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徽宗皇帝のブログ

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「公務員退治」の桃太郎は正義の味方か?
「ゆきひろ社会科日記」というブログより。竹原阿久根市市長の独裁者ぶりを書いている。もし、この通りなら、竹原市長を応援するのもかなり問題がありそうだ。竹原市長側の言い分を聞いていると、議会や市職員が市政の寄生虫であるという印象を持つが、副市長が市職員に組合脱退を強要したという事実は、相当に問題である。世の中には組合嫌いが多いから、副市長のこの行動にむしろ快哉を叫ぶ向きも多いと思うが、組合運動によって労働者の生活水準が上げられ続けたからこそ「世界で唯一成功した社会主義国家としての日本」が存在したのである。その後、組合運動の低迷とともに、労働者の所得水準がどんどん低下していったのだ。いずれにせよ、組合からの脱退を強要し、それを承服しなければ配置転換などの報復行為を行うというのは、不当労働行為だろう。つまり、明らかな法律違反である。この副市長はそれだけで失職に値するはずだ。その背後にいるのが竹原市長であるのだから、竹原市長という人物も、やはりかなりな問題人物と言うべきだろう。
前に、竹原市長を少し持ち上げるような記事を書いたことを訂正し、お詫びする。私も「改革」のスローガンや「公務員との対決姿勢」を見せるだけで騙されてしまう水準の人間の一人であったようだ。
ただし、地方公務員の給与が民間より高いことや、ほとんど仕事らしい仕事もしない市議会議員が高給を貰っているということに関しては、すぐにでも是正しなければならないのは当然である。


(以下引用)




大阪で本当にあった面白い話。

《2005年総選挙後
小泉・竹中が主導する大増税の嵐。
高齢者保険徴収。住民税値上げ、
国保費の値上げ、年金から天引きに
各市町村では連日抗議と問い合わせでパニック状態に。

大阪府内の市でも連日窓口で抗議がありました。

ある市の窓口では市民が
『なんでこんなに上がるんや。』に
職員が
『この間の選挙誰に投票したんや』
『小泉の自民党や』
『小泉自民党と公明党が決めたことや、
わしらは決められたことをしているだけや、
腹が立つのやったら自民党・公明党と小泉に
文句をいえ、窓口で騒いでももう遅いわ』と》

職員も堪忍袋の緒が切れたとのこと。
最終責任は主権者が負わなくてはならないと言うことを
言いたかったのでしょう。

さて「改革」を御旗に。
市民は思考停止状態なっているのでしょうか。

阿久根市の市長が差別発言なんでもありで賑わかしている。
専決処分(行政用語)で議会に諮らず決定する。

この専決処分は議会に諮る時間的余裕のない時に
とりあえず執行し、その後議会の承認を得る
これがルールですが、
(議会承認を得られない場合は不信任に相当します)

人事案件も(副市長)も独断で決め
何も知らない市民には
「合法」とうそぶく。

職員給与も、予算執行も勝手に決める。
議会を開催しない。
説明しない。

これは、代議制議会民主主義を破壊するものですが
どうも最近はこのような首長に賛同する人が多いような気がします。
議会民主主義の時間がかかるのが許せないようです。

結局、判断する前に
白黒を早く、回答を早くほしい
その結果が将来にどのような影響があるかという判断が出来ない。

阿久根市の副市長は職員に組合を脱退するように要請し
脱退しない場合は配置転換を行うと報道されています。
これは憲法が保障する結社の自由を侵すものですが
堂々とそれを発言するところに恐ろしさを感じます。

この副市長、警察の裏金を告発したことで一躍有名になった人らしいですが
警察官であったのに法令を守れない人と言うことを露呈しました。
行政に携わるものは、憲法を遵守し法令に基づいて業務を執行しなくてはなりません。
法令を無視して専制政治を行うのであれば
それは独裁ですね。

このような市長を選んだ市民の皆さんは
本当にこの市長で市の活性化がもたらされると思っているのでしょうか。
私には、無法地帯の阿久根市しか思いつきません。
間違っていたらご指摘をしてください。

でもこのような議会・行政運営をうらやましく思いながら
観察している首長もいるようです。

大阪の橋下知事(口先発言で人気取り、実際は改革の名の下福祉切りまくり)
名古屋の河村市長
3者に共通するのは、議会ナンセンス。そして「改革」

簡単に改革を叫ぶ人には充分な注意が必要かと思いますが、
どうも「改革」を叫ぶ人の中身は
弱いものに対する更なる分断思考で
差別といじめで共感を得ようとしているようですが。
「囚人の中の囚人監視人」と言うところでしょうか。

市民の人が「なれ合い議会に戻るのは・・・」とのこと
なれ合いに戻すか戻さないかは
他人任せの行政・議会から脱皮することが大切と
常々思いますが。
その議会のその行政の質は
そのまま市民の質とよく言われますよ。

投票し選んだらそれから先も責任を持たなくては。
冒頭の大阪の職員の言葉が象徴的です。

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