まあ、いわゆる「商売右翼」であり、暴力団の「偽装右翼」だが、本物の右翼との区別はなかなかつけにくいだろう。街宣車など、即座に警察が逮捕してもよさそうなのにしないのは、警察もある意味同類だからだろう。愛国思想もいろいろバリエーションがある。私は政治の悪を批判することこそが愛国的行為だと思っている。
右翼や警察が敵視する共産主義など、現実社会では何の力も持っていない、単なる概念(私に言わせればファンタジー)だが、「勝共思想」的なものは社会全体にはびこっていて、支持者や支援者も多い。統一教会が「勝共連合」と同根であるのはもはや誰でも知っているだろう。商売右翼のように共産主義敵視を飯のタネにする人種のほうが、本物の共産主義者より共産主義の恩恵を蒙っているのではないかwww
「毎日、病院の前で街宣回す」
恐喝の疑いで逮捕されたのは、右翼団体「菊水国防連合」会長の田代厚容疑者(50)と、会社役員の村松昌人容疑者(51)。警視庁公安部によると、2人は、2021年6月7日、不動産売買で損失が出たことに因縁をつけて、知り合いの千葉県の医療法人理事長から、現金3000万円を脅し取った疑いがもたれている。 自称・有名コンサルタントの村松容疑者は、知り合いの理事長を連帯保証人として、都内のビルを売買したとのこと。この理事長は、村松容疑者の紹介で、右翼トップの田代容疑者とも面識はあったそうだ。ところが、このビルの取引で損失が出たという。 すると、田代容疑者が「損失が出ているから責任をとれ。こっちは1~2億円はもらっていいんだぞ。病院潰すのなんて簡単なんだぞ。毎日、病院の前で街宣回せばいいだけなんだから」と、理事長を脅したという。
「右翼を総動員させる」
「街宣回す」とは、右翼団体が、恐喝・脅迫などに用いる常套手段のこと。狙った会社・団体などの周りを、街宣車が、一日中、グルグルと走り回り、マイクを使って、大音量で、嫌がらせの文言を発し続ける訳だ。 やられた方にしてみれば、たまったものではない。しかも、ターゲットにされたのが、病人やケガ人を治療する病院となれば、そのダメージは計り知れないだろう。 さらに、田代容疑者だけではなく、村松容疑者も、理事長に迫ったという。「どうせ払わないなら右翼を総動員させる。お金以外、何もないですよ。3000(万円)なけりゃ無理。田代を怒らせて何やってんだ。支払わないととんでもないことになる。病院に街宣が来るよ。田代はやると言ったらやるよ」等々。
自宅に脅迫電話 家族にも危害の恐れ
村松容疑者自身は、右翼団体の構成員ではなかったが、右翼トップの田代容疑者の存在を”笠に着て”、大金を要求したことになる。田代容疑者自身が、このビル売買で、損失を被ったかどうかは分かっていない。 脅迫電話は自宅にかけられていた他、メッセージも残されていたという。被害者の理事長は、自分だけではなく、家族にも危害が加えられる恐れがあると思い、その日のうちに、現金3000万円を、村松容疑者の口座に振り込んだという。 実際に、街宣車が病院の周りを走り回ったかどうかは分かっていない。理事長は、同じ年の12月、警視庁調布署に相談を持ちかけ、事件が発覚した。田代容疑者が会長を務める菊水国防連合は、構成員およそ40人。 横浜市を拠点としているが、「反ロシアデー」「竹島の日」などには、都内でも、街宣活動を展開しているという。右翼団体が事件に関係していることから、公安三課などが捜査を担当。今月9日、恐喝容疑で2人を通常逮捕した。公安三課は、2人の認否を明らかにしていない。
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