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徽宗皇帝のブログ

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「国民の敵」の原子炉焼却
前の記事に関連する記事を「阿修羅」経由でZAKZAKから転載する。
コメントは不要だろうが、こういう事態になってもまだ原発は必要だと言う連中が世間にいるのには驚かされる。
ではお前には事故処理へのどんな対策があるのだと言われたら、そんなものは無い。そういう専門的なものを私が考える立場でもない。とりあえず、原発を推進してきた人間を、企業人、学者、政治家、地元有力者、ジャーナリストその他まとめて原子炉に放り込めばいいとしか思わない。
日本国民、そして世界の人間が大量死する前に、それだけはやるのが当然だ。


(以下引用)


東電“無計画放流”で房総沖は…恐怖の食物連鎖が始まる?(zakzak)
http://www.asyura2.com/11/genpatu8/msg/614.html
投稿者 赤かぶ 日時 2011 年 4 月 05 日 17:10:13: igsppGRN/E9PQ


東電“無計画放流”で房総沖は…恐怖の食物連鎖が始まる?
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20110405/dms1104051616023-n1.htm
2011.04.05 :夕刊フジ

 東京電力は、福島第1原子力発電所の敷地内にある高濃度の放射性物質に汚染された水の貯蔵先を確保するため、25メートルプールで二十数杯分におよぶ約1万1500トンの汚染水の海への放出を始めた。作業は4日夜に始まり、5日午前9時までの推定で約2830トンを流した。限度の約100倍の放射性ヨウ素が含まれた水は、“死の海流”となって茨城、房総沖へと南下する可能性が高い。汚染水の“無計画放出”により、近海の環境はもとより、国際社会の信用まで悪化するのは必至だ。

 とうとう、太平洋までもが東電によって放射能汚染されてしまった。東電は、より高濃度に汚染された水の貯蔵先を確保するため、「廃棄物集中処理施設」にたまっている約1万トンの低レベル汚染水を海に放出。原子炉等規制法64条に規定された「危険時の措置」に基づく、大災害を防ぐための応急措置であることを強調した。

 汚染水は1リットルあたり6300ベクレルの放射性ヨウ素を含有し、これは飲料水の摂取基準にあたる300ベクレルのおよそ21倍に相当。排水濃度では、基準値の157倍にものぼる。東電は、放射性物質を取り込んだ海産物を毎日食べ続けても、1年間に受ける放射線量は0・6ミリシーベルトで、安全基準の1ミリシーベルトを下回るうえ、海水で希釈されることからも直ちに人体に影響はないことを強調している。

 しかし、希釈されるのは、少量の汚染水が流れの強い海流によって拡散された場合の話。すでに漏出している汚染水がどこから流れ出ているかは、5日朝の時点でも不明のままで、今後も汚染水の放出が続くようなら、海流によっては、希釈どころか濃度を高めて汚染を拡大する結果にもなりかねない。

 石丸隆・東京海洋大教授(生物海洋学)は、 「海中での希釈を考慮する以上は、まずはピットからの流出のくい止めを急がなければならない。放水口付近で定点観測しているはずの海水の汚染濃度のデータ公表も(データの信頼性の検証などで)止まっている。東電は『影響が少ない』と言うだけでなく、モニタリングの結果を丁寧に公表すべきだ」と語る。

 日本分析センターの池内嘉宏理事も、「海の中で希釈され、濃度は相当薄くなる。直ちに海洋生物への影響はないのではないか」と話す一方、「長期的な生物への影響を調べるために、継続的な生態調査が必要になってくる」と指摘する。

 海流のはるか下手にあたる茨城県那珂湊漁港の関係者は、こんな懸念を示している。

 「福島近海では潮の流れが弱い日も多く、滞留した汚染水が塊となって徐々に南下すれば、移動先の海域をそのまま汚染しかねない。もともと、発電所の温排水にはプランクトンや小魚が集まりやすく、いま放出している汚染水は低温だが、冷却機能が回復した際に再び排出される温水には、魚が集まりだすことも考えられる。高い放射能に汚染された魚が周辺海域を回遊しながら、こちらに南下してくるのではないか」

 ■東電が起こした人災

 水産庁は、「汚染水は海底へ運ばれる」というが、厚生労働省は4日、茨城県北茨城市の沖合で捕れた小魚の「コウナゴ」から、1キロ当たり4080ベクレルの放射性ヨウ素131が検出されたと発表。コウナゴはイカナゴとも呼ばれプランクトンなどを食べる小魚だけに、このコウナゴを食べた大型魚から人へ、放射性物質の濃縮が進む可能性は十分考えられる。

 もはや、これは東電による人災にほかならない。もともと事故発生当初に自分の手による事態の沈静化に固執し、米軍をはじめとする外部の協力申し出をことごとく拒否した結果、最悪の状況を作り上げたのだ。

 原子力安全委員会は3月29日、東電に対し「井戸を掘る」「使わなくなったタンカーを活用する」「米軍の協力を得る」といった手法を提案。しかし、東電はこれらをすべて却下し、4号機タービン建屋をタンク代わりにして水を移す“玉突き計画”を立てた。

 しかし、4号機のタービン建屋は3号機とつながり、汚染水の貯蔵場所としては使えないことが分かり、あえなく断念。相次ぐずさんな対応で、低濃度とはいえ、自ら大量の汚染水を海に放出する事態を招いたのだ。原子炉の循環、冷却機能はいまだ復旧しておらず、今後も注水によって汚染水が増えるのは確実だ。

 東電は5日、2号機取水口付近のピットや管路の下にある石層から放射能汚染水が海に流出しているとして、硬化剤の水ガラスを注入して固める作業の準備に入った。石の隙間を埋めることで汚染水の染み出しを防ぐ狙いがあるというが、泥縄の感は否めない。

 海江田万里経済産業相は5日の記者会見で、汚染水の海への放出について「やむを得ない措置だった。今回で最後にしたい」と述べ、汚染水を敷地内に貯蔵するタンクを準備しているなどと説明した。このまま放出を続けると、あらゆる意味で取り返しのつかないことになる。






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