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徽宗皇帝のブログ

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「新しい仕事」の提案という下からのブラック化
「新しい仕事」を提案するのは新しい人(特に他社からスカウトされた人間)であることが多い。もちろん、「手柄」を立てて出世するためである。
その仕事を提案者がやるのはいいが、社員全体でやるのが「新しい仕事」の常なので、仕事の量はどんどん増えるのが会社の宿命である。もちろん、上の人は、新しい仕事が増えることは会社が儲かる契機だと思っているので、新しい仕事に反対することは絶対に無く、「いい提案だ。さっそくやろう」ということになる。下の者がそれに反対できるはずはない。会社はこうして労働者の地獄となっていく。
ある意味、ブラック企業は実は会社員(労働者)自身が以上のようなメカニズムで作っていく部分が大きいと思う。上からではなく、下からのブラック化である。組織の下の者が自ら仕事量を増やす提案をするなど、特攻隊員が自分から特攻を申し出るような話だ。

経営者に知能と良識があれば、下から提案される「新しい仕事」のアイデアを警戒すべきである。組織の下の人間を奴隷のように働かせることで組織が良くなるのかどうか。
耶律楚材(チンギス・ハーンの宰相)が「一利を興すは一害を除くに如かず」と喝破しているのは、「一利を興す」提案の大半が実は当人の出世のための口実でしかないことを良く知っていたからだろう。

田中圭一は政治思想はアレだが、実際に下のツィートのような行動をしていたのなら、組織人としては珍しく、理性的であったと言える。
ただし、会社にまともな労働組合があれば、そうした「新しい仕事」は組合によって「それは労働者の労働強化であり、認められない」と反対され、抑えられることになるのであるが、今や労働組合、何それ? という時代だろう。




さんがリツイート

会社が傾いて社内改革が叫ばれると、決まって新しい取り決め・会議・作業が提案される。その際にボクは「新しい仕事が増えるのなら、古い仕事で成果のないものは廃止しましょう。」と提案するが、後ろ向きな意見として却下される。結果、新しい仕事は単純にプラスされ残業





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