忍者ブログ

徽宗皇帝のブログ

徽宗皇帝のブログ

野戦病院かアウシュビッツか
「世に倦む日々」記事の一部だが、「つくば野戦病院」のことは初めて知った。
ただし、この記事(部分)を転載するのは、必ずしもその意見に賛同してではなく、こういう事実(計画)があるという紹介(まあ少しは当ブログを読む奇特な人もいるだろうし)とメモのためだ。
と言うのは、私は「野戦病院を作るべし」という意見だからで、その意見に変わりはない。
だが、世に倦む氏が描く想像図は野戦病院ではなく、アウシュビッツのような「民族淘汰のための収容所」である。だからつくばのような都心から離れた田舎(失礼)に作るのだ、ということらしい。
まあ、安倍政権のことだから国民を秘密裏に大量処分することも考えられないではないが、普通に考えて、コロナ対策で医療崩壊の危機にある現状打開のためには通常医療とコロナ医療を分けるしかない、というのは誰でもそう思うのではないか。それとも、分けるとマズいことがあるのだろうか。面倒くさいので調べたこともないが、最近よく聞く「トリアージ」とやらも、「選別(する)」くらいの意味だろう(注)と文脈から推定しているが、ならば、最初から医療受付窓口を分けるほうが一番安全確実で効果的な方法だろう。

他のサイトで知った記事(案内のみ)だが、この記事は(世に倦む氏の意見への反証として)重要だろう。

https://www.asahi.com/amp/articles/ASN4B61NNN4BULBJ00W.html

(注)念のために調べたら、「優先順位をつける、選別する」意味のおフランス語らしい。なぜわざわざフランス語を使うのか。

トリアージ(仏: triage)とは、患者の重症度に基づいて、治療の優先度を決定して選別を行うこと。トリアージュとも言う。語源は「選別」を意味するフランス語の「triage」である。 救急事故現場において、患者の治療順位、救急搬送の順位、搬送先施設の決定など ...

(以下引用)

緊急事態宣言は、客観的に、安倍晋三が支持率維持のアピールを目的にして行った政治の性格が強い。いつもの「やってる感」の演出パターンである。本気で感染爆発を避け、医療崩壊を阻止するために打った真剣な対策だとは評価できない。一方、政府・厚労省は日本財団に手を回して、つくばの辺鄙な山の中に巨大な隔離収容施設を整備させている。日本財団の発表によると、約5万7千平方米の研究所跡地に9千床の施設を用意すると言う。9千床とは桁違いの規模だ。国内最大のベッド数の藤田医科大学病院でも1435床である。説明では、大型テントやコンテナハウスを並べるとあるから、通常の病院施設ではなく、明らかにコロナ対策に特化した臨時の大型野戦病院が企図されている。病院を一つ新設しようとすれば、病院法に基づく申請と認可の手続きがあり、複雑な書式と審査のプロセスがある。建築基準法の規制もある。開業まで何年もかかる。


日本財団が設営する不気味な大型野戦病院 - 政府は医療崩壊を想定済み_c0315619_15380908.pngそれらを全てすっ飛ばし、異次元の規制緩和でつくばの山の中に野戦病院が建つ。政府は、ここに9千人の首都圏のコロナ患者を収容する思惑なのだ。そのときは、夏だが、すでに首都圏の借り上げ諸ホテルが満杯状態になり、収容しきれなくなった大量の軽症者が自衛隊車両のピストン輸送で運び込まれるのだろう。おそらく、つくば野戦病院の敷地内には大型の遺体安置所と火葬場が併設され、1日300人ほど出るであろう死者を、感染症法30条の規定に従って24時間以内に灰にする算段なのに違いない。遺骨が自衛隊の手で家族に届けられる。首都圏の下級国民は、こうして常磐道を通って終の棲家に行き、家族にも看取られないまま死に、灰になって常磐道を帰ってくるのだ。実際の運用と管理は自衛隊の手で行われるはずで、日本財団がそれほどの医師や看護師を持っているわけでもないし、施設が稼働する7月末には日本中で医師・看護師は逼迫しきっているだろう。


日本財団が設営する不気味な大型野戦病院 - 政府は医療崩壊を想定済み_c0315619_15544197.png東京から遠く離れたつくばの野戦病院は、敷地が広く外からは様子が窺い知れない。マスコミや野党の目も届きにくい。自衛隊が管理して立入禁止だから、医療施設というよりも軍の施設である。中でどのような処置が行われているか誰も分からず、どういうトリアージが断行されるかも分からない。運び込まれる患者は、公安警察のデータベースでフラグが立っている者 - 戦前でいえば特高のブラックリストに載っている者 - もいるだろう。また、常駐する自衛官の中には生物兵器の専門担当もいるだろう。何やら森村誠一の小説世界が想像されて薄気味悪い。が、7月にこんな不気味な施設が実用投入されている頃には、東京市中も阿鼻叫喚の地獄図で、誰もつくばの山奥の出来事など注目していられない惨状になっていて不思議ではない。いずれにせよ、このような施設の計画が、緊急事態宣言と同時に国民に告知されること自体が、政府が3か月後の事態をどう想定しているかを如実に表している。


もし、安倍晋三が、緊急事態宣言の発動によって1か月後に感染拡大阻止を実現できると自信を持っているのなら、このような野戦病院の計画をわざわざ表に出す必要はあるまい。黙って粛々と準備すればいいことだ。この計画を出して見せたのは、国民に次の将来を予告するためであり、心の準備をさせ、破局の到来に対して精神的に先取りさせ、感覚を馴らすためである。病院の集中治療室だのは、庶民一般がありつける上等な医療環境ではないという認識と諦めを植え付けるためだ。憲法が国民の基本的人権を等しく保障する平和な環境が破れ、人命と人権の価値が一気に下がり、国家権力が市民の命を鷲づかみにして無造作に動かす時代に入ったことを自覚させるためだ。

拍手

PR

コメント

コメントを書く