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メモ日記トゥディ「猫町遊夢の夢」 10.4.19

昨日の夢。小説の材料。

猫町遊夢という男がいて、黒服に黒い帽子、一見、ボヘミアンか犯罪者。
ある少女に、その男が接触してくる。少女は水商売の姉ともども、たいへん不幸な生活をしていたので、男の誘いを売春の勧誘でもかまわないと思って、男に会う。
猫町遊夢の家は、船の船室のようである。男は少女に、その家庭状況をいろいろ聞く。少女は話の途中で眠くなり、眠り込む。少女が目覚めると、男の姿は無く、手紙がある。
その手紙には、この家を少女とその姉に譲ること、家賃や電気代などは不要なこと、食事の材料などは、ある所から定期的に届けられることなどが書いてある。
遊夢は、その後彼女たちの前には現れない。

まあ、そういう童話的な話だが、冒頭の感じから「ロリータ」的な話を予測して読む読者が多いだろうが、実はこれは生活に苦しむ人間に「猫的生活」による救いの暗示を与えているのである。つまり「猫の恩返し」であるが、「恩返し」という人間的要素を排してある。要するに、住む家と食べる物があれば、生きていくことはできるのであり、人間の不幸の大半は、それ以上を望むところから来る、ということである。猫的な生き方も悪いものじゃない、という話だ。

猫町遊夢という名前は、なかなかいいので、そのうち書いてみるつもりだ。友人に「へしみ」というペシミスト、ブラック・ジャックに対するドクター・キリコのような人物を配することも考えている。「へしみ」は能面の悪鬼の面「へしみ(べしみ)」でもある。「へし」はやまいだれに「悪」の字だが、私のパソコンはIMEパッドが使えないので、ひらがな表記しかできない。

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