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徽宗皇帝のブログ

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大麻ビール
大麻ビールの味を良くするためにアルコール分を抜く必要があるなら、結構なことではないか。
私の持論は、金儲けの一番の良策は、「中毒性のある商品(物事)」を商売にすることだ、ということで、煙草や酒に限らず、セックスもスポーツも恋愛も漫画もアニメも中毒性があるから人気があるのである。
しかし、煙草や酒は健康への悪影響が大きいから排除されつつあるわけで、大麻はそれらに比べて健康被害は少ないことは知られている。酩酊感も酒以下らしいから、カナダで解禁されたのは当然だろう。
せっかく大麻ビールを作るなら、アルコール分を入れる必要がなぜあるのだろうか。要するに、酒よりも酩酊しないからではないか。つまり、本当は大麻ビールのほうが健康的で文化的だ、ということだ。まあ、ビール=アルコールという古い考えの人間が企業代表をしている、ということだろう。





プロヴィンス・ブランズ社のカンナビスビール Photo: Courtesy of Province Brands

プロヴィンス・ブランズ社のカンナビスビール Photo: Courtesy of Province Brands


マクリーンズ(カナダ)ほか

マクリーンズ(カナダ)ほか



Text by COURRiER Japon



2018年6月、「娯楽目的の大麻使用を認める法案」がカナダで可決した。同国は世界で2番目、主要7ヵ国(G7)では初めて、娯楽目的の大麻使用を合法化する国となった。

法案はいよいよ10月17日から施行される。英紙「ガーディアン」によれば、カナダの娯楽用大麻市場は、近いうちに120億〜220億カナダドル規模になると見込まれている。

カンナビスを大規模栽培するオンタリオ州のキャノピー・グロース社は、北米で初めて株式上場した大麻関連企業となった。いまはカンナビスを使ったカクテルの開発にも勤しんでいるという。


カンナビスを栽培するキャノピー・グロース社のブルース・リントンCEO
Photo: Chris Roussakis / Bloomberg / Getty Images



この流れを受け、国内の起業家たちはこぞって「カンナビスから作ったビール」の開発に乗り出している。オンタリオ州トロントに拠点を置くスタートアップ、プロヴィンス・ブランズ社もそのひとつだ。


これまでも同様のビールは存在したが、いずれも大麦から作ったビールにカンナビス油で“香り付け”したものばかりだった。だが、プロヴィンス・ブロンズ社のドゥーマ・ウェンシュはこう語る。

「僕たちは世界で初めて、カンナビスから醸造したビール作りを目指してるんだ。実際に、茎や根っこから作ったものをね」

ウェルシュは米国マイアミ出身だが、2016年に法案がカナダ議会に提出されたと知ると、すぐにカナダに引っ越した。いまは5000万カナダドルする設備投資を回収するため、レシピの開発に精を出す。

だが、初期の試作品は「腐ったブロッコリー」のような味がしたという。これまででベストなレシピは大麦を使わず、ホップ、水、酵母、カンナビスだけを原料としたものだった。


ラトビアのTanheiser社が開発したカンナビス入りビール
Photo: Jörg Carstensen / picture alliance / Getty Images



しかし、味をよくするためにはアルコール分を抜く必要があった。カナダ誌「マクリーンズ」によれば、すでに特許も出願済みで、もし発売すれば「グルテンフリーでアルコールフリーな大麻ビール」が誕生するというわけだ。

だがウェンシュは、店頭に置いてもらうには、通常のビールと同じくらいのアルコール度数にしたいと考えている。とはいえ、リスクは自己責任だ。「朝一番に飲むものでもないし、1日に5回飲んで欲しいと思っているわけじゃない」と、彼は話す。

「アルコールの代替になるものを作って、世界を変えたい。僕のパッションはそれだけさ」

※日本の大麻取締法では大麻の所持・譲渡(購入含む)等については違法とされ、処罰の対象。海外において所持・譲渡した場合でも適用されることがある。

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