電力会社でカルテルなどの不祥事が相次いでいることを受け、河野消費者担当大臣は電力会社に対応を強く求めました。

河野大臣「大変残念に思っている」 電力業界の相次ぐ不正に苦言
河野大臣「大変残念に思っている」 電力業界の相次ぐ不正に苦言© TBS NEWS DIG

河野太郎 消費者担当大臣


「カルテル、あるいは情報の不正利用といった法令違反が疑われるようなことが明るみに出たことは大変残念に思っている。そうしたことも間接的に消費者に影響が出ますので、きっちり調べて対応していただきたい」


河野大臣は、国に家庭向け規制料金の値上げを申請している東北、中国、四国、沖縄電力との会談でこのように話しました。


電力料金の値上げには、経済産業大臣が最終的に判断する前に、消費者担当大臣との協議が必要と定められていますが、大臣自らが電力会社に会い苦言を呈するのは異例のことです。


会合では、大手電力会社で顧客情報の不正閲覧や事業者向け電力販売でのカルテル疑惑などの問題が相次いでいることを受け、河野大臣が再発防止策や値上げの理由などを確認しました。