パーセントが、部隊の殺した敵兵の50パーセントを仕留めている場合が多いとのことである。つまり、当たり前と言えば当たり前だが、平時ならとんでもない殺人鬼になっていた人間が、戦場では英雄となるわけである。だが、一般の兵士は、人を殺すことに大きな抵抗感があり、軍隊という組織のもっとも大事な作業は、一般人を、「平気で人を殺せる人間」に作り上げることである。つまり、軍隊とは殺人訓練をする場所であるという当たり前の事実が、この平和な日本ではまともに認識されていない。こうした組織が「良き隣人」になりうるかどうか、考えてみれば良い。もっとも、軍隊を、我々の代わりに殺人をしてくれる感謝すべき組織であると保守派の言論人が言うなら、それも一つの考えではある。

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