忍者ブログ

徽宗皇帝のブログ

徽宗皇帝のブログ

メモ日記トゥディ「空の皿の上に何がある?」10.6.1
鳩山政権の迷走ぶりと軌を一にして、「きっこの日記」から政治評論的発言が消えてしまったことに疑問を持っている人は多いのではないだろうか。まさか「きっこの日記」を知らない人はいないだろうから、説明抜きで話を進めるが、このブログでも何度か書いているように、自公政権を倒し、日本に「無血革命」を起こした原動力の一つがインターネットによって民衆が「マスコミ情報」ではなく「真の情報」を共有できるようになったこと、そしてそれに基づいて「真の民意」を構築できるようになったことである。
インターネットの世界では「マスコミ有名人」の発言よりも、その発言そのものの信頼性によって賛同者を集めるオピニョンリーダーの発言が重視されており、その代表がきっこ氏である。きっこ氏による自公政権の非人道的政策批判は痛烈であり、それが多くの人の賛同を得たことは間違いない。
巷間に言われるように、きっこ氏の背後に複数の書き手やアドバイザーがいたとしても、その意見が日本の変革の有益な導き手となったことは確かなのである。
だが、普天間基地問題で世間が揺れている間、「きっこの日記」は、くだらない競馬の話やら芸能界の話やら日常雑事の話やらで埋められ、きっこ氏自身の普天間問題についての考えはほとんど述べられなかった。あるいはtwitterで述べているのかもしれないが、インターネットのブログやホームページと比べて、twitterによる情報伝播力は、まだまだ小さいはずだ。
つまり、きっこ氏はこの間、政治的発言を自粛していたとしか考えられない。そうでなければ、辺野古からの情報を精力的に流し、辺野古移設に反対してきた彼女が、この肝心な時期に沈黙していた理由が分からない。
あるいは、誰かから脅迫を受け、自分や家族の生命を脅かされていたという可能性もあるだろう。そういう状況なら、沈黙しても当然である。
政治的な敵を沈黙させるには暴力が一番である。暴力の可能性を示すだけでも沈黙に追い込むことはできる。それがかつてヒトラーが突撃隊を使って政権を握った方法であり、あらゆる世界で権力が権力維持のために用いている方法である。
日本の無血革命を阻止しようとする旧体制が今後、どのような方法を用いてくるか、国民は事件、あるいは事件にも見えないような些細な現象の背後にある出来事をよく推察する必要がある。

空の皿が示すものは、その皿の上にあるべき何かが存在しないという事実である場合もあるのである。

拍手

PR

コメント

コメントを書く