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徽宗皇帝のブログ

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興南ベスト4進出  8.19
ブログなどというものは他人のために書くものではないはずだが、長く続けていると、他人の期待なるものを勝手に想像して、それに合わせて記事を考えるという傾向がでてくるようだ。このブログも最初は好き勝手なことを書いていたのに、最近は政治経済面の話に固定されてきたので、今後はもう少し話題を自由に広げたいと思う。まあ、今は政治的話題が乏しいということもあるが。もちろん、そういう時期こそ、水面下では政治的な策謀が活発に動いている可能性はあるが、素人には知りようもないことだ。

野球の話。興南高校が甲子園でベスト4まで勝ち進んだ。島袋投手は、圧倒的な力で相手をねじふせるというタイプではないので、プロ野球のスカウトの評価はあまり高くないのではないかと思うが、高校野球の投手としては(もしかしたらプロ野球でも)理想的である。というのは、打たれても、試合の途中で軌道修正をする能力があるため、大崩れはしない投手であり、そのため「負けにくい投手」であるからだ。もちろん、これは捕手の山川選手の力でもある。山川捕手はリード面が素晴らしい。他の選手もそれぞれ自分のポジションで力を出し切っており、個々の調子の良い悪いはあっても、どこかで誰かが力を発揮して、その結果がベスト4となったわけだ。後は、打球の速さでは高校最高レベルと思われる4番の真栄平選手の調子が上がってくれば、全国制覇、春夏2連覇も夢ではない。もちろん、疲労のたまっている島袋を2番手3番手投手が助けることも条件だ。
興南の我喜屋監督は、かつて甲子園で2回連続初戦敗退という無様な試合をし、監督としての能力を疑われたが、選手を育てる能力は高いようだ。甲子園での試合運びにも慣れてきたのか、試合采配も安心して見ていられるようになった。かつての失敗が、選手にも監督にもいい経験となったのだろう。このように失敗を自己向上のための経験にできるというのは、素晴らしいことだ。そう考えると、外部の人間が、他者の失敗について、近視眼的な考えであれこれ言うべきではないということが言えそうである。

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