軍事マニアにはさぞ楽しいだろうウクライナ戦争だが、今やウクライナ国民の4分の1か3分の1くらいは他国に逃げていると言う。残っているのは、逃げるカネも手段も無い貧困層だろう。気の毒な話であるが、戦争が欧州全域に拡大する可能性もまだあるし、世界戦争に拡大する(わざわざその渦中に飛び込む、アジアの馬鹿な国があるらしい。)可能性もあるわけで、そうするとどこに逃げたらいいのか。戦争はゲームではないし娯楽でもない。
まあ、マスコミから「ウクライナは善、ロシアは悪」「ウクライナ頑張れ!」の声が小さくなっているのは結構なことである。ウクライナ戦争の真実を伝え続けたオルタナティブメディア(代替メディア)、つまりネットの功績だろう。スプートニク記事が日本でまだ読めるのは幸いだ。
なお、戦争への兵器投入のカネは税金から出て、そのカネのかなりの割合は政治家の懐に入るのである。軍事物資の横流しもある。これはすべての戦争で同じである。
兵器が無駄に消耗すればするほど喜ぶ人たちは結構多いのである。売ってカネを得ればいいのであり、売った商品がどうなろうと関係ない、というのは、売春産業を含め、資本主義の当然の理屈だ。利益になるから商品管理もするのであり、売ったあとは、むしろ商品が消耗するほうが(新しい商品の需要が生まれるから)利益なのだ。
(以下「スプートニク」から転載)
「シリアですでに失敗している」y
a専門家がウクライナで西側の戦車が役に立たない理由について解説
ロシアはすでにウクライナの戦車を3000台以上破壊している。ロシアミサイル砲兵科学アカデミーのコンスタンチン・シブコフ副学長が、トルコ紙「Aydinlik」のインタビューで、西側による戦車供与についてこのように語った。
シブコフ氏によると、ロシアは西側の戦車「M1エイブラムス」と「レオパルト2」などの新たな軍備に対して「特別な対応」はしない。また、
戦車はウクライナで適切な護衛がなされなければ使い物にならないという。
「もちろん、レオパルトやエイブラムスなどの戦車は、とてもパワフルな戦車だ。しかし、軍用機で守られず、強力な防衛システムを持たず、大砲の援助がなければ、これらの戦車はゴミのようなものだ」
同氏によれば、
レオパルトにはシリアで失敗した過去がある。
「トルコ軍は最も強く、最も経験豊富な軍隊の一つだ。しかし、シリアの『イスラム国(ロシアでは活動が禁止されている組織)』に対してレオパルトを使用したところ、多くの死傷者が出た。トルコ軍は1日でレオパルト10両を失った。ウクライナに送られるエイブラムスやレオパルトも同じ運命をたどるだろう」
記者が
米国製の「F-16」戦闘機がウクライナに供与される可能性について尋ねると、同氏はロシア軍は特別軍事作戦が開始して以来、300機以上の軍用機を破壊したと答えた。
「第一に、ウクライナにはそのような軍用機の移送に適した軍の飛行場がない。飛行場はすでに破壊されたからだ。民間の空港では、追加のインフラを構築する必要がある。第二に、こういった戦闘機は少量しか納入できない(中略)もし『F-16』が供与されたとしても、ロシアの地対空ミサイル『S-300』や『S-400』に簡単に撃ち落とされるため、状況は何も変わらないだろう」
これよりも前、スプートニクは、ロシアの新型戦車「T-14」と「T-90」が、ドイツのレオパルト戦車より
優れている点について報じた。
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