何か所か理解困難な部分がある(たとえば「コロナによる景気刺激策」など、どういうことだろうか。新コロへの各国の対応は景気抑制策にしかならなかったのではないか。世界的インフレの原因はほとんどが供給不足によるものだろう。その供給不足の主原因が新コロ対策による生産低下とウクライナ戦争である。)が、ある程度の情報と面白い予測があるので載せておく。まあ、来年度を予測して考察する材料である。
ついでに言えば、もう言うのもうんざりだが、「国際紛争」を「地政学」と呼ぶのはいい加減にしてほしい。学問とは関係の無い話なのだからいちいち「学」と呼ぶのは、論者の権威づけのための誇称である。あえて学問と言うなら「軍事学」の一種であるが、学問というほどの内容は無い。単に地球全体を俯瞰する視点を提唱しただけだ。地理の問題は軍事学の要素のひとつにすぎない。そして政治は軍事を包摂するから地政学とは単に「軍事を中心とした政治的考察」なのである。まあ、「地球全体を俯瞰した軍事的政治学(考察)」が地政学という妙な呼び方になっているわけだ。論者の自我肥大癖や自尊心をくすぐる言い方だから好まれるのだろう。
(以下引用)
世界のインフレの原因~経済の不安定が長期化する構造的理由
イギリスの政治経済誌
『エコノミスト(The Economist)』
をご存知でしょうか。
毎年恒例となる『エコノミスト』の『世界はこうなる(The WorldAhead』2023年版が発刊されました。
ロスチャイルド系の経済紙として有名な、この『エコノミスト』誌の表紙は、翌年を予言すると言われています。
しかし、これまでを振り返ってみると、それは予言ではなくて、
実は、新世界秩序(New World Order)による年度計画を表していることがわかるとも言われています。
2023年度版の表紙は以下のようなもの。
The Economist: The World Ahead 2023
表紙からの考察は、
世界中の研究者があれこれ予測してますので、
関心があれば他のネットを覗いてみてください。
今回、ご紹介するのはエコノミストのHP(英語版)に掲載のある、the world ahead2023の記事より、「2023年に世界的な景気後退が避けられない理由~世界は地政学、エネルギー、経済のショックで動揺している~」を要約、図解化したいと思います。
コリンズ英語辞典の編集者は、今年の言葉を「permacrisis」とすると発表しました。「永続的な難局」=permanent crisisを繋いだ造語で、「長期間にわたる不安定性」と定義されています。
この言葉に象徴されるように、2022年はロシア(プーチン)によるウクライナ侵攻により、1945年以来ヨーロッパで最大の陸上戦争、1960年以来のキューバ危機以来の核戦争リスク、1980年代以来のインフレ率を記録しました。世界は、地政学・エネルギー・経済のショックにより混乱した状況にあります。
また、コロナによる景気刺激策も、世界的なインフレの要因になっています。景気刺激策による需要増加と、戦争による供給減が重なったためです。
インフレを抑えるため、FRBを中心に各国の中央銀行は金利を上げることを発表しました。しかし依然としてインフレ率は高い状態が続いており、先の読めない状況が続いています。
ただし、この状況下でも、新たな可能性が芽吹く地域もあります。例えば湾岸諸国ではエネルギーの高騰により経済は活況を呈しています。エネルギーショックは再生可能エネルギーへの移行を促します。天然ガスやクリーンエネルギーへの移行により、より多様なエネルギーシステムが実現するとの予測もあります。
世界の経済がどうなっていくのか、このブログでも更に追求し、経済動向の予想を続けてゆきます。
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