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徽宗皇帝のブログ

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前沢丸山対決
昔、予備校で小論文の指導をした経験から言えば、この「テロ組織(あるいは誘拐犯)とその人質に対し、政府(通常の誘拐なら警察)はどういう対応をするのが正しいか」というのは、今年の小論文の出題にぴったりである。ただし、多くの大学では夏までに入試内容は決まっている、という話もあるからすでに遅いか。
なぜ小論文の問題として適当かと言えば、「賛否どちらでも論が立てられる」からである。死刑問題などがその好例だ。小論テストでは、結論が右か左か、ではなく、論考内容の論理性とその表現力(論の構成など)が採点基準になる。たとえば、死刑賛成論を書いてもこいつは右翼っぽいからダメ、とか、死刑否定論を書いても、こいつは左翼っぽいからダメ、とはならない(はずである)。

下の記事における議論に対しては、誰も「正解」など持っていないだろう。私も考えたことすらない。心情的には、自分から進んで危険地帯に行くアホのために何かをする必要など無い、という方に近いが、海外で自分の意思と無関係に犯罪に巻き込まれた邦人を救出するのは政府の義務だろうと思う。パスポート取得料金の一部はそれに当てられているとパスポートに明記されているらしいし。
なお、そういう危険を冒すジャーナリストがいないと世界情勢が分からない、という主張に対しては、知らなくて結構、日本は鎖国したほうが幸福になれる、と言っておくwww そもそもジャーナリストなどスポンサー次第で平気で嘘をついて世論を捻じ曲げる連中である。


(以下引用)私は前沢氏の顔が嫌いだが、写真はカットしないでおく。なお、維新議員が大嫌いであるのは今さら言うまでもないことだが、この件では主張内容自体は維新議員にやや賛成。ただし、その言い方の傲慢さと「論拠無しに相手を頭から否定している」という説法詐欺師ぶりは、やはり維新議員であり、橋下によく似ている。小論文としてなら前沢氏の勝ちだろう。





前沢友作社長 © 日刊スポーツ新聞社 前沢友作社長

ZOZOTOWN前沢友作社長が、ジャーナリスト安田純平さんを拘束していたシリアの過激派組織からの身代金要求に応じなかった日本政府の対応に疑問を呈し、日本維新の会の丸山穂高衆院議員(34)と議論を繰り広げている。


前沢氏は26日更新のツイッターで、安田さんが解放されたことについて「本当に良かった」と喜ぶとともに、「けれど忘れてはいけない。2015年1月の後藤さんと湯川さん、2004年10月の香田さん、三人とも助からなかった」と過去の例に言及。「いずれも身代金要求に日本政府は応じなかった。人命より、テロとは交渉しないという姿勢を優先した。人命<姿勢???」と疑問を投げかけた。


続けて前沢氏は「身代金を払えば、それが新たな武器購入の資金となり、テロの力を強め、さらなる被害拡大につながる。大方の人の意見がそうなことは知っている。けれども、それは近視眼的な考えだと思う。根本的なテロ問題の解決は、資金源の凍結や、武力による一掃戦略ではなく、話し合いだと思う」と持論を展開。「身代金は、そのテーブルセットのための重要なカードとして使えるのではないかと僕はいつも思う。いくら払ってでも人命第一である、そして払うなら話し合いの機会が欲しいと。そうした姿勢を日本が率先して国際社会に示し、イタチごっこになっているテロ問題解決の新たな糸口にできないものかと」との考えを示した。


丸山氏は前沢氏の一連のツイートに「この社長さんの人類史や中東の地政学すらぶっ飛ばした発想が過ぎて、驚きを隠せない。あまりにも無邪気な」と切り捨て、「ツイートでは思考の全ては分かりませんが、洞察が浅いかと。それができる立場に行くにはどのような条件があるのか、我々はどこにいるのか、そもそも有史以来の過去その発想でどうなったかが見えていないしそれに変わる新手法ですらなく。としか。炎上商法でないとは思いますがそれを疑うレベルですね」と批判した。


前沢氏は丸山氏に対し「それでは、先生はどうしたら良いとお考えですか? テロリストって誰で何が目的でどうしたらなくなりますか? そのために私たち市民にできることは何ですか? もし先生のご家族や身近な方が人質にとられても身代金は断固払いませんか?」と質問。丸山氏は「戦場で仰る『市民』に出来ることは限られています。それでも出来ることは何かというのなら、外務省海外安全HPで渡航中止や退避勧告と書かれている地域にはなるべく行かないでください。私なら仮に自分や家族が人質に取られればなおさら身代金は払いません。政府としては退避勧告を無視されても、手法に批判されても、あらゆる手段を使って邦人を救出する手立てを尽くします、それが政府の役割なので」と回答したが、これに不服の前沢氏は再び「もう一度伺います。テロをなくすにはどうしたらいいですか? 先生個人のご意見をお聞かせください。先生は、私の発言に対し、炎上商法を疑うレベルだとか、小並感だとか、小馬鹿にしたような物言いをされています。一市民である私は、一国会議員である先生からの誠意ある答えを期待しております」と呼びかけている。







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