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徽宗皇帝のブログ

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メモ日記トゥディ「ブログと自我拡大」 10.5.19
私もその一人だが、政治についての発言や論争をなぜ人は好むのか。
それはおそらく、そうした発言をすることで、自分が大きくなったような気がするからだろう。「自分は、現実生活では無名の庶民だが、実は頭の中では世界のすべてを把握しているのだ」という気持ちのいい妄想に浸ることができるわけである。

そういう誇大妄想を全開させてくれる気持ちのいい場所がインターネットであるわけだ。

しかし、有力ブロガーになると、実際にインターネット上での発言が現実世界の世論に影響を与えることもあるので、これを必ずしも誇大妄想と一言で片付けるわけにもいかない。たとえば自公政権の転落に「きっこの日記」その他のブログが果たした役割はけっして小さなものではない。体制側も「工作員」やマスコミを動員して応戦に努めたわけだが、あえなく敗れ、ここに日本で初めての「無血革命」が成功したわけである。
つまり、「現実を動かすのは言葉である」ということだ。
無名の庶民の床屋政談でも、多くの人の賛同を集めれば、政治そのものを動かす力になっていく。現代は、そういう面白い時代である。

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