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徽宗皇帝のブログ

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投票所に足を運ぶことの意味
小田嶋氏を「小田嶋師」として尊敬している私だが,下の小田嶋師のツィートに関しては、二つ前の記事に書いたように、師と反対に私は「どちらでもない」と投票した人達の行動を評価している。

第一に、彼らが本当に、「どちらに決めたらいいか分からない」から「どちらでもない」に入れたのなら、それでいいし、自分の意に反した投票をするよりむしろ誠実な行動だと言える。そしてこれも前に書いた記事のように、彼らの投票によって「投票者数が増え、その投票の信頼性が増した」わけである。たとえば、有権者全体に占める投票者全体の割合が30%程度しか無かったら、どのような結果が出ようとも、その投票が「有権者の意志を明白に反映している」とは言い難いのではないか。それが50%を超えているなら、他県民に対して、この投票は沖縄県民の意志を明確に示した、というアピールになるだろう。
第二に、「どちらでもない」に投票した人の中には、建設業などに勤めていて、会社から「辺野古移転に賛成」に投票しろ、と命令されていた人もいるのではないか。「賛成には入れたくないが、辺野古移転で利益を得る組織に属していながら反対に入れるのもなあ」と思ったら、「どちらでもない」という選択肢を選ぶ心理もありそうな気がする。
要するに、小田嶋師も「合理的思考」に毒されているところがあり、「わざわざ投票所まで行くのなら、何か明確な意思を伝えるべきであって、『どちらでもない』に投票しても意味が無いじゃないか」と思ったのだろうが、実は意味がある、と私は思う。

ただし、NHKが投票速報のテロップで辺野古移設反対が「全投票数の7割」ではなく、「有権者数の4分の1」と書いたのは、おそらく「反対者は沖縄県民のわずか4分の1だ」と錯覚されることを狙ったものだとは思う。(小田嶋師がそのテロップへの疑念をツィートで書き、それは勘違いだ、と説明した別の人のツィートをリツィートしていたが、逆に、私は小田嶋師の最初の疑念が正しいと思うわけである。)


(以下引用)



わざわざ投票所に出かけて行って「どちらでもない」に投票する人たちが伝えようとしているのは、誰に対するどんなメッセージなのだろうか






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