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徽宗皇帝のブログ

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菅官房長官は安倍政権の象徴
菅官房長官は、まさに安倍政権の顔であり、その象徴とも言える人物だ。
その性質を一言で言えば、「鉄面皮」であり、もう一言付け加えれば「恥知らず」である。
だからこそ県民葬で「県民の敵」安倍総理の原稿を代読するという、常人なら不可能な行為もできるのだ。恥を知らない人間ほど強いものはない。だが、それは、ルース・ベネディクトの考えを流用するなら、「恥の文化」である日本の、日本人としての特質を持たないということだ。
なお、私がマスコミに望みたいのは、「菅話法」を徹底的に批判してほしいということだ。
相手の質問や批判に対し、「そのご指摘は当たらない」とだけ答えて、なぜ当たらないのかの説明は無い。つまり、質問にまったく答えないわけだ。そういう無責任の極みである人間が「政府の顔」をやっている限り、政府は悪事のやり放題であり、民主主義は成立しないだろう。
まあ、マスコミ自体、政府と同じ穴のムジナであり、菅話法のでたらめさなど重々分かっていてそれを放置しているのだろう。マスコミは政府に睨まれるのが一番怖いのだ。


(以下引用)






◆菅官房長官への罵倒が意味するもの


「嘘つき!」「帰れ!」「卑怯者!」――。


 9日に執り行われた、故・翁長雄志前沖縄県知事の県民葬で、安倍晋三首相の弔辞を代読する菅義偉官房長官には、数々の罵声が浴びせられた。


 内地の人々からすれば、「厳粛たるべき葬儀の場で、罵声を浴びせるとはなにごとか」と眉を顰めたくもなる出来事なのかもしれない。


 しかし、沖縄知事選の前後、現地を取材して感じた、「菅官房長官の沖縄での嫌われっぷり」から考えれば、あの罵声はむしろ当然の結果だった。


 現地で取材して驚いたのは、新しく知事に選出された玉城デニー氏の支持者だけでなく、とりわけ支持する先のない、いわゆる「無党派層」も、そして驚くべきことに、熱心に自民党側の候補である佐喜真淳氏を応援する人でさえも、異口同音に「菅官房長官への怨嗟の声」をあげることだった。


ハーバービジネスオンライン: 写真/時事通信社 © HARBOR BUSINESS Online 提供 写真/時事通信社

 今回の知事選で、自公両党の候補である佐喜真陣営は「対立から対話へ」を標語として戦った。その佐喜真陣営に属する、とある地方政治家は、選挙後のインタビューに「何よりの失敗は、菅さんと佐喜真候補を並べて打ち出したことですよ。熱心に自民党の応援をしている人でさえ、菅さんだけは毛嫌いするのに。菅さんこそが“対立”の象徴だから当然ですよね」と答えてくれた。


 菅義偉はこれまで、沖縄からの要望を受け付ける窓口でありながら、「ことごとく沖縄の要求を蹴る」という態度を一貫して示してきた。死の直前に翁長雄志が、政府に対して剥き出しのファイティングポーズを取ったのも無理はない。


 知事選で惨敗を喫した佐喜真陣営の選挙は、その菅義偉が取り仕切っていた。おそらく菅には「自公両党の力を結集させる技量は、俺にしかない」という自負があったのだろう。だが自分が沖縄で「対立の象徴」として受け止められている自覚に欠けていた。菅が仕切る以上、沖縄知事選での自民党の敗北は半ば必然だったのだ。


◆いまだ沖縄に真摯に向き合わない安倍政権


 しかし、あれほどまでの惨敗の後も、安倍政権は玉城新知事と対談こそすれど安倍総理は原稿を読むだけに終始し、真摯に向かい合うことを避け続けている。


 そしてその意思表示であるかのように、翁長雄志前知事の県民葬に菅義偉を総理の名代として送りこんだ。官邸とてバカではない。知事選の敗因が「菅義偉という人物」「菅義偉の選挙の下手さ」にあることは知悉(ちしつ)しているだろう。にもかかわらず菅を送るとはこれ以上ないほどの、沖縄に対するイヤガラセだと言うほかはない。


 県民葬で菅義偉に叩きつけられた「嘘つき!」「帰れ!」「卑怯者!」という言葉の一つ一つは、沖縄の人の嘘偽らざる心の声だろう。


 その心の声を、もうこれ以上、無視するわけにはいかないはずだ。


【菅野完】


1974年、奈良県生まれ。サラリーマンのかたわら、執筆活動を開始。2015年に退職し、「ハーバービジネスオンライン」にて日本会議の淵源を探る「草の根保守の蠢動」を連載。同連載をまとめた『日本会議の研究』(扶桑社新書)が第1回大宅壮一メモリアル日本ノンフィクション大賞読者賞を受賞。最近、どこよりも早く森友問題の情報を提供するメルマガが話題(https://sugano.shop/)


― なんでこんなにアホなのか ―








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