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徽宗皇帝のブログ

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軍用地地主という存在
「おきなわバカ」というブログから転載。
私も、さる記事で竹野一郎という人物のことを知って少し興味を持ったのだが、下の記事が詳しく書いている。
沖縄には、小竹野とでも言うべき軍用地地主がかなりいることは確かだが、彼らが沖縄経済に貢献していることはほとんど無いだろう。投資もしなければ消費にも貢献していないと思う。まあ、せいぜいが高級車でパチンコに行くくらいではないかwww 働いても税金が増えるだけだから働くこともない。
知恵や野心のある若者にはカネが無く、カネが不要な連中がカネを独占している。


(以下引用)一部省略。


 





 そして私には、この県庁近くの広大な土地の持ち主について、思い当たる人がいたのです。

 それは、竹野一郎という人物。

 沖縄の事情通の方であれば、名前を聞いて「あぁ!!」と思うことでしょう。

 竹野さんは、いわゆる軍用地主です。
 彼と彼の周囲の歩みについて少し触れたいと思います(※情報が散乱しているところから集めているので事実と異なることがあったらすみません)。




 戦前、今の嘉手納基地の一部は台南製糖という製糖会社の所有するサトウキビ耕作地でした。しかし沖縄戦でその土地の大部分が接収されてしまいます。
 戦後からしばらくの間は、戦中に接収された土地や新たな基地建設のために戦後接収された土地の所有者には何の補償もなく、米軍はタダで土地を使用していました。しばらく経って米軍から提案された地代が、一坪あたりコーラ一本分。
 きっとそれが大きな原因になったのでしょう。台南製糖の社長が1952年に経営から撤退し、当時の支配人であった竹野一郎の父、竹野寛才が社長に就任し、社名も沖縄製糖株式会社に変更されることとなります。

 時間が流れて1972年の復帰を迎える段階で、地代はこれまでの6倍に跳ね上がることになりました。竹野一郎も父親である竹野寛才から土地を相続し、軍用地料を得ることになったのですが・・・

 この竹野一族の土地の場所は嘉手納弾薬庫地区という、嘉手納飛行場の北に位置する土地です。




 そしてその面積というのが、なんと嘉手納基地全体の19%。嘉手納基地の1/5は竹野さんの所有地なんです!
 しかも嘉手納基地は返還の可能性が低いということで評価額も高く、必然的に地代も高くなる。

 彼の毎年受け取る地代は・・・以下を見ていただければお分かりになるかと思います。


◆2012年版全国長者番付(年収)
1 柳井正(東京)  80億円
2 元谷外志雄(石川)33億円
3 竹野一郎(沖縄) 20億円
4 倉石和明(長野) 4億円
5 小野光太郎(福井)3億8000万円



 軍用地の収入、つまり不労所得が20億円にも上るという驚愕の事実。。
 1位の柳井さんはユニクロを展開するファーストリテイリングの会長、2位の元谷さんはアパホテルグループの代表。お二人とも経営者として敏腕を奮い、血の滲むような努力をされてきたでしょう。
 それに続く3位は、不労所得者。ただひたすらグッタリする事実だと思いませんか。



こういった話を聞くと、世のほとんどの人間の働く気力が失われそうでござる

 ちなみに、資産状況についてもかつて公開されていたのでご紹介したいと思います。


◆2012年版全国長者番付(総資産)
1 柳井正(東京)   8800億円
2 鳥井信宏(兵庫)  6500億円
3 桧垣俊幸(愛媛)  3000億円
4 元谷外志雄(石川) 2200億円
5 竹野一郎(沖縄)  1200億円



 沖縄どころか全国の長者番付で5本の指に入る人物であるにも関わらず、沖縄で生活していて彼の名を聞くことはまずありません。県経済界の著名な人物の名前は連日新聞やテレビで耳にするのですが、彼の名前を聞いたことは一切、ない。

 というのも、彼は沖縄の表舞台に全く顔を出さない人物だからです。
 彼は沖縄土地住宅株式会社の代表として嘉手納の軍用地を所有し、海邦銀行、オリオンビール、大同火災の大株主ではあるのですが、自らが事業を立ち上げて資産形成を拡大するということは一切していないようなのです。言ってみれば、超絶後ろ向き経営。
 まぁ20億円も不労所得があるんだし、これで日本で3番目の高所得者なんだから何もする必要はないといえば、ないですよね。


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