北朝鮮のロシアへの派兵は、2024年6月19日ロシアと北朝鮮間で締結された「包括的戦略パートナーシップ条約」に基づく。
本条約第四条は、「露朝いずれかが武力侵攻を受け、戦争状態になった場合、遅滞なく保有するあらゆる手段で軍事的、その他の援助を提供する」となっている。
ウクライナ軍は2024年8月上旬越境してロシア領クルスク州を圧制したのだから北朝鮮が条約にのっとってロシアに軍を投入するのは当然である。
ウクライナ軍が越境してロシア領に侵攻した。私は、プーチンは抵抗せずウクライナ軍を故意にロシア領内進行させるだろうと述べた。それはロシア軍ではなく、やがて訓練を終える北朝鮮の陸軍と空軍にロシア領に侵攻しているウクライナ軍を壊滅させる為である。
アメリカでは金正恩のロシア軍事支援はプーチンに見返りとして軍事技術を求める為と報道されているが、メディアは誘導されて見当違いの報道をしているに過ぎない。
北朝鮮はロシアの高度な軍事技術、特にICBMや核技術は今まで享受し続けてきたし、これからも続くので見返りの対象にならない。
アメリカも韓国も北朝鮮もこれから停戦中の朝鮮戦争が再開されることを知っている。
露朝包括的戦略パートナーシップ条約に基づき北朝鮮がウクライナ戦争に参戦するのだから、今度はロシアが朝鮮戦争に参戦する番である。
朝鮮戦争になって在韓米軍がロシア軍と直接戦争をすることをアメリカは最も恐れているのである。
北朝鮮のウクライナ戦争参戦を恐れるゼレンスキー大統領とバイデン大統領では恐れる世界が違うのである。
外交、軍事超ノー天気の日本には朝鮮戦争再開の準備が全く出来ていない。
「超ノー天気こそが安全の要」なのかも知れない。
私はしばしば増田俊男を「カネの亡者」と揶揄するが、彼の政治評論を軽んじる意図はまったくない。大きな政治は経済が土台であり、現実の経済とは東洋の「経世済民」とは真逆に、資本家のカネ儲けが最大の目的なのだから、カネの亡者こそ、政治の動きに敏感なのである。この現実政治のシステムを増田俊男は「資本の意思」と言っているが、なあに「資本家(DS)の意志」にすぎない。「人口削減」が堂々と語られる現代では、1億人を殺した資本家は英雄となるだろう。
下の記事の要点を一言で言えば「朝鮮戦争再開は既定路線(決定事項)」ということだ。日中戦争など、それより蓋然性は低いのではないか。
さて、韓国の人民は、このことを知っているだろうか。
(以下「増田俊男のブログ」から転載)
下の記事の要点を一言で言えば「朝鮮戦争再開は既定路線(決定事項)」ということだ。日中戦争など、それより蓋然性は低いのではないか。
さて、韓国の人民は、このことを知っているだろうか。
(以下「増田俊男のブログ」から転載)
<時事直言>北朝鮮軍ロシア派兵を最も恐れるアメリカ
PR
コメント