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徽宗皇帝のブログ

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目先の利益だけを追う経営が日本経済を破綻させた
「ネットゲリラ」常連投稿者の中で私が唯一尊敬するtanuki氏のコメントだが、日本の経済的衰退の分析としてかなり的を射ていると思う。もちろん、衰退の原因はそればかりではないだろうが。
それに、各企業は日本経済のために研究開発しているわけではなく、自社の利益しか頭に無いのは当然なのだから、研究開発部門を軽視したことで彼らを責めるわけにはいかない。
要するに、個別事象としては正解でも全体の解としては誤りという「合成の誤謬」であり、これを正すことができるだけの指導者が経済界にも政界にも官界にもいなかったということだ。
まあ、それでも「ユダヤ流経営学が諸悪の根源」というのは大正解だろう。それを「新自由主義経済」と言う。あるいは「焼き畑農業式経営」と言う。いや、「焼き畑式農業」は遥かにマシか。「強盗式経営」のほうがより本質を突いているだろう。


(以下引用)



あたしは資本家というか古典的な経営者はそれほど悪くないと思う。
身内にいた零細な経営者でも、従業員を抱えるときは家族ごとだから覚悟がいるとは言ってましたね。
地域経済や世代の連続性を考えて地道に経営している経営者は多くいるわけでそれだからこそ日本の会社は世界でも古い会社が多いわけです。


まあ諸悪の根源はユダヤ流の経営学です。
日本の会社の経営が悪くなりだしたのは、糞馬鹿MBAフォルダーを中枢に入れ始めたころから。
定量的にオブジェクティブに経営するのが合理的だとか抜かして、数字しか見ないと削れるものはなんでも削れとなる。
短期的なポートフォリオだけで経営効率を考えるから、世代や地域経済まで考えが回らない。だからどんどん縮小していくわけです。


八十年代の雑誌を見ればわかるが、当時あらゆる分野で日本の新製品は世界の最先端で海外からも注目されていた。
コンパクトディスクだけではない。あらゆる規格の元となる技術が日本発だった時代です。
ところが九十年代に入り研究開発部門ですら縮小の嵐。
だから中堅以上の技術者がごっそり海外に引き抜かれてしまったんですな。有機ELだけではない。日本の技術が海外に流出して日本経済を叩き壊している。
これも短期的な経営しか頭にない経営者が増えたからです。


そうそう、有機ELの基礎技術はキャノンとソニーが先行していましたが、製品化する前の知識は全部技術者と一緒に流出済みです。
これも技術者が悪いのではない。
突然解雇同然の異動を叩きつけられて台湾に行った知人が怒ってたのを思い出します。
そういう扱いをしてきて日本の技術立国は破綻しました。
膨大な国富を投入した人材育成も海外に流出です。


まあ日本は滅びますね。





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