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徽宗皇帝のブログ

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1794年のアメリカ(政治が私物化される前の地上の天国)
ブリア・サヴァラン「美味礼讃」上巻岩波文庫p122,p123
(筆者ブリア・サヴァランが、米国のある地主から歓待された、その時の地主の言葉)
「ごらんのとおり、この世に幸福な男がいるとすれば、わたしこそその幸福な男ですよ。あなたをめぐるすべて、あなたがわたしの家でごらんになったすべては、皆わたしの持ち物から生まれたものです。このくつ下は娘たちが編んでくれたものですし、くつだって衣服だって皆うちの羊たちからの賜物です。羊はまた菜園や家畜小屋といっしょになって、わたしのために単純でしかも身になる栄養を供給してくれます。皆さんは政府をえらくおほめになるが、それというのもコネチカットに住む何千の農夫が、皆わたしと同様に満足しているからですよ。かれらの家には、わたしの家と同様、戸締りなんてものはないんですよ。
 税だってここではほとんどないも同然です。そしてその税金さえ納めていれば、われわれはまくらを高くして眠れるんです。議会はわれわれの始めたばかりの工業をできるだけ補助してくれるし、郵便配達は東奔西走してわれわれが売りたいと思うものをさっさと片づけてくれます。わたしは長いこと現金には事かきません。わたしは最近メリケン粉を一たる24ドルで売りましたよ。
 それらのことは、皆われわれが自ら獲得してよき法律の上に置いた自由の賜物です。わたしはここに来てから太鼓の音なんか聞いたことがありません。七月四日すなわちわれわれの独立記念日のほかには、兵隊も制服も銃剣も目にすることはないのです。」

徽宗皇帝注:上記の言葉の意味するものは何か。我々が政治を本来の主人である民衆の手に取り戻せば、地上の天国は簡単に生み出せるということである。なぜなら、その地上の天国はかつて実際に存在したのだから。それは、アメリカがイギリスから独立し、民衆が自らの手で政治を行っていた短い間だけのことだった。

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