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徽宗皇帝のブログ

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メモ日記「政治・社会」2
#93  見えないものは存在しない

題名の言葉は二通りに解釈できる。一つは、「見えないものなどはない。あらゆるものは見える」という乱暴な言葉であり、もう一つは、「見えないものは、その見ている人間が気づかない以上、存在しないも同然である」という意味である。前者が現実にありえない内容である以上、誰でも後者の意味に解釈するだろう。しかし、大多数の人々は、この言葉が多義的であることにすら気づかないはずである。世の中にはこうした事柄が多い。まさしく、彼らにとって、見えないものは存在もしていないのと同じなのである。あらゆる社会的事象がそうであり、多くの人々は学校教育の中で学んだことを真実だと思い込んで一生を終えていく。新聞に報道されること、テレビで流される映像を真実だと思い込んで生きていく。まあ、それで幸せならばそれでいいのだが。
だが、そうした情報の中の矛盾を疑問に思い、そこに合理的な答えを見つけようという努力をするならば、見えなかったものも見えてくるものだ。たとえば、9・11事件など、アメリカ政府がテロリストの仕業だというから人々はそう信じ、アフガニスタンが悪いというからそう信じ、次はイラクが悪いというからそう信じる。しかし、そもそもそうしたテロリスト集団の存在など、誰もその正体を知らないのである。で、一連の行為によって利益を得たのは、アメリカ政府やその背後の一部の企業である。では、誰が本当の犯人か。こんなのは、子供でも分かる問題だ。でも、大人でも見えない人には見えないのである。

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