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キロキロとヘクト出掛けたメートルが、デシに追われてセンチミリミリ

「東洋経済オンライン」の久保朝美記者による記事の一部だが、台風のメカニズムや、近年あるいは今回の台風の特徴を分かりやすく解説していて、いい記事だと思う。長いので割愛して転載。なお、私はミリバールがヘクトパスカルに代わって以来、この種の記事に親近感を失っていたwww パスカルなんて外国人よりバールの方が使ったこともある道具で、馴染みがある。

キロは1000倍、ヘクトは100倍、デカが10倍、メートルが1倍(基本単位)、デシが10分の1、センチが100分の1、ミリが1000分の1、という「単位の基本」を子供のころにうちの親父が教えてくれたのが、今回のブログ記事タイトルである。「センチミリミリ」って何だよ、と文句を言うのではなく、調子で覚えろ、ということ。何となく「命からがら」という感じではないか。

(以下引用)


 10月9日12時現在、台風19号は大型で猛烈な勢力で、小笠原近海を北西に進んでいます。中心気圧は915ヘクトパスカル(hPa)、最大風速は秒速55メートル(m/s)、最大瞬間風速は75m/sです。次第に進路を北寄りに変えて、3連休初日の10月12日(土)から翌13日(日)にかけて、暴風域を伴い、西日本から東日本にかなり接近するでしょう。暴風域が広いので近づく前から暴風となりそうです。予報円の中心を進めば台風15号と似たコースとなり、関東に上陸するかもしれません。


 台風19号はその後、進路を北東に変えて、北日本に進む見込みです。つまり、この3連休は西日本から北日本の広い範囲で大荒れの天気が予想され、暴風、警報級の大雨、高波となる可能性があります。10月8日、JR東日本の深沢祐二社長は記者会見で、台風19号の予想が変わらなければ計画運休も含めて対応すると述べました。

台風が発達するカギ

 台風が急激に発達する要因の1つは、海の温度です。海面水温が高いほど、台風のエネルギー源である水蒸気がたっぷり補給されるので、発達します。海面水温は気温より約2カ月遅れて推移していて、実は、10月は海面水温が最も高い時期にあたります。


 台風が発達する海面水温の目安は27℃です。10月7日時点で、関東沿岸まで27℃前後となっています。さらに、近畿から関東の海面水温は、平年より2℃くらい高い状況です。


 「2℃の違いなんて大したことない」と思われるかもしれませんが、水温と気温では事情が異なります。空気に比べて水は比熱(=1グラムの物質を1℃上昇させるために必要な熱量)が大きいため、海面水温は気温よりも温度の変化が起こりにくいのです。


 同じ2℃でも、海面水温が平年より2℃高いことは、気温が2℃高いことよりずっと大きな差だと捉えてください。


 記録的な暴風を引き起こした台風15号を振り返ると、日本付近の高い海面水温によって発達しながら非常に強い勢力で関東に接近、千葉市に上陸したときにも強い勢力でした。


 台風19号も、現在の猛烈な勢力よりは弱まるものの、非常に強い勢力で日本列島に接近するおそれがあります。上陸前に予想される中心気圧は950hPa前後です。台風15号が千葉市に上陸したときの中心気圧は960hPa(速報値)なので、それと同等あるいは上回る勢力で上陸するかもしれません。


 台風19号は、関東としては史上最強クラスの台風となりそうです。

10月の台風は大雨になりやすい

 今回の台風19号は、暴風に加えて、大雨に警戒が必要です。


 というのも、10月の台風は大雨になりやすいのです。


 2017年10月23日、超大型で強い台風21号が静岡県御前崎市に上陸し、関東を通過しました。「超大型」の台風が上陸するのは、記録が残る1991年以降では初めてのことでした。


 このときは、東海や近畿を中心に500ミリを超える記録的な大雨となっています。48時間降水量は、和歌山県新宮市の新宮アメダスでは888.5ミリで、観測史上1位を記録しました。


 東北から西日本の広い範囲で、大雨により河川の氾濫や浸水、土砂災害が発生し、死者は8人、負傷者は215人でした。


 また、2013年10月16日に台風26号が関東沿岸に接近したときは、関東や東海で300ミリを超える大雨となりました。伊豆諸島の大島町では、1時間100ミリを超える猛烈な雨が数時間降り続き、24時間降水量が800ミリを超える記録的な大雨となりました。


 この台風による死者は40人、行方不明者は3人、負傷者は130人でした。15〜16日に観測された東京の24時間降水量は246.0ミリで、2000年以降では2位の記録となっています。


 2000年以降、東京の24時間降水量1位の記録は、2004年10月8~9日の270.5ミリです。これも、台風による大雨でした。


 この時期の台風が大雨をもたらす理由の1つは、前線です。


 10月の日本付近は、前線が停滞しやすい時期です。台風の湿った空気が流れ込むと、前線の活動が活発になります。台風本体の雨雲と活発な前線の雨雲により、降水量が多くなる傾向があります。前線が停滞すると雨雲が次々に発生して「線状降水帯」ができ、同じところで雨が降り続くことになるのです。


 台風本体の雨雲による大雨は台風付近がメインですが、前線による大雨は台風から離れた場所でも起こりえます。

10月も台風に注意が必要

 日本の台風の季節性を考えると、10月の台風に季節外れな印象を持つ人は少なくないかもしれません。気象庁による「台風の月別の主な経路」を見ても、8月と9月が日本列島に接近や上陸をするコースで、10月は太平洋高気圧の張り出しが弱まるために日本の東海上でカーブするか、大陸に向かうコースとなっています。


 さらに台風の平年値によると、接近数や上陸数だけでなく、発生数も8月と9月が多くて10月になると少なくなる傾向です。


 ただ、現在採用されている平年値は、1981〜2010年の30年間の平均です。実は2000〜2018年の10月について平均値を計算すると、傾向が変わってきているのです。


 2000年以降は、発生数は減っている一方、接近数は増え、上陸数は約2倍になっています。2014年10月は、台風18号と台風19号が2週連続で上陸しました。ともに上陸したのが週末だったため、運動会やイベントなどが中止になる影響がありました。










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