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<転載開始>
トランプ氏がいい人なのか悪い人なのかはよく知らないですが、今の世界はトランプ氏が考えているほど単純ではない上に現実にドルは放棄されつつあるのです。
トランプ大統領がBRICSを脅迫
RT 2024/11/30
Trump threatens BRICS
米ドルに代わるものを探している者たちは「アメリカにさよならを告げることになる」と次期大統領は宣言した。
ドナルド・トランプ次期米大統領は、BRICS 諸国がドルに対抗する準備通貨を導入しようとすれば、自国の製品に 100% の関税を課すことになるだろうと警告した。トランプ氏は地政学的目標を達成するために関税を使うと繰り返し脅迫している。
「我々が傍観している間に BRICS 諸国がドルから離れようとしているという考えは終わった」とトランプ氏は11月30日、自身の Truth Social プラットフォームに書いた。
トランプ氏はさらに、BRICS 諸国に対し、共通通貨を創設せず、「強力な米ドルに代わるいかなる通貨も支持しない」と約束するよう求め、さもなければ 100%の関税を課すことになるだろうと述べた。
「彼らは別の『カモ』を探せばいい」と彼は続けた。「 BRICS が国際貿易で米ドルに取って代わる可能性はまったくなく、それを試みる国はアメリカに別れを告げるべきだ」
BRICS はこれまでブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカで構成されていたが、1月にエジプト、イラン、エチオピア、アラブ首長国連邦が加わり拡大された。この新興経済国グループへの参加に関心を示している国は他に約 30カ国ある。
現在、同グループの輪番議長国を務めるロシアは、2022年に BRICS 通貨を導入する案を浮かび上がらせた。
BRICS 首脳らは先月ロシアのカザンで開かれた首脳会議で、そうした通貨の計画を発表するまでには至らなかったが、その代わりに、西側諸国の SWIFT ネットワークと連携して機能する国境を越えた決済システムを構築し、国際貿易における現地通貨の利用を増やすことを約束した。
「 BRICS 内の協力は、ドルや他の通貨に対しても、誰かや何かに対して向けられたものではない」とクレムリンの報道官ドミトリー・ペスコフ氏は 10月に述べた。「この形式に参加する国々の利益を確保するという主な目標を追求している」
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は当時、二国間貿易決済に現地通貨を使うことは「経済発展を政治から遠ざけるのに役立つ」と述べた。
トランプ氏は、米国の貿易赤字を解消し、海外の製造業者を強制的に呼び戻し、さまざまな地政学的目標を達成するために関税を利用すると誓っている。
トランプ氏は、すべての輸入品に一律 20%の関税を課すことを提案するほか、米国への移民や麻薬の流入を減らさなければ、カナダとメキシコに 25%の追加関税を課すと脅している。
トランプ氏はまた、今週、 「中国が強力な合成オピオイドであるフェンタニルの製造業者と密輸業者への処罰を「実行に移す」まで、「中国には追加関税に加えて 10%の追加関税を課す」と宣言した。
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